小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

病院受付おばちゃんにはお手柔らかに

小さな病院で事務としてパート勤務しています。「医療事務」の資格はないのですが、診療内容が限られ、パソコン入力はできるので今のところ何とかなっています。

 

規模が小さいので、事務と言っても何でも屋ですが、やはり一番大変なのは病院の顔(?)受付での患者さんとのやり取り。

人付き合いは基本的に苦手なのに、よりによって何で受付などしているのか?と度々思いつつの3年目です。

 

受付は忍耐とエクササイズ

普段からご高齢の患者さんが多いのですが、これからの季節は風邪での受診や予防接種希望の方が急増し、てんてこ舞い。3人体制ですが立ちっぱなしです。

 

《前半》

お名前伺って(常連さんでもお名前思い出せんのです。)

保険証確認して(なぜかbag内で行方不明になる人が多い)

小走りでカルテ出しへ(電子カルテなどはありません。ちっちゃいとこなんで…)

受診理由を簡単にお伺いし(ここで長いストーリーになる人が稀に…)

 カルテを診察室に渡します。(その後のことは基本手が出せない)

 これをひたすら繰り返し…

 

《中》

「診察はいいから薬だけ出して」 (国の決まりなんで無理です。)

「まだですか(怒)」 (あと〇人です。)

「私、時間がないのよ(怒)」(順番ですので。)

「・・・」←腕組んで受付睨んでいる人 (怖いので目を合わせません。)

「わしゃ帰る(怒怒)!」 (まあまあ 次ですから。)

吹き荒れる待合室のクレームの嵐に笑顔で対応

 

《後半》

回ってきたカルテをもとにダッシュで薬を出し、速攻計算し、お会計でお呼びします。

「〇〇さん」 「・・・」

「〇〇さーん」 「・・・」

「〇・〇さーん!」(さあ腹の底から大きな声で!)

お会計とお薬の説明をします。(やっとお一人終わった!)

「実はねぇ ここもこんな風でね。やっぱりこれの薬も出していただけるかしら?」

 

わぉ!診察室で言って欲しかったぜ  →《中》の前に戻る

 

ええ、仕事ですもの、笑顔で対応。忍耐、そして小走りはもはやエクササイズです。

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ご説明時は、もはやヨガ?

うちの受付カウンターの作りの問題なのですが、低めの身長の人にご説明する時、身体を伸ばす体勢になります。結構無茶な体勢で、腹からゆっくり大きな声を出し…

これはもはやヨガじゃないか!?くっ苦しい!腰が…頼む1回でわかってくだされー!!

とか思いつつお話ししています。

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大きな声はっきりハキハキゆっくり話し、相手の動作をせかさず、

かつ、できるだけ患者さんをお待たせしないようスピーディーに、

でありつつ、最重要なことですが正確に

そして、笑顔を絶やさず、途中かかってくるどんなお電話にもスマートに対応。

 

目指して頑張りますが、そんなスーパーな人間にはまだまだ到達していません。受診される皆さまには、どうぞお手柔らかに、そしてご協力お願いしたいと思っております。

と、ここで言っても…ですね。

 

みなさんも、受診の際は、こんなバタバタおばさんもいるんだな~と、少し優しい眼差しでお願いいたします。