小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

反抗期中学生に親バカ発言を浴びせる

二男は高校受験を控える中学3年生。反抗期中。

超マイペースな長男とは正反対で、見た目が気になるお年頃です。

お年頃の二男のコンプレックス 

野球部を引退してからは、念願の脱坊主!憧れの寝グセや前髪が気になりだしました。

ニキビらしきものを見つけ「おれ、チョコレート食べるの止める」と言い出し、せっせと洗顔に励みます。

「保湿もしないと、かえってよくないらしいよ~」というアドバイスだけは、素直に従い(反抗期のくせに)、ハトムギ美容水をパシャパシャして登校します。

 

くっきり二重でパッチリした大きな目、太い眉、鼻はちょっと低いかな~。

明るいし、優しいとこあるし、野球はそこそこ上手。

モテそうだな~(親バカ)と思うのだけど、残念ながら、まだ背が低いのです。

私も成長が遅かったし、長男は小さかったけど結局175㎝超えたし、多分そのうち伸びそうなのだけど、なかなか成長スイッチが入りません。

運動もしてるし、よく食べよく寝ている(受験生なのに!)ので、こればっかりは時を待つしかないですが、本人は相当気にしてコンプレックスになっているようです。

 

文化祭の合唱の時は、別のクラスの指揮者のY君を絶賛し、「イケメンだから、見てみ!」と二男から勧められたけど、確かに背は高かったけど、二男の方がイケメンなような…(絶賛親バカ中ですね…すみません。

 

「お母さんはあなたの方が好みなんだけど」と二男に伝えると、

「お母さんの基準がおかしいんだよ!今はY君みたいなのがイケメンなんだよ!よく見えなかったんだろ!(それ正解!)。」と、褒めてるのに反抗されてしまいました。

↓ ちょっと良く描きすぎ?(汗)右は母(私)

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 言葉は心に残るから

 私自身は、以前記事にも書いたように「チビでデブで…」と、マイナスの言葉を浴びて育ちました。

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 中学生の後半から身長が伸び始め、今は160㎝を超えています。何も特別なことはしていませんが、健康診断では「やせすぎ」と書かれてしまいます。

お母さんグループの中では、1番ではないものの、背の高い方に属しています。

それでも、心の中に「チビ」で「デブ」な自分がいて、他のお母さん方が立派で素敵な気がするのです。

授業参観などで、隣に立ったお母さんが自分より背が低いことに、その度内心ビックリするのです。

 

親の何気ない言葉でも、子どもの気持ちをえぐってしまうと、心に残ってしまうものなんだなと思います。

ほんの軽い冗談のつもりで、可愛くてからかうつもりで、ちょっと愛情表現が歪んだだけで、本気じゃない。

大人は言い訳をしますが、言われる子どもは確かめられないこともあります。

言葉だけが独り歩きして、記憶に残ってしまうこともあります。

 

例え親子であっても、言ってはいけないことは言わないようにしたい。

その一言は、道ですれ違った見知らぬ人に言えるのか?

言えないならば、家族相手にでも口に出さない努力をしたい。

 

「それでは、家族の前で緊張して話さなきゃいけなくなる」と夫に言われることもあり、議論にもなりました。

でも、私は、本人の頑張りではどうしようもない、生まれ持ったものを揶揄しないとか、人格を否定するようなことを言わない人間でありたいと思います。

相手が我が子であっても。

 

 

いつも二男の登校を見送った後、思わず「はぁ~かわいい」と口に出てしまいます(どんだけ親バカなんだか)。

先日、二男が玄関出る前に、つい「はぁ~か・・」まで出てしまい、

「あぁん??」と振り向かれたので、慌てて「かっカッコイイ!」と言い直しました(「かわいい」と言うと怒るので)。

「はぁ??それ親バカ発言!!お母さんの基準はおかしいって言ってんだろ!」と悪態をつきつつ、口の端が少し上を向いているのが、これまた可愛くて、親バカ発言を浴びせるのが癖になりそうです。