先日の続きで、1年ほど前に義母が入院した時の話です。
搬送された翌日には落ち着いたのですが、血圧急上昇の原因を調べるため、3日ほど入院することになりました。
幸い翌日が土曜日だったので、入院手続きのために夫と病院へ。
義父が拗ねる
義父(搬送日実家に送って帰った)に声をかけると「連れていけ」と言うので、(仕方なく)義父も一緒。
義父は耳が遠くて、一緒に看護師さんから説明を聞いても「は?」となります。
そのうえ入院の書類に必要なサイン(身元保証人)は、もはや80代の自分ではなく、仕事をしている息子(夫)のもの。
義母に対しては「年上だぞ!」と、いつも尊大な態度を取る義父は、プライドが傷つき拗ね拗ね状態に。暇を持て余し、ウロウロしたりぶつぶつ文句言ったり。
気持ちは想像できないこともないですが、正直( あ~も~ だから連れてきたくなかったのよ~ )という気持ちです。
女には男に頼みたくないものがある
3日程度ですが、入院荷物の話になりました。肌着とパジャマとタオル、洗面用具、コップなどなど・・・
「バスタオルも2、3枚あると肌かけ代わりになりますね~」とか色々義母と話していたのですが、やっと自分にもわかる話になったと割り込んでくる義父。
「コップは、うちのあそこにある!」
…それ、普段洗面所で使ってるあれですか?(ちょっと汚い)
「バスタオルも歯ブラシも、置いてる場所は知っとる!」
…それって、普段使いのちょっと古いのじゃないかな?
「パジャマは要るのか?あの引き出しのでいいんだろう? ・・続く・・」
だんだん義母の表情が微妙になっていきます。
(しかし、ここで仲間外れにすると、さらに拗ねてめんどくさいし‥)
と思っていたら、義母が
「〇〇(私)さんに頼みます。男に頼めないものもあるから…」
ちょっと恥ずかしそうな義母の表情を勝手に察して
「ん?・・そうか。」と意外とすんなり引き下がりました。(お義母さんgood job!)
もちろん下着もあるので、恥ずかしいという意味もあるのですが、義母の真意は大体こんな感じです。
・こういう時は、新しくて綺麗な持ち物が良い。
・年相応の、派手じゃない持ち物じゃないと恥ずかしい。
・あっちこっち探して、挙句「片付けが悪い」とか文句言われるのが嫌。
・「こんなのいるのか?」と、いちいち言ってきて煩わしい。
全く気にせず、ちょっと汚れて見えるコップとか、普段使いの古いバスタオルとか、頂き物の派手なパジャマ持ってきそうなので、頼めないと言うより、できることなら(うちの男には)頼みたくない。
わかりますよお義母さん! あなたの息子(夫)もそんな感じですから!!
自分のタンスが不安になった
義母の指示をメモして、義実家で荷物を用意します。コップと歯ブラシはもちろん新調。
新品のバスタオルはここの上の箱、下着はあそこの引き出しの左側の新しいもの、パジャマはあの部屋のあのタンスの・・・
バスタオルは一度洗濯した新しい上品な柄のものが5,6枚入っていました。新品の肌着も長期入院できそうなくらい。
パジャマは…この新しいの、私が何年か前にプレゼントしたのだけど、趣味じゃなかったか~(苦笑)
準備しながら、ふと不安になりました。もし私が入院したら、一体誰に頼めるのか!?
いや、その前に、私のタンスは誰かに頼めるような状態か??
義母のように、ちゃんと準備しておかないと、大変なことになる!と、慌てて古い下着やタオルやらを処分し、引き出しを綺麗に片づけました。
それが1年ほど前の話。おかげさまで無事に1年経ち、タンスのぐちゃぐちゃ感はすっかり元通りだな~と、書きながら反省しています。
ほんさき
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