小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

その「伝統」を疑ってみよう~PTAとか保護者会とか、やりたいようにやればいいのさ

「伝統」を疑ってみよう、なんて大きなこと言ってますが、自分の体験談のブログですので、PTAとかスポーツ少年団の保護者会とかの、こじんまりした社会の中の話です。

PTAの文化祭バザーの「伝統」?

PTAの役員の時は、今頃から秋の文化祭バザーの話し合いが始まっていました。

お決まりの、「例年は、・・」「いつも〇〇委員がやることになってる」だらけ。

長年積み上げられるだけの「改善点」や「反省点」、今年の役員や委員さんの都合など、一切関係なく

「これがうちの(PTA・学校・地域)の『伝統』よ!」

上の子がいてPTA歴長いお母さんや、地域のベテランお局おばさまや、学校の分担仕事を減らしたい教務主任の先生やらが「昨年と同じ」という思考停止の状態なのです。

 

例えば、私が新聞委員だった頃、バザー担当だった真面目な委員さんが、バザー会議(他の委員さんやPTA本部や学校との話し合い)で

「新聞委員は、写真撮影もあるし、クラス委員に比べて人数が少ないので、ホットドッグは手が回らなかったと昨年の反省点に上がってます。

クラス委員の、おにぎり販売と変われませんか?」

なんて言ってしまったもんで、

「いつも、新聞委員がホットドッグで、クラス委員はおにぎり販売なのよ!『伝統』なのよ!!」と他の委員さんから猛烈な勢いで責められ、ゲッソリとなってしまいました。

そしてホットドッグは人気なので品目変更もダメだと。

 

でも、ですよ。

私が長男の時に新聞委員だったその6年前、それまでの「肉まん販売」が大変なので、内容を変えよう!と取り入れたのが「おにぎり販売」なんだよなぁ。

仕入れルートや販売方法やら、一から作り上げるのは少し手間だったけど、おかげで当日楽だったのですよ。

それがいつからクラス委員の「伝統」に?

話し合いが済んだ後だったので、蒸し返さず、黙ってホットドッグ販売しましたよ。

やっぱりドタバタで、昨年と同じ反省点書いといたわよ。

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保護者会の「伝統」イベント?

息子二人は小学生の頃、地域のスポーツ少年団(スポ少)で野球をしていました。

スポ少には、大抵「保護者会」があります。

息子たちのチームは、基本的には、無理のないように互いに助け合える、良い雰囲気の保護者会でした。

 ただ、声の影響力の大きいベテランお母さんや、口うるさい世話好きなOB母が数名いたのも確か。

 

保護者会主催のイベントは、卒団式、忘年会、合宿などあり、担当や特に6年生は大忙し+「いつも出し物するよね~」などのいらんプレッシャーも外野からかかります。

おまけに、年明けには「餅つき&トン汁会」のイベント。

 

二男の頃は、同学年の保護者が少ないうえ、みな仕事や他の兄弟のお世話諸々で忙しい。

特に野球には関係ないイベント。餅つきは、無理してやらなくていいんじゃないかな?と中止の方向へ進めていたのです。

そこでOB母が会長の元に登場。

「このイベントは『伝統』だから!いつもやってきたし!」

 

でも、ですよ。

このイベント、長男が所属していた頃、一部の保護者が飲み会の席で「餅つきやろう!」と盛り上がって始まったのですよ。

たまたま、餅つきの道具手配や準備に長けている保護者がいたから、スムーズにできたのです。

やったこともない素人が、無理やりやらないといけない「伝統」のイベントなんかじゃ全くありませんことよ。

 

はい、先輩のお言葉ですので、中止する方がめんどくさかったので行いましたよ。

そして、「これは実施しなくてもいい」とはっきり引き継ぎましたわよ。

 

サントリーBOSSのラジオCM

少しピリッと風刺の効いたBOSSのCMが好きなのですが、確か昨年のラジオCMで流れた、この老舗バージョンが面白かったのです。(うろおぼえ・・)

 

長年続く老舗和菓子屋で地球を調査しているジョーンズさん。

和菓子屋の息子が新作を試作しますが、父親に「ケーキみたいなもの店に置けるか!」と一蹴されます。

「老舗というのは、『伝統』を重んじるようだ。」と思ったジョーンズさん、タイムマシーンで何代も遡って調査します。

「そんな西洋菓子みたいなもの!!」

と、いつの時代も、かたくなに「伝統」を守る親に一蹴される息子。

では初代はどうだったか・・

「出島で食べた菓子が旨かった~。あんな旨い菓子を自分も作ってみるか~」

ここで、ジョーンズさんのセリフ。

「案外、始まりはこんなものかもしれない。」

 

そう、PTAだの保護者会だのの「伝統」なんて、きっと始まりはこんなもの。

積立などの例外を除き、単年度で完結するものなんだから、その年の人たちが、やりたいようにやればいいのさ。

そして大切なのは、ベテラン会員とかOB母とかが「いつもと違う」とか「伝統を守れ」だなんて文句を言わないこと。

聞かれた時だけ惜しみなく教え、後は黙って見守るべし!

PTAや保護者会が、いつの時代も大切にすべき「伝統」は、

「子ども達のために、少しずつチカラを出し合って、できることをする」だよね。

 

ほんさき