日曜日の午後、珍しく一人暮らし中の長男から電話がかかってきました。
大学生が日曜日の昼間に母親に電話・・・はい、ロクなことではありません。
新電力*1の代理店が勧誘にやってきた
息子によると・・・
後期試験最後の追い込み時期の日曜日、部屋にやってきた若い営業マン。
「〇〇電」からの委託で来ました~(シュパッと名刺を出す)。
ちょっとこの辺の調査に回ってます。「電気使用料のお知らせ」とか見せてもらえますか?
はいはい。(えー!見せたの?)
新電力の「〇〇電」にすると、いくら使っても料金一律ですよ。しかも、家電修理の無料サービスもついてます!・・(延々弾丸営業トーーク)・・じゃ、ここに電話番号とか、メールアドレス書いてもらえますか~?
はい。ここですね。(こらー書くなーー!)
30分後に、お客様サポートから確認の電話がありますから~。では~(爽やかに立ち去る)。
・・・ ん?大丈夫かこれ?一応お母さんに話しておこうかな。←イマココ
ギリギリで契約せずに事なきを得る
あぁぁーーツッコミどころ満載です!!
「どう思う?怪しいとこかな??」なんて疑問は、ピンポン鳴った時に抱きなさいよ!
正直、怪しい会社かどうかは調べないとわかりませんが、ゆっくり調べる時間がないし、「やめときなさい」と言おうと思いました。
しかし、学生とはいえ、もう成人です。「これは〇、これはダメ」なんて、一から十まで親が指示するのもどうだろう。
「お母さんも、調べないとわからないよ。
よく調べて、本当にそこが良いと思ったら、その電力会社にしてもいいかもしれない。
でも、トラブルがあった時に、自分で解決できるかどうかも考えてみて。」
と、ちょっとだけ突き放してみました。
「調べてもいないし、よくわかってないし、今回は断ることにする。」と長男が判断し、
「凄まれるとか、ややこしいことになったら連絡しなよ~」と言って電話を切った後、すぐにお客様サポートから電話があったようです。
今回は、その電話ではっきりお断りし、事なきを得ました。
でも、先に知らせていた情報だけで、申し込んだ扱いになっていたとのこと。
解約料が0円の会社だったのでこれで済みましたが、危ないところでした。
大切なのは相談できる関係であり続けること
その営業マンが持ってきたチラシを元に、よく調べてみると、全国展開されている会社(怪しくはなさそう)。
しかし、月額使用料が1万円を超えている場合はお得になるけれど、それ以下ならかえって割高になることが判明!
学生の一人暮らしで、電気料金が月に1万円超えるわけがない!!(しかもオール電化の場合は対象外)
家電の修理無料って、アパートについてる家電の修理は大家さんだし!
よくも私の息子をカモにしてくれたわね!(怒怒怒)
しかーし、美味しそうなカモに育てた親にも責任があります。
訪問してくる人は相手にしちゃいけないとか
電話番号やメールアドレスは教えないとか
調べる余裕もなく、すぐ決めさせるところは断るとか・・
一人暮らしに備えて、色々教え込んだハズでしたが、足りなかったか・・・
今後、手を変え品を変えやってくる輩について、全てを教え込むことは不可能です。
大切なのは、まずは相談しようと思ってもらえる関係であること。
「だから言ったじゃん!なんでそこで××するのよー!何やってんのよー!」
なんて、言いたいことは山ほどありますが、言ってしまったら、次から相談したくなくなりますよね。
我慢です。
それにしても、次から次へと心配の種はつきません。
けれど、そのうち立場は逆になり、私も「一度息子たちに相談してからにしますわ~」なんて言うおばあちゃんになるんだろうな~。
自分の老後の安心のためにも、息子たちよ、煮ても焼いても食えないような、たくましいヤツになっておくれ~。
*1:新規参入した電力会社