小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

三者面談がやってくる!思い出す母の一言

受験生(中3)の二男の三者面談が来週に迫り、志望校をどうするのかピリピリした3連休となりました。

 

家族会議開催

私は、地域に普通科高校が1校しかない田舎育ちなので、進路相談に関してはあまり役にたちません。

 

 

かといって地元民の夫が、良い相談相手かというと、これまた大いに疑問。

何しろ自分基準の夫。

「ダンナ、その情報は35年前のですぜ」

と何度か言ったけれど、なかなか頭が固いのです。

 

「お父さんが中学3年の頃は・・・」と言い出したら、話が長い夫。

「え~っと。結論として、自分と同じ高校に行けと言ってる?」

「言ってない!!」

まあね、でもね、結局そう言ってるのと同じじゃん。

 

頑固おやじ化しつつある夫と、反抗期真っ盛りの二男との家族会議なんて、進行役の身にもなってもらいたいものです。

 

黙り込む二男に、父の質問の意図を説明。日本語で話しているのに、何故か通訳が必要になります。

 

私も言ってみたい

話も一段落して、夜夫婦で再度話し合い。というか夫のグチグチが始まります。

私が努めて明るく話し合いに参加していたのが気に入らない様子。

 

「あなたは(私のこと)、受験で苦労してないから・・・」

おっ?夫よ、こちらにイライラの矛先を向けてくるか?

 

あぁん?

 高校受験の勉強なんて、普段ちゃんと勉強してればいいのよ!

勉強したくないって言って、サボって失敗したって自己責任でしょ!

それで将来苦労するんなら、苦労させればいいのよ!

 

あ?私は受験で苦労してない?

上のレベルの高校を目指すことが許されなかったのよ!

通うのにお金かかるし、滑り止めの私立受けるお金もなかったの!

 

勉強に集中できる環境があるだけで十分じゃないの?

学校から帰ったら、買い物行って、夕飯作って、片づけしなきゃならなくて、

休みの日は、3食に加えて掃除も洗濯もあって、宿題もやっとの状態だったのよ!

  

あなたが、勉強頑張ったのって苦労じゃないでしょ!自分のためでしょ!

これ以上ガタガタ言うんだったら、自分が三者面談行ってきなさーーい!!

 

 

 なんて、全部言えたらすっきりするだろうな~。

夫は、いら立っている時に言っても、ちっとも耳に入らない。聞こうとしない。

蛇のようにしつこく覚えておいて、ジワジワと、タイミング見て言おうと目論んでおります。

 

 

私が中学3年の時の三者面談では、一応まだまだ優等生の皮を被っていたので、担任からお褒めの言葉をいただいていました。

 

成績も文句なし、生活態度も文句なし!!

 

 家では劣等生でしたので、これは母に認めてもらえると、反抗期ながらも嬉しかったのです。

しかし、母の一言は

「でも先生。この子、勉強ばっかりしているんです(怒)」

え?何でそこに(怒)??

 

でも、母は真実を知りません。

姉と比べられて、いっつもため息をつかれるので、台所に行きたくなかったこと。

私が、劣等感にさいなまれ、真っ暗な部屋で、一人悩み、星に話したりしていたこと。

 

褒めてもらえるかもって、ちょっと期待した自分がバカみたいだと、苦笑いしてしまいました。 

 

それにしても、あの時の一言は事実じゃなかったけど、一度でいいから私も

「うちの子、勉強ばっかりしてるんです。」なんて

言ってみたーーい!