特別大変なことが起こったのではなくても、日々ストレスは溜まっていきます。長男がLINE既読スルーとか、今週のパート忙しかったとか、雨が続いて洗濯物が乾かない!とか。
そんな日々の小さなストレスは、ちょこちょこ発散して溜め込まないように気を付けていますが、実はその発散法のために、ちょっと恥ずかしい思いをすることもあります。
ストレスを発散しつつ掃除する
ストレスを発散できるうえに、家事も片付いて一石二鳥!そんな私のストレス発散法は「掃除機かけながらシャウトする」です。
掃除機をかけながら歌を歌っているだけと言えばそうですが、鼻歌なんてかわいいものではありません。思い切り大声量でシャウトです。
掃除機を連れ歩きながら、延々とメドレーです。家中掃除機かけると息も切れてきますが、ノリノリになってるので、オンステージの気分です。
歌詞カードなんて見てられませんので、ばっちり記憶している懐メロ。今どきの曲は何度憶えても忘れてしまうのに、10代の頃に憶えた歌は出てくる出てくる。
聖子ちゃんや明菜ちゃん、きょんきょんもあるけど、演歌もあり。山口百恵、レベッカ、そして大好きな中島みゆきさん!年代以外なんの共通点もありません。
歌い始めると「次はあの歌にしよ~。あっあれも歌いたい!」と止まらなくなり、掃除終わったのに、歌が終わらず無駄にガーガーと同じところをかけてしまったりします。
歌うのが好き!聞かれるのは恥ずかしい
歌を歌うのが好きなんです。それも、腹の底から声を出して歌うのが好きです。
しかし、好きではありますが、上手いかどうかは別問題です。
小学生の頃、父の職場の家族旅行に連れていかれ、バスの中で小林幸子の「おもいで酒」を歌ったら結構ウケたし、密かに「歌手になりたい」なんて野望を抱いていたのですが、ある日「ふんふん♪」と鼻歌歌っていると、一つ違いの姉から一言
「恥ずかしいから、やめてよ!!」
なんと!私が歌うと恥ずかしいの!?(かなりショック)
それから、他の人に(家族も含め)歌を聞かれるのがなんとなく怖いというか恥ずかしいというか。学校での合唱コンクールでも、「自分の声が目立ちませんように・・・」と小さめの声で歌っていました。
多分、周りをあまり気にせず、ポ~としながら(多分外で)鼻歌歌ってた妹が恥ずかしかったのだと思います。今となっては、姉の気持ちがわかります(姉ちゃん、ごめんね~)。
大学生の頃はカラオケ全盛期で、「歌えてうれしいけど聞かれたくない!」に加えて、「場の空気を読んで選曲する」という難しい問題が発生し、そこそこストレスを感じていました。
そんな「歌いたいけど聞かれたくない」私にとって、掃除機の音でなんとなくごまかせる(自分では上手くも聞こえる)時間は、最高のステージ。しかも選曲自由!
ご近所に音が漏れると恥ずかしいし、家族に聞かれても恥ずかしいので、平日仕事休みで、更に雨の日だったりすると言うことなしです。
油断大敵
その日も、いい気分で歌って掃除をしていました。
みゆきさんメドレー歌ったし、ラストは和田アキコよ〜
♪「あの かぁ ねぇ ぅをぉぉーー ならすのは あ・な・たぁぁーー」♪
と、その時、 ドン・ドン!! と、窓から音が。
振り向くと、窓に黒い影。ドンドンと叩いてるーー!
うわぁぁぁーーー
「ほんさきさ~ん。宅急便ですっ!!」
へっ?
絶好調で歌っていたので、ピンポーンも電話も聞こえませんでした。
宅急便のお兄さんにしてみれば、出てこないけど歌声掃除機の音が聞こえるし、絶対いる。電話もでないし、そこにいるし…窓叩くしかないか…というとこでしょう。
うわぁーー恥ずかしいけど今更居留守とか無理だし、荷物受け取らなきゃだし、でも恥ずかしいーー
電話くらいは聞こえる声量にしようと、反省しました。
こうなったら、もう「ひとりカラオケ」にチャレンジするしかないわ!と決意し、実は既に1回体験してみました。
いつか機会があったら体験記を書いてみたいと思っています。その時は、よろしければお付き合いください。