小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

受診される時にお願いしたい7つのちょっとした大事なこと

マスクの下は、ほぼすっぴんの病院受付おばちゃんです。

10月も半ばになり、風邪も流行り始める時期です。また、インフルエンザの予防接種などでも、病院を受診される機会が増えてくるのではないでしょうか。

医療職ではありませんが、病院に務めている端くれとして、受診される時に気を付けていただきたいな~と感じていることを、綴ってみたいと思います。(あくまでも私見です。)

 

受診される時にお願いしたい7つのこと

1.流行の病気の兆候は受付で情報を

高い熱が出ている、激しい下痢がある、近く(職場、家族、学校)でインフルエンザの人がいるなど、流行の病気の兆候は、受付の時に情報をいただけると、念のため別室へご案内などの対応を取ることができます。

待合室で色んな人とお話した後、診察受けたらインフルエンザだった・・では、流行に一役かってしまうかもしれません。

 

2.マスクをつけてくださいね

「今までマスクなんかつけたことない!」という主義の方や、「風邪なんかひかない!」と言いつつ咳をする方に時々強く拒否されるのですが、他の患者さんの中には、抵抗力の弱い人もいらっしゃいます。

ご自分が感染源にならないように、ご協力いただきたいのです。

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3.お薬手帳と保険証を忘れずに

一緒に飲んではいけない薬があったりするので、医師は「他の病院でもらってる薬ありますか?」と質問するけれど、「はて何て名前だったかな~」ってよくある光景です。

お薬手帳を持ってきていただくと、問題解決です。こちらで出した薬も記録できます。

 

そして保険証ですが、職場が変わった、退職した、扶養に入った、75歳になったなど、都度変わりますし、収入によって負担割合が変更になる場合もあります。

もし、保険証が病院で登録していたものと変わっていたら、病院側はご本人負担の残りの金額(3割負担だったら、残り7割分の金額)を請求できなくなります。

受診の度に確認させていただくと間違いがありませんので、保険証は忘れずに。保険証が変わった時は、できれば一言教えていただけると、とても助かります。

 

4.香水、柔軟剤、化粧品などの香りに注意

病院は基本的に体調の悪い人が集まる場所です。気分が悪いうえに、他の人の強い香りで更に具合が悪くなる人もいます。

時々、受付していて、くらくらするほど強い香りの人がいますが、混んだ待合室で隣だと辛いだろうな~と思います。

病院では、おしゃれは重要項目ではないハズです。わざわざつける香りは男女問わず、避けていただきたいと思います。

 

5.お喋りは小さな声で

待合室で「あら~お久しぶり~」という場面は時々あります。他に人がいなければ、一種の社交場状態でもあまり問題ありませんが、混み具合に関わらず楽しそうなお喋りが続く場合は、「場所を変えていただきたいな」と正直思います。

病院の待合室でのお喋りは小さな声で。子どもも大人も、そして男女問わずです。

 

6.診察時の病状説明はまとめて

待ち時間が長いとイライラして舌打ちしたりする割に、ご自分の診察時は、医師相手に延々と世間話をする人が、少なからずいらっしゃいます。

待たされたら嫌なことは誰よりもお分かりのハズなんですが。

それは別としても、前もって少し状況を整理してお話いただけると助かります。

【例】

・具合が悪いのはいつ頃からか (おとといの夜から鼻水が出始めた)

・状況の経過はどんなだったか (昨日から、加えてのどが痛くなった。)

・今どんな状態か (今朝から咳も出る。熱が〇〇度ある。)

 

7.質問はできるだけ診察時に 

診察が終わり、お会計の時に「そういえば、ここも痛いんだけどなんでかしら?」といった質問をされることが、しばしばあります。

医師しかわからないことは、もう一度診察を受けて医師から答えることになります。

「診察時は、うっかり忘れてしまう」ということはよくあります。質問事項はメモするなど、できるだけ診察時に質問できるよう工夫していただけるとスムーズだと思います。

 

番外編:お電話ではお名前をフルネームで

「あ~ 7丁目の〇〇ですが、予防接種の予約が・・・」と、お電話いただくことが良くあるのですが、住所まで覚えてません。(すみません)

ご住所よりもフルネームをお願いします。同姓の人は結構いらっしゃるので、間違えると大変です。

 

 まとめ

長々と書きましたが、病院側も気を付けることは沢山あります。

 まずは、安全第一。「病院に行って、病気がうつった」なんてシャレにならないことを防ぐために、病院も受診する側もお互い気を付けなければならないと思います。

そして、ありきたりですが、やっぱり自分以外の人への思いやりですよね。

先に挙げた7つは、ちょっとしたことなのですが、実は結構大事なことだと思っています。

 

今年は特に気温の変化が激しく、体調を崩す人が多いようですので、みなさん体調管理には、くれぐれもお気を付けくださいね。