小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

明日のことは never knows~ブログ1周年

履歴書を見て「何も悩みなんかないでしょう」と言われていた若かりし頃、

「なんの苦労も知らない人に、他人の痛みなんてわからない」なんて言葉をぶつけられていた頃、東京で公務員として働いていた。

 履歴書だけを見れば、何の苦労もせずにスクスク育った田舎の優等生が、意気揚々と上京してきたように見えたのかもしれない。

自分では、その時その時の「テッペンを目指してやる!」と思っていた。当時の頭で「イメージ可能なテッペン」だけど。

   

飛び出したくて、戻りたくなくて、田舎の実家、故郷を離れ、ようやく大都会の東京に出てこられた喜びから数年。

なぜ公務員を辞めたのか、理由は自分でもハッキリ言葉にならない。

「自分の今後の人生を色々と思い悩んだ結果」だけれど、単に力不足だったり、「逃げ」だとか「若気の至り」とか、「考えが浅はかだ」と言われれば、確かにそうかもしれなかった。

 

ある日の深夜、仕事を終え、寮の敷地に足を踏み入れた時、ふと見上げた空に綺麗な満月が浮かんでいるのが見えた。

透き通るような光を浴びていたら、自分がほとほと嫌になったのだ。

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 それっぽい言葉を並べてきたけれど、私がいつもテッペンを目指そうと踏ん張ってきた、その原動力は何だったのか。

心の底にある、やり場のない怒りや激しい憎悪、積もり続けた悔しさ。

そして、いつまでも、いつまでも親からの承認を追い求める気持ち。

兄たちを追い抜き、みそっかすの私を「よくできた子だ」と認めてほしかった。

私の目指したテッペンは、親から見て、兄姉よりも立派に見えるかどうかというだけ。

いつしか兄も姉も、色々ありながらちゃんと生活していて、

「あなただけは、ちゃんと大学に行って、ちゃんと就職して」と私に言っていたハズの母も、そんなこと忘れたようだった。

 

もうみんな家に帰ったのに、いつまでも一人で鬼ごっこを続けていたことに、ふと気が付いた夕暮れのよう。

  

もっと、違うもので、この月の光のように美しいもので、心を満たして生きていきたいと感じてしまったのだ。

 

寮の部屋に戻り、何気にCDをかけると、「Tomorrow never knows」が流れた。

(↓ youTubeよりお借りしました。)


Mr.Children「Tomorrow never knows」 Tour2015 未完 Live

Tomorrow never knows

Tomorrow never knows

  • Mr.Children
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

考えていたことではあったけれど、「辞めますと言おう」と決心した。

「誰かのため」に生きてみたってさ。「自分のため」に生きなくちゃ「明日のことは never knows」なんだから。

 

当時の私が「今より前」に進むために、多くの人に迷惑をかけてしまった。申し訳ない気持ちは今でも持っている。

生涯年収、働く権利、女性が働きやすい制度、安定。全てにおいて愚かな選択だと言われることも多々あった。

でも、肩書を外して、自分のせいにして、誰のためでもない「闇の向こう」へ手を伸ばしたかったのだ。

これを「若気の至り」と呼ぶのかもしれないけれど、一度しかない人生なのだから。

 

それから、親にもなり、転職を繰り返し、履歴書は傷だらけになった。

そして、思い立ってブログを始めて、1年が経った。

こんな毎日が訪れるなんて、人生はやっぱり「never knows」だ。思い切って、また一歩踏み出して本当に良かった。

手を伸ばしてみた結果の、今の自分を、私は結構気に入っているから。

 

ぼちぼちマイペースの「何でもブログ」は、確かに「勝つ」とか「負ける」とかじゃなく、

でも、読んでくださるみなさんのおかげで、決して「孤独なレース」ではない1年だった。

改めて、

いつもお付き合いくださって、ありがとうございます。

そして、これからもきっと相変わらずだけど、どうぞよろしくお願いいたします。

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ほんさき

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