小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

魔法を使えそうなほど読んでいるハリーポッター

自分語りの暗めの記事が続きましたが、沢山のスター☆や、温かいコメントをいただき、ありがとうございました。

 

今まで、誰にも、ここに書いたこと全てを打ち明けたことはなかったので、読んでくださった、どなたかも存じ上げない皆さんが、私の深いところ(闇!?)を一番よく知っているという不思議な状態です。

 

 

ここ(ブログ)に書いていると、随分気持ちが楽になります。文字にするという作業が、私には合っていたのかなと思っているところです。

とりとめのないブログに、いつもお付き合いいただき、ありがとうございます。

 

 

 さて、普通ではないけれど、特別でもないパートのおばちゃんに戻って、今週のお題「読書の秋」について。

 

ハリーポッター嫌いから大好きへ

子どもの頃から本が大好きでしたが、恐らく、私が最も繰り返し読んだのは「ハリーポッター」です。

いまさら感が半端ないですが、そのストーリーもボリュームも、私には色々と丁度良く、何度読んだかわかりません。

  

それでも、最初、私はハリーポッターが嫌いでした。

新作が発売になる度にニュースになっているのを横目で見ながら、「児童文学の新作でここまで大人が熱狂するなんて、おかしいんじゃない?」などと思っていました。

 

第1作『賢者の石』が発売され、映画も上映され、話題となっていた2000年頃は、ちょっと難しい長男の育児で右往左往していた頃。

くたびれて、思考が何かにつけてマイナスに向かってしまい、世間を斜めに見てしまっていたと思います。

 

世間で話題になるものが、ことごとく嫌になるというか、ブームを毛嫌いしていたというか・・・。

ままならないことに戸惑って、ひねくれて、楽しそうに見える他人に嫉妬していました。

 

今こうして書いていて、母親のメンタルがこれではいけなかったよな~と自分でも思います。ごめんね長男!

 

そういう訳で、八つ当たり的にハリーポッターを毛嫌いしていました。

そんな中、第6巻「謎のプリンス」が発売された2006年頃、2人の育児に少し余裕ができ、学生時代の数少ない友人と会う機会がありました。

彼女の「児童文学だけど結構面白いよ」との感想を聞き、トライすることにしたのです。

 

ブックオフで購入して、読んだ感想は

「今までなんで読まなかったのよー!自分のバカーーー!」

その後、1作ずつ購入しては、子どもを寝かしつけた後魔法の世界へ。気づくと朝なんてことも一度・・。

描写が丁寧で、ストーリーも先の先まで上手く作られていて、夢中になりました。 

USJに行って、魔法を使ってみたいなんて、思っているくらいです。

 

 

繰り返し読むごとに深まるハリーポッター愛

幼少期に家庭に恵まれず、貧乏で、苦労していた主人公が、実は魔法使いで、11歳の誕生日を機に夢のような世界への扉が開かれます。

主人公が完璧じゃないところが、また良いのです。

ラストに、ハリーが自分の子どもに命名した名前の意味が、これまた泣けるのです。

 

映画も全てDVDで見ました。映画化されるとガッカリということが度々ありますが、映画は映画で、映像も綺麗で、キャストもイメージに近く、楽しめました。

ただ、どうしてもストーリーが込み入っているので、時間内に収めるために、はしょってしまっている部分もあるように感じます。もったいない・・・

 

やはり、映画を観た後でも、本を読むことを私はお勧めしたくなります。

 

先に「色々丁度良い」と書きましたが、何がかと言うと、繰り返し読むのに丁度良いのです。

一応児童文学なので、込み入っているといってもわかりやすいです。

何度も読むと、色々憶えてしまい楽しめなくなる本もあるのですが、ハリーポッターは、そこそこ描写も細かく伏線も張られていたりして、複数回読んでも新たな発見があったりします。

 

 

気持ちがくたびれて、気分転換したいけれど新しい本を読むエネルギーが足りないという時があります。

私は、新しい本だと、つい全力で読んでしまうので結構くたびれるのです。楽しいですが。

ハリーポッターは、わかっているけど面白くて、ボリュームがあるので、読み飛ばしながら異世界にしばらく行けて、丁度良いのです。

魔法を憶えて、使えそうなほど繰り返し読んでいます。(それだけ気持ちがくたびれることがあったということか・・・?)

 

 

最近では、本棚に置いてあるハリーポッターを私が引っ張り出し始めると、夫や息子がそわそわし始めます。

「お母さん・・なんか怒ってる?」

「嫌なことあったん?」

「・・・(えっ俺のせい・・・?)」

 

ほぼそんな理由ではないのですが、折角なので、心当たりがあるのなら、胸に手を当ててしばらく反省してもらいましょうか。