小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

こんな夜更けにお裁縫~制服補正の決まりごとと透明糸

「ズボンの裾がほつれました。・・・お願いします。」帰ってくるなり二男が言っていた。

といっても、部活を終えて帰宅したのは21時。明日までに何とかするのよね。はぁ。

自慢じゃないけど、私は苦手な「家庭科」の中でも、「裁縫」は特にひどいもんだ。

わかっているからこそ、彼もちょこっと気を遣って「お願いします」なんて言う。

高校の制服補正の決まりごと

二男の通う高校は、真面目なタイプの生徒が多いように見えるのだけど、校則や決まりごとは結構お堅いように感じている。

制服をサイズ調整のため補正する時は業者を指定され、おまけに出来上がりは「生活指導」の先生のチェックを受けなければならない。 

二男は駅まで自転車で行くためか、元気が良すぎるのか、結構早い段階で裾がほつれてしまった。

まだ入学したてだったので「指定の業者に頼まないといけないんだよ!」と融通の利かないことを言う。

「ほつれを直すくらいで、いちいち業者に頼むわけないじゃん。」と言うのに、「先生に目をつけられたらどうしよう」と、妙に気の小さいことを言う。

「本当に自宅でのほつれ直しもダメなら、学校に文句言ってやる!」 と思ったけれど、自分の子ども時代を思い出して、ちょっと考える。

 

色々飛んでるところのあった私の母は、校則の長さの靴下を「ダサイ」と言って買ってくれず、

傘の色指定(黒か紺の無地)が可愛くないと言って、赤い傘を持っていけと言い張り、私は学校との板挟みでなかなかに辛かったのだ。 

「家で縫ったことが目立たないように、補修するから」と二男を説得する。第一、ズボンは1本しか買っていなかったんだし。 

 

裾上げテープと透明糸

ただでさえ裁縫が苦手なのに「家で縫ったことが目立たないように」なんてハードルが上がったので、一度「裾上げテープ」を使ってみた。

アイロンかけるだけだし、縫い目なんて見えない。


あっさり作業完了して、その時は「これはイイ!いくらでも裾ほつれて大丈夫!」と思ったのだけれど、甘かった。

多分、一般的なズボンの裾上げはテープで大丈夫なのだろうけれど、しょっちゅう洗濯する男子高校生の夏ズボンには不向きだった。(それとも私が不器用だった??)

何度か洗濯すると、粘着力が落ちて剥がれてしまう。

「では、もっと強力な粘着力のものを」と思ったけれど、一応まだ成長中。裾を伸ばす日が来るかもしれない。その時に剥がれないのも困る。

 

やっぱり縫うしかないのだけれど、二男の高校の制服の色は、真っ黒でも紺でもなくて、糸選びが難しい。黒い糸でも白い糸でも、とにかく上手に縫わないと目立ってしまう。

「いっそのこと、透明な糸があったらいいのに!」と思っていたら、発見。

いくら透明でも、派手に表に出ると光って目立つけれど、少々の縫い目のひどさは目立ちにくい。これはイイ!

ただし、つるっつるなのでいつもの要領では玉結びができず(不器用なだけ?)、

おまけに、何しろ透明なので「針に糸を通す」作業の難易度は跳ね上がるけれど。

 

まぁ、そんなこんなで「ちょっと前に縫ったじゃん?もう大丈夫なハズなのに?」

と思ったら、縫ったのは夏服で、最近冬服を着始めたのでしたわ。  

こんな夜更けにお裁縫 

 近頃、夫は残業続きで結構帰宅が遅い。

遅くなっても普段通りに食事をし、お風呂に入って「眠い~」と布団に潜り込む。

二男は、朝課外のため結構早く家を出る。お弁当を持って。

世のお母さん方の中では、きっと全然珍しくないのだけれど、まだ暗い朝、「さあ寝よう」と思った時のままのリビングに起きてくると、朝だか夜の続きだかわからなくなる変な感じ。

 

最近、同僚のお子さんの具合が悪くて、代わりの出勤が続いているので、まあまあくたびれている。

家族を見送って、家事を片付けて仕事に行って、帰宅して食事の準備して、いつ帰ってくるかわからない家族を待って、迎えて、食事用意して、片付けて・・・

メンズたちは、自分の目に見えない間の私は「のほほーん」としているくらいに思うのだろうか。

なんて愚痴も浮かぶくらい、要は最近眠いのだ。

 

23時に夫に食事を出し、それから片付けて、お風呂入って、「明日もお弁当だから急いで寝なくちゃ」と思ったところで、ズボンのことを思い出す。

こんな夜更けにお裁縫。まあ、忘れてた自分のせいだけど。 

 

ほんさき

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