雨は通勤をいっそう憂鬱にさせる。通勤に徒歩の部分があればなおのこと。お題は「雨の日の楽しみ方」だけど。
「もう歩き出さなければ、あの電車に間に合わない」という、まさにそのタイミングで雨足が強くなってきた気がする。
駅への最短距離を進むため国道を渡る。横断歩道は交通量に比例して大きな水溜り。精一杯よけても靴が少しずつ濡れてくる。
走ってスピードを上げたいけれど、アスファルトも側溝の蓋も、微妙なバランスのずれでつるつる滑って、危ないったらありゃしない。
息子達が保育園の頃の通勤は、徒歩部分だけで片道45分。疲労困憊の日々だった。
家→保育園:15~20分(大人だけなら10分)
保育園→駅(電車):15分
駅→職場:15分
懐かしく胸がキュッとなる思い出の道もある。
雨が降っている朝は、いつも以上に目まぐるしい。
「トーマスのレインコート着るよ!この間買った長ぐつはけるよ!!」と息子のテンションをあげて出発する。
傘をようやく持てるようになった頃は「自分で持つ」と言ってきかず、でも真っ直ぐに持てなくて、見つからないように支えて歩いた。
帰り道ならば、自分が濡れても「まあ、いいか~」と思えるけれど、今から電車に乗って、職場に着いたら、今日はすぐ打合せで、その後あれやってこれやって・・・と考えると、びしょびしょは辛い。
アジサイの花を眺めて、息子と笑い合いながら、内心は「あぁ~もう少し早く歩いてくれないかな~。今日も駅までダッシュだな~。」と思ってしまう。
荷物をこれ以上増やせないから、靴はそのままで打合せに行きたい。でも、仕事用の服装に長ぐつはちょっといただけない。
午後からは外出だけど、晴れそうだし、長ぐつは恥ずかしいかも。
パンプスだと、あの交差点の水溜りでアウトだな。
買ったばかりの長ぐつが嬉しくて、つい水溜りを歩く息子。はねで隣を歩く私のズボンのすそは濡れてくる。
息子と保育園用の荷物が濡れないように気をつけていたら、通勤用のバッグがびしょびしょになってしまうので、ユ〇クロの袋(結構丈夫)をバッグにかぶせる。
1日だけなら頑張れるけど、梅雨は毎日毎日こんな登園&通勤模様。明日どの靴履いていこう・・と憂鬱になる。
そんな日々の中、通〇生活で出会ったのが「キサスポーツ晴雨兼用ブーツ」 。それからずっと私の相棒となった。
〇透湿撥水機能で水をはじくけれど蒸れない。
〇吸湿・速乾・消臭機能付きのインナーメッシュ素材で快適。
〇多少の水たまりもOKの4cm防水。
どれも素晴らしくありがたい特長だけれど、何より助かったのは「長ぐつ」っぽくないところ。
サイドゴムだし、オシャレ靴ではないけれど、スラックスならば仕事用としてちゃんとした場面でも、晴天でも(私は)問題なかった。
そして、「スポーツ」というだけあって、長ぐつなのに走れる。保育園から駅までダッシュ可能な長ぐつなんて、これが初めてだった。
※キサスポーツ→ https://www.transonic-inc.jp/kissa-sport/
スラックスの上からレッグカバーをつけ、カバーの下方はレインブーツにかぶせると完璧。
仕事用のバッグにはユ〇クロの袋より、ちょっとオシャレなカバーをかける。
ほんの少しだけ、「まあ、雨でもいいか」と思えた。
息子は長ぐつ登園が嬉しそうだったし、あの道のアジサイは結構綺麗だったし。
今週のお題「雨の日の楽しみ方」
ほんさき