これは事件だ。
来週、夫が「夏休みを取る」と言う。1日だけだけど。
しかも、「私の休みに合わせる」なんて言う。
夫が家族の都合に合わせて夏休みを取るなんて、今まであっただろうか?
今年の異常気象は、夫のせいに違いないってくらい珍しいのだ。
夫の職場は「夏休み」という制度(夏に積極的に有休使いなさい)があるらしい。
「らしい」なのは、夫が休んだことなんて、ほとんどないから。
取らないと叱られるので、書類上取ったことにして仕事に行くことが多かった。
長男が小学4年生になり、学童保育を利用できなくなった時(希望者が多くなった時期で、低学年優先だったのです( ノД`))
夫婦お互いの休みをずらして、「可能な限り、どちらかが家にいるようにしよう」と約束したのに、結局夫は休みを取れなかった。
長男が小学生の間、私は休みを平日に半日ずつ取らせてもらい、 できる限り1日中一人にしないようにしていたけれど、職場には迷惑をかけたし、イヤミにも山ほど耐えてきた。
「この日は、夏休み取る」と言っていても、何か計画していても、大抵ドタキャンされる。
「 忙しいのだろうし、仕事が急に入れば、取れないのは仕方がないよね。」と理解を示し、文句は言わないようにしていたつもりだった。
そして、夫の「夏休み取る」は、「あてにするとロクなことがない」と聞き流すようになってしまった。
最近になって、あの「夏休み取れない」は、どうやら
「取ろうと思えば取れたけど、言いにくかった」とか
「あの人やこの人の『夏休み』を優先してあげた」とかだったことが判明した。
夫が、職場の「近頃の若者」の話をしている中で、うっかり自供してしまったのだ。
はぁぁぁぁ?
「言いにくかった」ってさぁ、私も言いにくかったわ。けど、言ったわ!それはもう、イヤミ言われたわ(怒)。
「優先してあげた『あの人やこの人』は、小学生のお子さんがいて、学童保育に入れなくて・・・」
それさぁ、うちもだったんですけど(怒怒怒)。
仕事が忙しかったというより、あなた、それ、ただのイイかっこしぃじゃん。
するってぇと、 何かい?
あなたは、よそのご家庭の子育てには協力するけど、自分の子どもの面倒を見る気はなかったってことかい?
あなたは、よその女の「仕事と家庭の両立」には協力するけど、私の人生なんて、どーでもよかったってことかい?
積年の恨みが一気に脳内に溢れて、言葉も出なくて、酸欠の金魚のように口をパクパクさせてしまった。
口をパクパクさせて、脳に酸素を送りながら考える。
それでも、だ。
「急な仕事が入ろうが、自分の知ったことか。誰かがやれよ。」
「同僚の家庭の都合なんか、自分には関係ない。」
とか言って、自分の休みを最優先にする人だったら、私は結婚していないだろうな。
それに、もう、言ったところで、済んだ話。
私が口をパクパクさせつつも、何も言わなかったことで何か察したのか、 来週の「夏休み取る」は、どうやら本気らしい。
子ども達はすっかり大きくなって、親と一緒になんて遊んでもくれないし、私は、私の休みに夫に休まれると、ブログが書けなくて困る。
思いっきり「今さらジロー」なのだけれど。
夫は、実に真面目な人で、石橋を叩き過ぎて壊して、またコツコツ作っているような人。(いつまでも渡れないわね。)
私は、吹っ切れると「橋がないなら、飛べばいいのよ~」と、ジャンプしてしまう人。(危ないわ(-_-;))
日常のあらゆる場面で、お互い違い過ぎて、上手くバランスが取れている。
「いつも自分が我慢している」という気持ちと
「こんな自分と、よく結婚してくれたもんだ」という気持ちが、
短いスパンで行ったり来たりしている。
多分、お互いに。
そんな、正反対の、似たものアラフィフ夫婦で、ちょっと食事でも行きますか。
今週のお題「夏休み」
ほんさき
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