小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

後悔ではなく反省して前を向く~「ダメな母親だな」と自覚していることを書けなかった

「自分ってダメダメなんですよ~」ってことは、割と平気で話せます。

休みの日はボサボサすっぴんだとか、スマホが使いこなせないとか、ガリガリで鶏ガラみたいだとか。

休憩中の何気ないお喋りは、むしろ自虐ネタで盛り上げています。

 

でも、発達凸凹(グレーゾーン)の長男の母親としての自分のことを、ブログになかなか書けずにいました。

ある程度成長してからのことを書いた記事を読み返すと、

「イイかっこしいだな。良い部分だけピックアップして書いたな、自分。」

という気持ちになります(もちろん全て事実なのですが。)

 

発達凸凹の長男のこと、自分の感じたこと、やってきたこと、というよりむしろ、やらかしてしまったこと。

こんなにダメダメなんです!と、他のことなら書けるのに、「自分ってダメな母親だな」と自覚していることの数々は、

書いてしまったら、やっぱり全部自分の至らなさのせいなのが露呈して、後悔ばかりで心がくじけてしまいそうで、なかなか書けなかったのです。

 子育て奮闘中の方のブログを拝見していると、キツクあたってしまったとか、辛いなと感じる正直な思いを綴られていて、みなさん「正直で強いな~」と思います。

 

発達凸凹(グレーゾーン)の長男の子育てを、なかなか書けなかった理由は他に2つあります 。

1つ目は、誰かの参考になると思えないから。

よく耳にするようになった「発達障害」ですが、特性も困り具合もバラバラで、「みんな違う、けれど、みんな(困っているという事実は)同じ」と感じるのです。

私の体験したこと、上手くいったことは、他の誰にもあてはまらないかもしれない。むしろ逆効果かもしれない。(しかも上手くいったことなんて、ほとんどない。)

そして、現在、長男は大学生だけれど、まだ、これで良かったのか悪かったのか全然わからないのです。

 2つ目は、長男の凸凹と、私の対応のマズさのため、

例えば保育園のお友達、学校の同級生、部活の仲間、他の保護者、先生方など、きっと不快な思いをさせてしまった人がいるから。

私は「どんな顔して子育てを語るつもり?」と自分で思ってしまうのです。

 

 

ところで、今、机の前には、おそらく夫が、数年前の忘年会の景品でもらった「まいにち、修造!」がぶら下がっています。

先日の片付け中に偶然発掘された「彼」は、毎日我が家の面々に喝を入れてくれています。

先日の言葉は『反省しても、後悔はするな!』

僕はこう思うんだ。

成功も失敗も、過去に起こった出来事は、

全て自分のベストを尽くした結果。

その積み重ねが、今の自分を形づくっているのだと。

だから僕は、反省はしても、後悔はしない。

何があっても過去を受け入れれば、

心も体も前を向けるようになるんだ。

(引用:日めくりまいにち、修造!24日)

最近になって、ようやく少しずつ発達凸凹長男の母としての記事を書き始めました。

反省することは、多々あるのです。

自分が意気地なしだったこと。勉強不足だったこと。受け入れる心を持てなかったこと。面倒から逃げる甘えがあったこと。冷静さを失っていたこと。

でも、振り返って「マズい対応だったな」と思うことでも、その時必死だったのも確かなのです。

試行錯誤して、失敗して、泣いたり怒ったり沈んだり凹んだり(いいことないな~)を積み重ねて、正解かどうかわからないけれど、今日があります。

 

誰かの参考になることは書けないけれど、「こんな失敗してきました」なら書けるかもしれない。

そうすることで、過去を後悔ではなく反省して、前を向くことができるかもしれない。

そして、反省しても後悔しないよう、「私は日々ベストを尽くした」と言える 毎日を送りたいなと思い始めているところです。

 

ほんさき

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