2019年1月26日土曜日の「SONGS」は、中島みゆきさんでした。
幅広い年代の人に中島みゆきさんが愛されていると言われると、嬉しくなります。
芸能人にせよ、スポーツにせよ、何かにつけて「自分は人気が出る前からファンだった」とか、「売れてからのファンは『にわかファン』だ」とか、つまらないことで自分を差別化しようとする人がいるけれど、
「このSONGSを見てから」とか、もしかして「このブログを見てから」中島みゆきさんのファンになった人がいたとしても、好きだな~と感じていることには何の違いもないと思うので、単にお仲間が増えると嬉しい。
(チケット争奪などと縁がないからでしょうけれど。)
今回の放送は「ホームにて」「蕎麦屋」「EAST ASIA」の3曲のライブ映像でした。
ちょっと気を抜いて見ていたので、「ホームにて」に、やられました。
歌が目にしみる。
泣いていないのに、ぽろぽろぽろぽろ涙がこぼれ落ちて、「あぁ漫画みたいにぽろぽろと涙が出ることってあるんだな」なんて、冷めた目で眺める自分もいたりして。
こんなに涙腺が崩壊したのは久しぶり。
また繰り返された、悲しいニュースを見たせいかもしれないし、単に年齢を重ねて涙腺のしまりが悪くなっただけかもしれない。
私の勝手なイメージだけど「ホームにて」の主人公は、 故郷を離れた土地で何事もないように暮らしながら、
「もう嫌だ、もう帰りたい」なんて心の中ではいつも弱音を吐いて、
あんまりかっこよくなくて、
何だか世の中は理不尽で、ヤなことばっかりな気がしていて、
ちっとも理想の大人じゃなくて、お手本でもなくて、
子どもの頃のなりたかった自分でもなくて、
どこにでもいそうな、私でもある、誰か。
中島みゆきさんの歌は、「それでもまあ、いいじゃないの」って言いながら付き合ってくれるような温かさを感じて、沁みるのです。
この歌の「ふるさと」は温かい思い出。立ち返る場所で、心の中にある支え。
帰りたいけど、帰らない。
心の中にあるだけで、毎日ぶつくさ言いながらも多分頑張れる。
今日もまだ仕事中ちょっと目がしょぼしょぼ。筋肉だけじゃなく、あちこち回復が遅くなってきています。
でも、気分は何だかすっきりなので、明日からもまた頑張ろう!
ほんさき
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