自分自身のことを、人付き合いが苦手で、人見知りと思っているのですが、そう言いつつ、大勢の人の前でも平気だったりします。
不特定多数の人前は平気
30代の頃、仕事でちょっとした行事の司会を仰せつかっても、別に苦にもならず、平気でした。(もちろん、入念に準備と練習はしました。)
大学生時代、同級の女子でツアー旅行にイヤイヤ 参加し、夜、旅館のイベントでカラオケ大会に出ることになった時は、大勢のお客さんの前で中島みゆきさんの「あの娘」を熱唱。緊張どころか「ちょ~気持ちいい!!」
社会人スタートは国家公務員だったのですが、公務員試験の面接でも、緊張することはありませんでした。
ペーパー試験にギリギリ(どうやらビリで)合格しましたが、「受かるわけない」と思っていたので、気楽に面接に向かいました。
当日は、むしろ、東京の人の多さと物価の高さに大いに緊張し、昼食に手が出ず、日比谷公園の売店の肉まんを食べたのでした。
まだまだ女性職員の数が少ない時代です。おじさん達 面接官がもの珍しそうに見ています。
面白がってなのか、他の受験者より若干長く色々質問してきましたが、何と思われようと構うもんかと言いたい放題 思ったことを素直に話してきました。
部屋を出ると、待機していた見知らぬ男子学生が「何と答えたら、あんなにうけるんですか??」と、青い顔をして話しかけてきたので、部屋の外まで笑い声が聞こえていたようでした。
何故か、後日、合格通知が届きました。
あなたの前では緊張する
息子の部活の保護者親睦会で、20人を前に挨拶なんかさせられたら、膝がガクガクで、汗ダラダラ。準備しているのに、声も震えて、何言ってるかわからなくなります。
家族でカラオケなんて、恥ずかしくて声も出ません。
鼻歌を誰かに聞かれるのも恥ずかしい。掃除機をお供にするか、「ひとりカラオケ」が最高です。
(1回しか行ってないけど。そう言えば、記事書いてない・・)
晴れて国家公務員になり、課に配属されると、面接官の一人が上司となりました。
都会と仕事に適応するのに精一杯で、すっかり大人しくなって、何か言われても何も言い返せなくなった私。
面白い新人は影を潜め、「こんなはずじゃなかった」と言われていました。
でも数年後、辞めると決めてからは、上司にガンガン口ごたえしていました。
その居場所、その相手に親近感を覚え、大切だと感じると、とたんに失うのが怖くなり、臆病になります。
「不特定多数の誰か」が、「あなた」に変わると、失う時を想像して怯えるのです。
私は、自分に全く自信がない。
取り繕わない自分の本当の姿は、誰からも受け入れてもらえない。
絶対に嫌われる、絶対に拒絶されるハズ。
いつか見捨てられる。愛されるはずがない。
心の奥の不安が、チラチラ顔を覗かせてしまいます。
不特定多数の人に何と思われようと構わないから、何でも書けると思ったブログも、今や大切な居場所の一つになりました。
読んでくださる人や、スター☆やブックマークをつけてくださる人、あたたかいコメントをくださる人、たくさんの大切な「あなた」一人ひとりと接していると実感し、正直に言うと、緊張しています。
ブログを始めて、3か月が経ちました。
続けてこられたのは、ぼちぼち更新の私でも、暗い記事でも、読んでくださる「あなた」のおかげです。
ありがとうございます。
緊張はしているけれど、まずは自分自身のため、勇気を出して、相変わらずの「書きたいこと書くブログ」を続けていきたいと思います。
今後も、よろしければ、ぼちぼちお付き合い頂けると幸いです。