「推し」とは、アイドルやアニメのファンが、応援しているお気に入りの人(キャラクター)を表す言葉なのだろうということは、何となく知っていました。
でも、私は知らなかったのです。自分にこんな日々が訪れるとは。
アラフィフにして初めて「推し」を知る?
今年1月から二男につられて見始めたドラマ「初めて恋をした日に読む話」にハマり、
ピンク頭の「ゆりゆり」を演じた横浜流星さんにもすっかり魅了され、正直大いに戸惑っているところ。
子どもとあまり変わらない年齢の青年に対してのこの感情は、全くもって恋愛感情ではなく、
思わず子どもを応援したくなる気持ち?子どもと言うより孫?(孫の経験はないけど)
出演している映画を一人で観に行くために、初めてネットで映画のチケットを購入してみた。(そして複数回観た)
その人のインスタグラムに「いいね」と♡を押したいがためだけに、なんとかかんとかインスタグラムを始めた。(自分では何一つアップしていない)
朝の情報番組に出ると聞くと、大急ぎで洗濯物を干して、テレビの前にスタンバイ。(朝のテレビなんて見たことない)
インタビューの映像を見ると、ちゃんと話せるかな?とハラハラ。(大きなお世話)
人気者になったので、あちこちで映像が流れるけれど、疲れてる様子だったり、なんだか痩せていたら、身体は大丈夫かなと心配し、
仕事が楽しそうだったり、明るい笑顔だとホッとする。
さまざまな賞を受賞したと聞いたり、褒めている記事やツイートを見ると嬉しくなるのです。
実を言うと、こんなことは初めて。
子どもの頃から「カッコイイ~」と思う俳優がいても、好きなミュージシャンがいても、(中島みゆきさんとミスチルは別格もので好きだけれども)こんなことは初めて。
「初めて恋をした日に読む話」風に言うと、ただただその人の笑顔の写真を見るだけで「元気出る」のです。
これが「推す」とか「沼」とかいうものなのかしら?と、アラフィフにして初めて実感しているところ。
「そういう人たち」と自分は違うと思っていた
「推しが尊い」とつぶやいている人がいることは知っていても、「そういう人たち」なのだと思っていました。
アイドルグループのコンサートのために旅行し、グッズを買ったり、アニメや映画の舞台を訪問してみたりするのは「そういう人たち」と。
もう、この言い方からして妙な上から目線。そんなヤツでした、私。
今や、一番好きな「推し」について語り合う「いい推しの日(11月4日)」なんてものまであるらしい(記念日を認定する「日本記念日協会」による)。
「なんだそりゃ?」と思わず言っていたと思う。1年前の私なら。
自分は違うと思っていたのです。なんだか偉そうな気持で。ごめんなさい。
でも、今はわかる気がするのです。
生活に支障が出るようなことはしないけれど、
夢中になったドラマの舞台に行ってみたいと思うし、
横浜流星さんがCMに出ているのでチョコレートは「DARS」を買いたくなる。
死ぬまで「食わず嫌い」を減らし続けて生きたい
それって「食わず嫌い」だったのだなと思うのです。
ちょっと「スマホ見過ぎ」の副作用がありますが、今の自分を決して嫌いではなく、
むしろ、自分ではどうしようもない嫌な出来事があっても、明るい気分になれるのって悪くないな~と思っているところ。
そして、先日、横浜流星さんが出演しているというので、初めて「amazarashi」の曲を聴いたのです。
横浜さん自身が、この 「amazarashi」の大ファンと公言していて、出演を喜んでいたので。
これまた「食わず嫌い」で、新しいものを知る機会を失うところだったなと思ったのでした。
amazarashiファンの中には、MV出演の俳優目当てで見て知った、こんなおばちゃんがブログに載せるのを毛嫌いする人もいるかもしれませんね。(いたらごめんなさいね。)
自分もそろそろ自分の「完成形」となったような気持ちで、落ち着いたつもりになっていたのだけれど、
アラフィフになっても、こんな心動く出会いがあるのだなと思うと、嬉しかった。
せっかくならば、死ぬまで「食わず嫌い」を減らし続けて、新しいことにワクワクしながら生きたいなと、気持ち新たにしたのでした。
落ち着いた人ぶっていた自分に向けて、ラスト一緒に歌うのだ。
ざまあみろ。
ほんさき
↓ にほんブログ村に参加しています。
★こんな記事も書いています★