5、6年ぶりに新しいメガネを作ることにしました。
使用中のものは、二男のメガネを作ったついでに、眼鏡店で作った簡易なもの。左目にだけ、パソコン画面を読める程度に矯正できるレンズを入れてもらったパソコン作業用で、さすがに日常生活に支障が出始めました。
ちょっと変わった眼だし、どんなメガネが良いのか不安なので、まずは眼科受診から。
「メガネを作りたいです」と言って眼科受診
仕事が休みの平日に眼科へ。どこもそうでしょうが、患者さんの多いこと!眼の病気もあるし、怪我もあるでしょう。特に緊急でもなくて申し訳ない気持ちになりつつ「メガネを作りたいです」と受付ではっきりお伝えします。
医師の前でお話する5分程度をより効率的に過ごすため、事前に行っておく検査は何が良いか、スタッフの皆さんにスムーズに判断していただけます。
診察室でもちょっと検査して「近視と、右目は遠視と乱視で視力0.3ですね~じゃあ処方箋作りましょう。」
老眼かと思っていたのですが、見えづらさは乱視のためだったようです。
私は特に変わった眼をしているので、その後のメガネ処方箋作りに時間がかかりました。
メガネ処方箋を作ってもらう
処方箋作成のため、技師さんにレンズのフィッティングをしていただいたのですが、
「この視力差だと、メガネでの矯正は難しいですね。」
「えーー!」
「コンタクトなら可能ですよ。コンタクトにした方が良いのではないでしょうか?」
「いや..お金もかかるし、メガネが欲しいんです。」
「でも完全に矯正できないですよ。どちらかの目を犠牲にして、片方だけレンズを入れることになりますよ。」
「それも困ります。左目もパソコンくらい見えないと困るんです。」
「コンタクトは普通50歳くらいまでですね。目が乾燥してくるんで..」
「じゃあ、もうそれくらいだから無理ですけど..」
「あ~..ですね...」(オイオイ!)
ちょっと煮詰まってしまったので、子どもの頃から、普段の生活は右目、超近距離は左目という生活だったこと、左をパソコン用程度にして、右目はそれにあわせ可能な程度の矯正にするとどうなるか試してほしいことなどをお伝えしました。
左右の眼の角度も変だし、注文も多かったのですが、技師さんも難しい客に一生懸命対応してくださって、何とか日常生活に支障のない矯正ができ、無事に処方箋完成しました。
眼科では気持ちをはっきり伝えたほうが良い
これは眼科に限りませんが、病院では「相手はプロなんだから、言わなくてもわかってくれるかな?」「意見を言うと生意気かな?」なんて思わない方が良いと、改めて思いました。
この年齢になると遠慮がなくなってくるので、一歩間違うと迷惑な人になってしまいそうで怖いですが、どんな目的で来ているのか、どんな症状なのか、希望は何かちゃんと伝えないと、プロとはいえエスパーじゃないですから、「私のことを全て理解してベストな提案をしてくれる」なんてことはありえません。
「無理」と言われても、こちらの希望をきちんと伝えられれば、実は可能だったということもあります。(もちろん、無理なことは無理ってこともありますが。)
フレーム選びは難しい
実は眼科提携の眼鏡店があったのですが、二男でお世話になっている眼鏡市場へ処方箋を持参しました。
使用中のメガネも、5,6年前に眼鏡市場で購入。自分で「このくらいの矯正で良いか~」とレンズを選んで作っていただきました。軽さといい丈夫さといい、ガサツな私にピッタリで、おまけにスタイリッシュ!ブルーの細いフレームもカッコイイので気に入っていました。
処方箋があるので、フレーム選びのみですが、フレーム次第で顔の印象が変わるので迷います。
メガネ歴が長いのに、細フレームの目立たない無難タイプばかり。本当は、赤の太いフレームとか、丸い形とか、チャレンジしたい!のですが、何本も作る余裕がないと、仕事でも使うので勇気がでません。
でも一度くらい、もう色々やってみても良い年なんじゃないかしら?と、思い切って「太いフレームとか、色々チャレンジしてみたいって思ってるんです!」と店員さんに相談してみました。やっぱり、遠慮がなく図々しく話せるようになっている気がする…。
あれこれ気が済むまで試させてもらいましたが、若い店員さんが正直にアドバイスしてくださいました。
「お客様は、細い目立たないフレームの方がお似合いだと思います。」
「…ですよね。自分でもつくづくそう思いました。」
「お色は、赤がお似合いだと思います。」
「はい。私もそう思います。」
色としては青が好きですが、自分の顔には渋い赤が似合うと実感。付き合ってくださって、そしてはっきり教えてくださって、本当にありがたかったです。
無事に新しいメガネをかけての帰り道。景色が良く見える!遠くの看板も、駅の電光掲示板も、自動販売機の値段も読める!もっと早く作ればよかった。
おかげさまで、眼の病気や異常も特になかった(もともと異常なのだけど)ので一安心。見えにくさの中に病気が潜んでいる可能性もあります。ある程度の年齢になったら、メガネを作る時には眼科を受診して処方箋を書いてもらう方が安心できるなと感じました。