小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

闘いの秋~落ち葉とどんぐりと私

ごく一般的な地方の住宅街の一角にある我が家の庭のど真ん中には、どんぐりの木がいます。

ごくごく一般的な、「どんぐりと言えばコレを連想しますよね?」という形のどんぐりが実るその木の名前は、色々調べたのですがハッキリとわかりません。

家を建て替えた時に、工務店の社長から「家の雰囲気に合う!」とか何とか言って何故かプレゼントされたその木は、

何故か庭のど真ん中にシンボルツリーとして植えられ、すくすくと成長しました。

葉の色も形も綺麗だし、庭に適度に日陰もできるし、雰囲気もいいし、どんぐりはなんだか可愛い。

よかったんじゃない?と思っていたのです。数年間は。 

しかーし。

屋根を越えるか?というほど成長した木から、秋になるとハラハラと舞い落ちる落ち葉は年々増量。

拾い集める私の体力は年々減少。

「可愛い」なんて思っていたどんぐりは、あちらこちらにコロコロというよりボロボロ落ちて、

反射神経の鈍くなったアラフィフがうかつに踏むと、ツルっと滑って危険なことこの上ないのです。

 

 秋になると、闘いの日々が始まります。 

困ったことに、道を挟んだ斜め向かいは、キレると面倒なクレーマーおじさんだし(でもおじさん家の路上駐車もすんごーーく迷惑だわよー!)

加えて困ったことに、隣は少々偏屈で、すぐにブツブツ文句言うおばばさんだし(でも、おばばさん家の柿の木もカイヅカイブキも、相当我が家にはみ出てるわよー!)

朝、出勤前に集めて回っても、仕事から帰ると庭が落ち葉だらけ。

夕食を作る前にバタバタ掃除しても、翌朝落ち葉だらけ・・・この繰り返し。

「どうせ落ちるなら、土日にいっぺんに落ちてくれないかしら?」と、恨めしく木を見上げる日々が続くのです。

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 今年も、バタバタしているうちに、気が付くと10月。

あれだけ騒がれていたのに、結局何も買わないまま消費税率10%を迎えてしまいました。

何だか今買うとメチャクチャ悔しいので、今年も買いそびれる気はするのですが、ここ数年、秋になるとホームセンターの一角でいつも心惑わされている商品があります。

それはブロワバキューム 

ホウキで集めてもあちらこちらフラフラ飛んでいく落ち葉を、吹き飛ばして(ブロワ)集め、吸い込んで(バキューム)粉砕。

これで落ち葉との「闘いの秋」に終止符を打てる!と、ホームセンターで初めて見た時には即買いしようかとすら思いました。

決してお安いものではなかったので、一旦落ち着いて、ホームセンターのおじさんに頼んで試運転させてもらうことに。

持ってみると結構重い。肩からつるすベルトもありますが本体が重い。長時間作業できないかも。

でも、吸い込み口の先に車輪がついているのでコロコロできるし、長時間は作業しないし。

スタートすると、なかなかの大きな音。

これは、高圧洗浄機を初めて使った時のように、ご年配のご近所さんギャラリーが、どこからともなく湧いて出てくるわ、きっと。

※高圧洗浄機は、我が家では、窓、網戸、外壁の掃除に重宝していますが、年配者が多い静かな住宅街なので、時間を選びます。 (+ギャラリー付きで作業です。)

音が大きいけれど、このタイプのブロワバキュームは消音設計ってかいてあるし、昼間ならOKじゃないのかしら?

でも、1年のうち秋だけしか使わないのに、買う??

 

昨年も、迷っているうちに葉は全て落葉し「闘いの秋」が終了。

喉元過ぎると忘れてしまって、どんぐりがコロコロし始める頃、またホームセンターの一角に立ちつくすのです。

 

住宅街の一戸建ての購入を計画されているみなさま。

パッと見かっこいいですが、シンボルツリーとして落葉樹を植えてしまったら、毎年こんな「闘いの秋」がやってきます。

樹木は年々大きくなり、住人は年々体力がなくなっていくのですよ。

 

今週のお題「○○の秋」

ほんさき

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