小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

メメント・モリ:死を想う~2020年の抱負・アラフィフの抱負

新年早々「死を想う」だなんて、具合でも悪いのか?大病が見つかったのか?なんて思われそうですが、憂鬱な元日は過ぎたので、すこぶる元気です。

始動が遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

新年早々お墓の話

相変わらずの元日を義実家で義両親や義兄家族と過ごしました。 

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「なんだかな~」と思うことはあったけれど、「先回りして怒っておくべきこと」なんてなかったのでした。

 

義両親も後期高齢者入りしてだいぶ経っているので、集まると話題は「親戚のダレソレが入院した」だの、「最近、あそこやココが痛い」だの「義父の物忘れがひどい(義母談)」「義母の物忘れがすごい(義父談)」だの。

お義父さん、お義母さん、それは「お互いさま」ってやつですよ~(心の声)。

そして、今年は新年早々「もういつまでも生きてないしなぁ(義父)」、「ちゃんと片付け始めないとねぇ(義母)」の発言も飛び出しました。

うんうん、いい加減片付けましょう。まずは、なんでもかんでも溜め込んでる家の不用品処分しましょうよ~。食器の数も今の1/10でも多いくらいですよ~(心の声)。

 

義兄も夫にコソコソ話しているので、片付けの話か今後の介護の話をしてるかな~と思っていたのです。

ところが、後で夫が言うには義両親の「お墓の購入」の相談をされたらしい。

いやいやいやいや。

今後やってくるお世話や介護や、どちらかが一人暮らしになった場合とか、その前に、とにかくこの家の片付けとか、

他にも話し合うことあるんじゃないのー!?(心の声) 

しかも「一緒に買わないか?(義両親義兄家族と我が家、一緒に入らないか?)」と相談されたらしい。

ぜぇっったいに イヤだぁーー!(心の叫び)

 

なんでも、義兄は既に義両親と話しているらしく、候補地もあるらしい。 

私は経験上「お墓買ったら大変なんだよ」って言ってきたつもり。でも聞く耳もたないなら、買いたいなら、好きにすればいい。

出せと言うならいくらかお金出してもいい(教育費かかる時期だって言うのによぉ( ノД`))

でも、私はお墓には入らない。「誰かと一緒がイヤ」とかそんなんじゃなく。

希望は「小さなお別れ会」と「残らないこと」

私の両親の骨は、故郷のお寺の納骨堂(先祖も一緒)。そして、お墓ほどはないにしても、やはり「誰が継承し維持管理するか」という課題があります。

最近は、契約によっては「一定の年数を経た後合葬」などの納骨堂もあるのですが、故郷のお寺は毎年維持費を払い続ける必要あり。

兄妹様々な事情により、継承が難しく、今度「墓じまい」(納骨堂じまい?)をお寺に相談することにしていますが、ややこしい相続並みに(まだ記事を書けてもいないけれど)体力を必要としそうです。

「墓じまい」をアレコレ検討して、大変そうだな~とげんなりしている時に、「お墓の購入」なんて相談されたって、ねぇ・・・。

 

義両親や義兄には好きにしてもらうとして、では自分たちはどうしたいのか?

義実家から家に戻って、ちょこっと飲みながら、正月早々アラフィフ夫婦で「死んだらどうしたい?」を話し合い。

実家の「墓じまい」の話をしていた時から、話題には挙げていたのですが、私たちの希望は「できるだけ後世に負担をかけない」ということ。

「お通夜なし。1日葬ってあるんだ!」

「葬儀なし。火葬場でのお別れのみもあるんだってよ。」

「『永代供養の契約して、一旦個別に納骨堂入って、13回忌終わったら合葬される』とかあるけど、それなら最初っから合葬でよくない?」 

 「そもそも、骨残す?焼き切ってもらって残らないっていうのは?」

 両親を見送った経験からすると、病院で最期を迎えてからはドタバタ。悲しみにくれる暇が無く、ふう~っと一息ついた時には、もう親は骨壺に入っていたといっても過言ではないほど。

火葬場でお別れして、すぐ焼き切ってしまったら、遺った者はちょっと心の整理がつかないかもしれない。

それに、お世話になった人たちにお礼くらい言いたい。どうして骨を残さないのか自分の言葉で伝えたい。

 

「小さなお別れ会」を開いてもらって、皆さんにちょこっと美味しいお茶でも飲んでもらって、

自分で書いたみなさんへの感謝の気持ちと、遺骨を残さない選択をした気持ちを伝えてもらって、最期は灰にしてもらって「残らない」。

夫婦で話し合った結果、お互いにそんな最期を希望することにしました。

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死を想い「生きる」を満喫する

話がまとまって一安心ではありますが、「希望は伝えたわ。後はよろしく~」というのも無責任なので、今年は「どうすればその希望は叶うのか?」を具体的に動いて探していこうと思っています。

そして、お別れ会で読んでもらう手紙を書いておかなくちゃ。いつその時がきてもいいように。

なので、新年の抱負は「メメント・モリ:死を想う」

手紙になんて書こうかと考えていたら、遺る夫や子どもたちへの気持ち、お世話になっている人たちへの感謝の言葉が浮かんできます。(最期に愚痴は言いたくないしね。)

今までそこそこ頑張ってきた自分への気持ち。

そして、どうせ死ぬなら、もうちょっと、可能な範囲で好きに生きようという気持ちも。

死を想い「生きる」を満喫することができるのかなと思っているのです。

 

これから、毎年手紙を更新して、せっかくの人生を満喫したか確認しながら、感謝しながら生きていくのもいいなぁと思ったので、これは新年の抱負かつアラフィフの抱負。

そして、「メメント・モリ」といえば、この曲。やっぱり、せっかくの人生、笑って咲かなくちゃ。

Mr.Children「花 -Mémento-Mori-」  youtubeより

www.youtube.com

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 

今週のお題「2020年の抱負」 

ほんさき

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