小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

大学受験に付き添ったけれど初回は役立たずな母でした

いよいよ来週月曜日から、各国公立大学の個別試験が始まりますね。

自分自身の受験時と違い、遠方の場合は、保護者が受験に付き添うのも珍しくなくなりました。

30年以上前(!)と比べてはいけませんね。

現在大学1年生の長男は1浪しているので、私も2回経験したのですが、見事に役立たずだった初回(2年前)の思い出話です。

完全に 準備不足 

当時、保護者が受験に付き添うなんて考えてもいなかったうえ、センター試験で盛大にコケて志望校も急遽変更し、完全に準備不足だった我が家。

高校の三者面談で、先生から「できれば保護者が付き添ってください」と言われ、

えっ?今どきって保護者付き添いが当たり前なの?と、慌てて準備開始。

便利が良いホテルの「受験生用コース」は既に予約でいっぱい。毎日パソコンとにらめっこで、シングル2室を何とか確保。

実は、試験日にもしっかり仕事を入れていたのですが、「頼むから交代して、行ってきて!」と、同僚が、驚きつつも快く送り出してくれたのでした。

そう言えば 方向音痴 

前日午後に現地入りし、まずは駅近くのホテルに荷物を預けて、バスで試験会場の下見。

バス停も時刻表も調査済みだし、会場の地図もプリントアウトしてきたし、準備バッチリと思っていたのに、駅近くのホテルにたどり着けない私。

「ねえ、こっちだと思うよ」と、結局長男に導かれて、ホテルに到着できました。

(長男は何故か方向感覚が良いのですが、長男によると、私の感覚の悪さがだそうです。)

その後の下見などのスケジュールは全て、方向音痴の私を長男が引率していました。

 あれ?私は何をしに来たのかしら? という思いが胸をかすめます。

 

f:id:honsaki:20190219143522p:plain

結局は 役立たず

試験当日の昼食を、当日朝買えない場合に備えて、前夜コンビニでパンなど買おうと思ったら、意外と置いていなくて、

当日朝も、早過ぎてあまり食べ物がなくて、結局菓子パンくらいしか用意できず、

夜、不安がってるかな~と思って、部屋で話そうとしたら「勉強するから・・」と追い出され、

朝、張り切って起こしに行ったら、私より早く準備できていて、

大学行きの臨時バスはギュウギュウだったので、保護者が乗ったら迷惑だわ~と、駅でお見送り。

「頑張ってね!」と言ったら、「ちゃんとホテルに帰れる?」と逆に心配される始末。

  あぁ、役立たずな母でごめんよ~  むしろ足手まとい・・

 

朝8時過ぎから一人ぼっちになり、折角だからと、美術館などのあるエリアに向かって歩いていたら、街中で迷子になり(なぜだろう?)ようやくたどり着いた市立図書館で一日過ごしていたのでした。

 長男が、思っていたよりもしっかりしていて、自分が、思っているよりできないヤツで、嬉しいようでいて情けない複雑な気持ちでした。

  

でも、そう言えば、1点だけお役に立てたかも。

当日の朝食のバイキングは、受験生親子でいっぱい。(受験生用に、特別に早く朝食を提供してくれました。)

空いているテーブルが無く、固まっている長男。

でも、そこは、ほら、母は年の分だけお顔の皮が厚くなっているのですよ。

「おはようございま~す♪ ここ、相席させてもらえますか~?♪」

「あらっお荷物、ごめんなさいね~」と避けていただき、ちゃっかり席を確保しました。

長男一人だったら、きっと「もういいや」と、朝ごはんを諦めていたかも。役に立ったよね。たぶん・・・? 

 

実は、初回はセンター試験の結果があまりにも悪く、個別試験での挽回は正直難しいと思いつつの受験でした。

2回目も、付き添いましたが、部屋探しなどやること色々で忙しかったです。でも、それも結局役立たずだったのだけど、それはまた、いつか書きたいと思います。