先日の日曜日、私たちの組は、年に1回程度回ってくる、地区の公民館掃除当番。
朝9時からだけど、気が早い先輩方が10分前には開始してしまうので、15分前には到着しておかないと気まずい。
世間では「おばさん」に所属するアラフィフも、ここではまだまだ「若造」なのです。
40年前の新興住宅地の高齢化
我が家は、40年ほど前に開発された新興住宅地。元々は山だったそうです。
その頃、働き盛りで家を購入した世代の皆さんが年を重ね、場所によっては65歳以上の割合が 47%。
15年ほど前に、中古の物件を購入し引っ越してきました。
私が車の運転ができないので、JRの駅やバス停の近い住宅地を探していました。
駅前にはスーパーも銀行もあり、クリニックや歯科もあるし、薬局も、パン屋も書店も、バス停の近くは八百屋や肉屋もある。
「何て便利で住みやすいところだろう」と思い、引っ越しを決意しました。
しかし、やがてスーパーは撤退しコンビニだけになりました。
銀行の窓口は閉鎖され、ATMのみ。
薬局もパン屋も書店も、店主の高齢化で廃業されました。
八百屋も肉屋もなくなり、さびれた商店街の跡だけが残っています。
甘かったと言えばそうなのですが、予想外にちょこっと不便になりました。
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ご近所の先輩方との世代差と疎外感
引越し当初は、隣近所のお子さんと私たち夫婦が同世代。
息子たちを、孫のようにかわいがってくださる家もあれば、うるさいとお怒りになる家もありました。
実際、ボールをお庭に入れてしまったりしていたので、ご迷惑はおかけしていました。
世代は違うし、他に働く主婦がいなかったので、 組内の先輩主婦の皆さま方とはあまり打ち解けられません。
公民館でのカラオケとか、卓球とかのサークルに入れるハズもなく、井戸端会議で陰口を言われているのが聞こえたりもしました。
回覧板の回し方が気に入らないと言って、組内の会議中に、こそこそと、でも聞こえるように悪口も言われました。
公民館掃除とか、地区の草取りといった、先輩主婦の皆さまの社交場は、苦痛でしかないものの、出ないのも癪に障ります。
そこは掃除機を使うとか使わないとか、ここは雑巾がけじゃないとか、先輩方それぞれのマイルールに振り回されて、不満MAX。
とびきりの笑顔で挨拶した後は、黙々とトイレ掃除ばかりしていた時期もありました。
ちから関係は変化する アラフィフは若者
日曜日、自分がアラフィフということは、先輩方もそこそこの年齢になられたということで、
「雑巾がしぼれない」とか「しゃがめない」とか「掃除機が重たい」とか・・・
「さすが若者ね~」と言われると、ついつい重いものも運んでしまう私。
15年の間に、家も数件建て替わり、40代の住人も増えました。
いつの間にか、若い世代の中での古株になり、質問される側になり、元の世代の先輩方に頼られるようになっていました。
「あの時、こそこそ悪口言ってたじゃん」と、まあ、内心ちょっとは思いつつ、「ちから関係は変化するんだな~」と、しみじみ感じています。
でも、いくら若者と言われても、身体はきちんとアラフィフなので、まだまだ変なとこが痛い火曜日です。
ほんさき
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