先日、二男の通う高校で実施された1年生対象の「進路講演会」に行ってきました。
進学する生徒が多いので、基本的には進学前提の話。今回は忘備録も兼ねて、講演の内容を書いています。
寒い寒い体育館での行事に参加すると大抵体調を崩すので、今回はボディウォーマーに使い捨てカイロを忍ばせていたのですが、途中からお腹が熱くて熱くて、一人でこっそり悶え苦しんでおりました。
今の高校生が生きていく未来と必要な力
進路講演会の講師は「ベ〇ッセ」から来られていました。
進路を考えるにあたって、まずは進む先にある自分たちの未来について、「どんな時代と予測されるか知っておきましょう」という話。
グローバル化
まず、予測されることとして挙げられるのは「日本人の人口減少」
→日本の少子高齢化が進み、日本の総人口に占める外国人の割合が増える。
→世界で活躍しよう!なんて特別な意識をしていなくても、普通に日本で生きていても、外国の人と生活するのが当たり前になる。
→異なる文化、背景の人と一緒に生きていく力が必要になる。
Society(ソサエティ)5.0
今後生きていく社会は「Society(ソサエティ)5.0」!って言われても、あぁ、もう単語からして、サッパリわからない( ノД`)
Society 5.0とは
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)
狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもの
(引用:内閣府 科学技術政策)
日本語なのに、読んでも頭に入らないぞ!( ノД`)
とても語れないので、詳しくはこちら ↓↓
大量の情報が人工知能(やがて人間を超える)により高度に分析され、多くの社会問題を解決していく社会がやってくる(らしい)。
かなり大雑把にまとめると、今後ますます社会の変化のスピードが早くなる。
→予測不能のなか、変化に対応できる力が必要となる。
進路を選択し実現するために
未来を垣間見たところで、進路選択の2つの考え方についてのお話。
職業から考える、身近な興味を掘り下げて考える
ついつい子どもに聞きがちな質問。「何になりたい?」これは「職業から進路を考える方法」
私も、いろんな仕事について知る機会になればと、息子たち用にこんな本を買ってみたのでした。
※いろんな仕事について、仕事内容や目指し方、給与などが載っていて、今更だけど私が読んでも面白かったです。
しかし、当然ですが、知ることのできる仕事はほんの一部。そして、「知らない」ものは選べない。
加えて、急激な社会の変化により、消えていく職業、新たに生まれる職業、その変化も激しい。
よほど、「この仕事に就きたい!」というものがない限り(ほとんどの高校生は、まだない)、「どんなことをしたいか」
「いかに社会の課題を解決し、役に立つ(=仕事として支払いを受けることができる)か」を考えていく方がいい。
まずは、身近な興味、日常目にする社会の課題(災害でも高齢化でも、エネルギーでも食料でも・・)を考えてみたりして、進路選択するためのテーマ見つけようと探求することが大切。
実現のためには、やっぱり勉強!
進みたい道によって違いはあるにせよ、希望のテーマについて勉強したい時、
希望する学校や参加したい教授のゼミなどの競争率が高ければ、やっぱり勉強して選ばれる必要が出てくる。
→質の高い勉強+量を目指す必要がある。(聞いてるか!二男!)
★予習→授業→復習(試験)の「黄金サイクル」の質を高める。
★授業をとおした「教科書」の理解が大切 。(センター試験は100%教科書の範囲から出題)
★教科書からの出題のうち、1,2年生の教科書から75%以上!!
広がる未来が眩しい!けれど大変そう
目の前の高校1年生たち、それぞれがみんな「今から」の未来が広がっていて、進路に悩んでいるだろうけれども眩しい!
どんな道に進もうか、今から存分に悩めるなんて、ちょこっと羨ましい。戻りたくなんてないけれど。
でも、自分たちの頃と比べては勿論のこと、5年前の長男の頃と比べても、何だかとてつもなく変化の激しさを感じ、大変そうだな~という気にもなりました。
私は、口では色々言っても、未来についてなんて何も考えずに進路を選んでいたような・・。そして、それでなんとかなってしまったので、息子に何を言えばいいものやら。
実は、「未来と必要な力」の後、教育改革や「入試が変わる」ことについての話もあったのですが、
まさかの(と言うかやっぱりと言うか)「大学入学共通テスト記述式問題見送り」のニュースΣ(゚д゚lll)。
どう書いていいものやらわからなくなったので、入試についての内容と、保護者の心構えについては、後日まとめたいと思います。
「なりたい職業とか、まだわからん」と言って、高校生活を楽しむばっかりで勉強が今一つの二男には、先の考え方など参考になる、ありがたい講演会だったなと親は思ったのですが、果たして響いたのやら??
ほんさき
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