2記事連続で高齢となった親の運転について書きましたが、私も車の運転をしていません。
甘えていると言われ、慣れればできると言われても、前を見て歩いていて看板にぶつかるような視力の(単に不注意で運動神経が悪いのでしょうが)自分が運転するのは危ないと思っています。 www.honsaki.com
運転できないと大変なのは新興住宅地でも
地方都市の郊外の新興住宅地に住んでいます。開発されたのは40年ほど前(もはや「新興」とは呼べませんが)という住宅地なので、地区によっては高齢化率(65歳以上の%)が 47%!
小学校も近く、JRの駅もあり、静かで住みやすいところですが、車社会化が進み、駅前のスーパーも銀行も撤退してしまいました。
車で10分もあれば、大小さまざまなスーパーも飲食店も沢山ありますが、運転ができないと日々の買い物にも一苦労。高齢になっても運転を続けている住民が大勢います。
今の職場であるクリニックにも、杖をつき、歩行がフラフラでも、自分で車を運転して通院される患者さんが少なくありません。
タクシーを呼ぶには近距離過ぎて遠慮があるし、歩行状態が悪いからこそ歩いては通院できないのです。
そして、大変な人の大半は高齢者ですが、夫の不在の日の私も同じ状態です。
買い物は生協の宅配と、日曜日に夫に車を出してもらっての買出し。
子どもが小さい頃は、家→保育園→駅(電車)駅→職場を全て徒歩。片道、徒歩部分だけで 45分。
集団検診も、子どもサークルに行こうにも、発達障害の相談に行こうにも、車がなければ遠い!
少年野球も部活も親の送迎が必須。塾に通わせようにも送迎が必要。
介護離職後、仕事を探しても「車通勤できる人」「要普通免許」が圧倒的。
運転ができなければ生活が不便で、役立たずで、迷惑ばかりかける。自分へのダメ出しばかりで、凹みます。
コンパクトシティや自動運転車に期待してしまう
まだまだ大丈夫な80歳がいたとしても、能力に個人差があっても、一定の年齢になったら免許は一律失効となる方が良いと思っています。
どんなに能力があっても、17歳では免許が取得できないのだから。
でも、高齢の父の免許を取り上げた記事を書きましたが、今だったら難しいかもしれません。
買い物してくださっていたヘルパーさんは、当時60代後半。
いつも途中でメーターを止めて、こっそり助けてくれたタクシーの運転手さんも高齢でした。
田舎では、サービスの提供者自身が高齢者になっています。私の今住んでいる地域でさえ、そう感じます。
コンパクトシティは問題山積みなのでしょうし、自動運転車への不安もありますが、それでもなお、今よりいいんじゃないかと期待してしまいます。
運転できなくても生活しやすい町だったり、運転できなくても移動できるならば、高齢者だけでなく、子どもも、ハンデのある人も暮らしやすいのかなと思います。
もう少ししたら中学校で三者面談です。徒歩で30分。
子どもは通っているのだから頑張らないとですが、自動運転車がお迎え~なんて妄想したりしています。