新年早々「死を想う」だなんて、具合でも悪いのか?大病が見つかったのか?なんて思われそうですが、憂鬱な元日は過ぎたので、すこぶる元気です。
始動が遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
新年早々お墓の話
相変わらずの元日を義実家で義両親や義兄家族と過ごしました。
「なんだかな~」と思うことはあったけれど、「先回りして怒っておくべきこと」なんてなかったのでした。
義両親も後期高齢者入りしてだいぶ経っているので、集まると話題は「親戚のダレソレが入院した」だの、「最近、あそこやココが痛い」だの「義父の物忘れがひどい(義母談)」「義母の物忘れがすごい(義父談)」だの。
お義父さん、お義母さん、それは「お互いさま」ってやつですよ~(心の声)。
そして、今年は新年早々「もういつまでも生きてないしなぁ(義父)」、「ちゃんと片付け始めないとねぇ(義母)」の発言も飛び出しました。
うんうん、いい加減片付けましょう。まずは、なんでもかんでも溜め込んでる家の不用品処分しましょうよ~。食器の数も今の1/10でも多いくらいですよ~(心の声)。
義兄も夫にコソコソ話しているので、片付けの話か今後の介護の話をしてるかな~と思っていたのです。
ところが、後で夫が言うには義両親の「お墓の購入」の相談をされたらしい。
いやいやいやいや。
今後やってくるお世話や介護や、どちらかが一人暮らしになった場合とか、その前に、とにかくこの家の片付けとか、
他にも話し合うことあるんじゃないのー!?(心の声)
しかも「一緒に買わないか?(義両親義兄家族と我が家、一緒に入らないか?)」と相談されたらしい。
ぜぇっったいに イヤだぁーー!(心の叫び)
なんでも、義兄は既に義両親と話しているらしく、候補地もあるらしい。
私は経験上「お墓買ったら大変なんだよ」って言ってきたつもり。でも聞く耳もたないなら、買いたいなら、好きにすればいい。
出せと言うならいくらかお金出してもいい(教育費かかる時期だって言うのによぉ( ノД`))。
でも、私はお墓には入らない。「誰かと一緒がイヤ」とかそんなんじゃなく。
希望は「小さなお別れ会」と「残らないこと」
私の両親の骨は、故郷のお寺の納骨堂(先祖も一緒)。そして、お墓ほどはないにしても、やはり「誰が継承し維持管理するか」という課題があります。
最近は、契約によっては「一定の年数を経た後合葬」などの納骨堂もあるのですが、故郷のお寺は毎年維持費を払い続ける必要あり。
兄妹様々な事情により、継承が難しく、今度「墓じまい」(納骨堂じまい?)をお寺に相談することにしていますが、ややこしい相続並みに(まだ記事を書けてもいないけれど)体力を必要としそうです。
「墓じまい」をアレコレ検討して、大変そうだな~とげんなりしている時に、「お墓の購入」なんて相談されたって、ねぇ・・・。
義両親や義兄には好きにしてもらうとして、では自分たちはどうしたいのか?
義実家から家に戻って、ちょこっと飲みながら、正月早々アラフィフ夫婦で「死んだらどうしたい?」を話し合い。
実家の「墓じまい」の話をしていた時から、話題には挙げていたのですが、私たちの希望は「できるだけ後世に負担をかけない」ということ。
「お通夜なし。1日葬ってあるんだ!」
「葬儀なし。火葬場でのお別れのみもあるんだってよ。」
「『永代供養の契約して、一旦個別に納骨堂入って、13回忌終わったら合葬される』とかあるけど、それなら最初っから合葬でよくない?」
「そもそも、骨残す?焼き切ってもらって残らないっていうのは?」
両親を見送った経験からすると、病院で最期を迎えてからはドタバタ。悲しみにくれる暇が無く、ふう~っと一息ついた時には、もう親は骨壺に入っていたといっても過言ではないほど。
火葬場でお別れして、すぐ焼き切ってしまったら、遺った者はちょっと心の整理がつかないかもしれない。
それに、お世話になった人たちにお礼くらい言いたい。どうして骨を残さないのか自分の言葉で伝えたい。
「小さなお別れ会」を開いてもらって、皆さんにちょこっと美味しいお茶でも飲んでもらって、
自分で書いたみなさんへの感謝の気持ちと、遺骨を残さない選択をした気持ちを伝えてもらって、最期は灰にしてもらって「残らない」。
夫婦で話し合った結果、お互いにそんな最期を希望することにしました。
死を想い「生きる」を満喫する
話がまとまって一安心ではありますが、「希望は伝えたわ。後はよろしく~」というのも無責任なので、今年は「どうすればその希望は叶うのか?」を具体的に動いて探していこうと思っています。
そして、お別れ会で読んでもらう手紙を書いておかなくちゃ。いつその時がきてもいいように。
なので、新年の抱負は「メメント・モリ:死を想う」
手紙になんて書こうかと考えていたら、遺る夫や子どもたちへの気持ち、お世話になっている人たちへの感謝の言葉が浮かんできます。(最期に愚痴は言いたくないしね。)
今までそこそこ頑張ってきた自分への気持ち。
そして、どうせ死ぬなら、もうちょっと、可能な範囲で好きに生きようという気持ちも。
死を想い「生きる」を満喫することができるのかなと思っているのです。
これから、毎年手紙を更新して、せっかくの人生を満喫したか確認しながら、感謝しながら生きていくのもいいなぁと思ったので、これは新年の抱負かつアラフィフの抱負。
そして、「メメント・モリ」といえば、この曲。やっぱり、せっかくの人生、笑って咲かなくちゃ。
Mr.Children「花 -Mémento-Mori-」 youtubeより
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
今週のお題「2020年の抱負」
ほんさき
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