小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

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記述式も延期!?それでも「必要となる力」の変化は進んでいく~親も「変化を理解する」ことが大切

高校1年生対象の「進路講演会」で、変化のスピードが早いこれからの社会を生きていく子どもたちの、進路についての考え方について記事を書きました。 

www.honsaki.com

今回は、講演会の中で触れられていた「教育改革」に関する内容と、私の感じたことを書いています。 

必要となる力の変化→大学の変化→入試の変化

前記事にも書きましたが、未来の社会で必要となると予測される力は主に以下の2つ。

①グローバル化が進む→ 異なる文化、背景の人と一緒に生きていく力

②社会の変化のスピードが早く予測不能→ 変化に対応できる力

大学入試改革

必要となる力が変化すれば、教育機関としての大学で学ぶことも変わっていき、大学での学びが変われば、その大学に入るための試験も変わっていきます。

そのため、「受験生の『学力の3要素』について、『多面的・総合的に評価する入試』に転換していく必要がある。」として、色々ゴタゴタはしているけれど、入試改革も着手されています。
ここで言われている学力の3要素は、以下のとおり。

① 知識・技能

② 思考力・判断力・表現力

③ 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 

この①,②を入試で評価するために「英語の外部検定試験の活用」とか「共通テストで記述式問題導入」となる予定だったのですね。(延期されましたが。)

ポートフォリオ

そして、③の評価のために、導入される予定なのが、ポートフォリオ

ポートフォリオ ??あぁ、またしても単語からして、サッパリわからない( ノД`)

文部科学省のページを見ても、運営している「一般社団法人教育情報管理機構」のページを見てもよくわからない。

一番わかりやすかったと感じた日経BPの記事を貼っておきます。↓↓

project.nikkeibp.co.jp

かなり大雑把にまとめると「高校での活動記録」で、その記録を入試に利用する(点数化して評価等活用は大学による)もの。

例えば部活、ボランティア活動などなど、いかに「主体性を持って多様な人々と協働して学んできたか」が評価されるのだそうです。

(利用する大学の数は少ないものの、2020年度から利用開始予定。)

 

講師の先生の説明では、

従来の推薦は、例えば部活動なら「〇〇大会優勝」とか、結果が素晴らしくなければ評価されなかったが、

結果が芳しくなくても、「課題」にいかに取り組んできたか、どう頑張ったか、その取り組み方、過程が評価されるようになる。

仕組みなのだそうです。

延期にはなったけれど、変化は延期じゃない

「共通テストでの記述式問題導入延期」のニュースを聞いて、二男は「ラッキーって思っちゃった。」と正直に言っていました。(ええ、あなたの作文能力からすると、私もラッキーって思ったわよ。)

 

英語の外部検定試験活用にしても、共通テストでの記述式問題導入にしても、その手法には問題が山積みだと思うし、「延期になって当然」「現場振り回しやがって」とも思うのですが、

それは手法が間違っているだけで、「必要となる力」の変化に対応しなければならないのは確かだと、講演を聞いて感じました。 

英語の「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能も、問題の内容を読み取り自分の答えを相手に説明する能力も。

 

「大学入試への導入が延期されても、その力が必要な社会になっていく変化は延期にはならないよ。」思わず言うと、

「はいはい、わかってます。英検も受けます。記述の勉強もしてます~。」だそうです。

ポートフォリオも(デジタルではないけれど)高校で導入されているのだそう。

「なんかさ、行事とかごとに書かされて、めんどいんだよな~」が生の高校生の声でした(-_-;)  

親も「変化を理解する」ことが大切

ニュースにもなっていたのに、実は、あまりちゃんとわかっていなかったのです。恥ずかしながら(今もいまひとつ??)。

長男は2度も大学受験したし(( ノД`))、色々わかっているつもりだったけれど、想像よりも早い速度で変化していることを痛感しています。

いまだに「お母さんが受験した時は・・」なんて言ってたら、何の相談にも乗れなくなってしまうかも。

これからは、「学歴」よりも「学習歴」

「どこの大学を出たか」ではなく、「何をしてきたか」「何をしたいのか」が評価されていくのだそうです。

それならば、「大学」に入ることすらこだわる必要はなくなりますよね。極端な話。

 

「わかっているつもり」になって、知らず知らず親の価値観を押し付けてしまうかもしれない。

親は、子ども達の進む未来が自分たちの知る世界とは違うこと、様々な変化が起こっていることを理解しなければいけないなと感じました。

  

最後に、親の心構えとして、3つ挙げられていました。

①生活のリズムを作る(睡眠時間大切)

②子離れする(保護者から「身近な大人」へ)

③学校との連携をとる (情報に振り回されず、学校と親が意見を一致させる)

 

どれも難しいのだけれど「子離れする」が一番難しそうだな。

 

ほんさき

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