日差しが暖かく春らしい日が多くなってきましたが、時々寒の戻りもあり、不安定な天気が続きます。
春は、生活も気候もとにかく変化が激しく、落ち着かない季節ですね。
寒さが苦手なので、春が来るのは嬉しい。
空の色も柔らかくなり、花が開き始め、新しい出会いにもウキウキします。
しかし、私にとって春は恐怖の「めまい」の季節でもあります。
学生時代から、季節の変わり目の春と秋は、しばしばめまいが起こります。
台風が近づく時なども危険ですが、気候の変化は春の方が激しいように感じられます。めまいの頻度も、春の方が圧倒的に多い。
独身時代は環境の変化から、結婚後は家族のライフイベント関係の忙しさから、春は疲労が溜まりやすいという面もあるのでしょう。
大学生になりたての時は、しょっぱなの健康診断の途中で点滴沙汰。
社会人一年生の時は、慣れないラッシュの中冷や汗が出始め、ギュウギュウだったはずなのに、私の周りから サ――ッと人がいなくなってびっくり(あら、まだ乗車余裕あるのね)。
結婚後も、1,2年に1度ほど、目の前が突然グルグル回りだし、立っていられなくなる「回転性めまい」を起こしていました。
それでも、子どもが産まれるまでは、布団の中で目をつぶり、グルグルに耐えていればよかったのです。
子どもが産まれると、休みたい時に休めなくなります。
実親は高齢かつ遠方で全く頼れず、
義実家はとても親切だけれど、神経質だったり、清潔面で不安があったりで、その頃の私は子どもを任せることができず、
夫は仕事が忙しく・・・
めまいの頻度が増えていきました。
加えて自分の仕事、二男の出産、実親の介護問題・・・
一旦激しいめまいを起こしてしまうと、2日ほどは長く立っていられなくなり、這って移動。吐き気が激しく、食べ物も水分も受け付けられなくなります。
二男が6ヶ月くらいの頃、泣く二男を抱えながら点滴を打ってもらい、胃液を吐くビニールを傍らに、オムツ交換をしたこともありました。(汚い話でごめんなさい)
ある時、夫に何とか早退してもらい、病院に行くと、医師から一言。
「 過 労 ですね。」
その後、夫が私にぼそりと一言「『奥さん、過労ですね』って、オレが怒られたみたい。」
「へ?そこ?気にするのは、そこじゃないだろー!」
まあ、仕方ないんだけどさ。
「自分は大変だったのよ」自慢ではないのです。
「自分は、それでも育児頑張ったのよ、あなたも頑張りなさいよ!」なんて全く思いません。
這いながら、吐きながらのオムツ交換なんて、しないですむ方が断然いい。
実親の年齢や病気などで全く頼ることができず、
夫も同僚の時短勤務の肩代わりはしても、育児のためには帰れなかったけれど、(これはちょっとムッとしたけど)
でも、何よりも、自分自身が他人に頼りきれなかったことが要因なのです。
育児に奮闘されるお父さんお母さん方は、人手でも道具でも、頼れるもの総動員して、睡眠確保してほしいなと思います。
子どもたちに徐々に手がかからなくなると、めまいは減りましたが、調子に乗って夜更かしを続けると、グルグルし始めます。
夜更かしせずに、春はできるだけタップリ眠って、変化を楽しめる体でいられるように気をつけたいと思います。
でも、困ったことに、ブログ訪問が楽しいんですよね。
ほんさき