小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

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中3で発表した劇のこと

前回、自分が中学3年(34年前!)の文化祭で劇に没頭したことを書きました。

「どんな劇だったか知りたいです!」とのご要望はないけれど、自己満足で書かせていただきます。よろしければお付き合いください。

自分で作ったのに、うろ覚えで、脳の衰えに焦ってます。

www.honsaki.com

 

【タイトル】 優しさは××× 

早速恥ずかし過ぎてちょっとパス!生徒会の先生が強引につけました。断じて私ではありません! 

 

【主な登場人物】

夏木くん・・新聞配達しながら学校に通う、爽やか少年。

上田くん・・いわゆる当時で言う不良少年。口数少なく突っ張っている。

石川くん・・人見知りが激しい、いつもイジられている。ほとんど喋らない。

細谷くん・・夏木くんの友達。

その他男子・・石川くんをからかって意地悪する子数人、勉強一筋の真面目くんなど。

岡本さん・・はっきりした強気な性格。上田くんがちょっと気になる。

その他女子・・このうち一人、勉強一筋の真面目女子の役が私

 

場面1 同級生の突然の死

舞台は、とある公立中学校3年A組。朝の風景はいつもと変わらない。

楽しそうにお喋りする女子。数人は勉強、上田くんはひとり。石川くんは、男子に囲まれ相変わらずイジられている。

そこへ、飛び込んでくる男子1名。衝撃のニュースを告げる。

「夏木が、交通事故で、救急車で運ばれて・・しっ死んだって!!」

突然の衝撃に、大騒ぎになるA組。

新聞配達中にトラックにはねられたと、朝の会で先生から説明がある。

泣き崩れるA組の生徒たち。上田くんだけは、呆然としたまま。

 

その日の夕方。誰もいない教室で、花を飾られた夏木くんの机で、一人うなだれている上田くん。

忘れ物を取りに戻った岡本さんが、その姿を見て、ハッとする。

 

場面2 お葬式に向かう前

 暗い空気が漂うA組だが、朝の風景はあまり変わりがない。

その日、夏木くんのお葬式に行くことになるが、ちょっと面倒だなという雰囲気。

そろそろ行こうかというところで、帰ろうとする上田くんを見咎める細谷くん。

上田くんの態度を非難する。

「お前だって、夏木と仲良かったじゃないか!悲しくないのか!?どうして行かないんだ!」

クラス中の女子も男子も一斉に、一緒に行くべきだと詰め寄るが、上田くんは帰ってしまう。

「あいつは冷たい」「なんてひどいヤツ」と、上田くんの悪口が飛び交うA組。

1人の男子が思い出したように言う。

「そう言えば、あいつ、夏木が死んだって聞いた時、涙もみせなかったよな。」

「そうだそうだ!」「あいつは人が死んでも泣きもしない、冷たいやつだ!」と非難の声が続く。

「そんなこと言わないで」と止めに入る岡本さん。

「お前、上田のこと好きなんだろ~」と冷やかされて、何も言えなくなる。

結局、上田くん抜きで、お葬式に出席することになる。

 

場面3 事故から1か月後

夏木くんの事故から1か月後のA組。以前と変わらなく見えるが、上田くんの姿はない。

朝の会で、先生が出席確認。「上田は今日も休みか~ もう1か月になるな…」

お葬式に行かないと非難された日以降、上田くんは学校を休んだままだった。

 

その日の放課後。ある女子グループが提案。

「事故から今日で1か月だし、クラスみんなでお墓参りに行こう!」

「いいね!行こう!」という声で盛り上がる中、急な提案に「えーー今から塾なのに」という生徒も(これが私)。

「上田くんを誘おう」という岡本さんの提案に、またしても不満が再燃する細谷くん。「あんな冷たい奴なんかほっとけばいい。夏木が死んでも泣きもしないヤツ」

バチーーン!!

 細谷くんに思いっきり平手打ちする岡本さん。

 「泣く、泣くって。泣くことがそんなに大事なの?涙を見せれば優しい人なの?

事故の日、上田くん放課後一人で悲しんでたよ。みんなの前で泣かなかっただけじゃない!!」

走っていってしまう岡本さん。

「なんだよ。あいつやっぱり上田のこと好きなんだぜ。」と平手打ちのショックで強がる細谷くん。

がやがやが続く中で、業を煮やして女子(私)が発言「ねえ 行くの?行かないの?私、塾があるんだけど!」

 「塾とお墓参り、どっちが大切なのよ!」「受験生なんだからしょうがないでしょう!」「お墓参りに行かないなんて冷たい!優しくない」と、あちこちで口論がおこる。

そこで突然、石川くんが立ち上がる。「ええ??石川??」とクラスから声が上がる。

「僕は暗いから、誰も仲良くしてくれないけど、上田くんは、僕がみんなにいじめられていると、助けてくれた。一人で困っている時は、声をかけてくれた。

泣くとか、お墓参り行くとかじゃなくて、優しいって、そういうことじゃないのかなって僕は思う。」

はっとするA組のみんな。みんなで急いで教室を出ていく。

 

上田くんの家の前。

全員で、一人ずつ上田くんに話しかける。(卒業式とかでする あれ)

自分たちが、言い過ぎたこと。目に見えることばかり気にしていたこと。

最後、上田くんが出てきたところに登場し、ビックリする先生。

で、そのまま先生の指揮で、みんなで合唱。

おわり

 

改めて見返すと、「え?そこ、なんでそうなる?」とか、「どこが超大作学園ドラマだよ!」とツッコミどころ満載ですが、そこは、なにしろ中学生なんで、見逃してやってください。

 

これで、中学生の頃の私が何を言いたかったのか、長くなったので、次回書きたいなと思います。長々お付き合いありがとうございました。