小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

恋バナ

今回は、アラフィフおばさんが、かろうじてまだピチピチしていた高校生の頃の、誰得でもない恋バナでございます。

※本記事内のワンコとニャンコのイラストは、kino_kさんによるイラストACからのイラストを利用しています。 

 

以前、星についてのあれこれ記事を書いたのです。
今更ながら、☆もコメントも沢山ありがとうございました(^▽^)/ 

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いつも心に響くブログを届けてくださっている猫pさん(nkobi1121にいただいたコメントにドキリとしたのです。
(いつもありがとうございます(^▽^)/断りなくコメント利用させていただいてごめんなさい<(_ _)>) 

「…天文学の本が結んだ恋とはならなかったのかしら。」

さすがです(;'∀') ぼんやりとぼやかして書いたつもりなのに、バレましたか・・・。

 

「ちょこっと天体好き」つながりの彼は、実に真面目で誠実で、特進クラスでも上位の成績のうえに、スポーツも得意で、明るくて、おまけにたいそうなイケメン。

男友達からは「ちょっと真面目過ぎ」と言われていたようだけど、イケメンな柴犬みたいな人。

そんな非の打ちどころが見当たらない「イケ柴くん」が、
成績もコケ気味の、だいぶ変わってる、女の子らしくない、ツンデレ野良ニャンコのような私の何を気に入ってくれたのかは謎だけれど、

「私、小さい頃からお星さまが好きでよかった。」なんてニャンコは思っていたのでした。 

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何しろ、「男女交際禁止」なんて校則があるような、30年以上前の、ど田舎の高校生二人。

お互い「好きです」と、めでたく両想いになったところで、別に何が起こるでもなく、
ただ一緒に帰り、帰り道で寄り道して、神社でぼんやりしたり、他愛のないことを喋ったり

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帰り道、ちょっと足を延ばして海を見に行ったり。 

堤防に座って、「木星の衛星では「青空」が見える」とか、「砂漠では星が綺麗に見えるらしい」とか話しながら、

「いつかこの人と、一晩中降るような星を眺めてみたい」
なんて、ニャンコは密かに夢見ていたのでした。

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私たちは高校3年生になり、受験を意識するようになりました。

イケ柴くんは、誠実な彼らしいがありました。叶えるだけの「努力する力」も「学力」も十分に。

一方ニャンコは、誰にも言えない問題を抱えていました。

幼い頃から、ニャンコに性的虐待を行っていた長兄が、心身を病み家に戻ってくることになったのです。

いつ襲われるかわからない状態で閉じ込められる檻のような「家」から、何が何でも逃げ出さなければ。

「とにかく、親を説得できる、家から出られる大学へ進学する。」
ことを目標に、倒れそうになりながら勉強しました。

 

 それから、誰にも言えないことがもう一つ。

それは「イケ柴くんも健全な男子高校生だった」ということ。
手をつながれたり、堤防でギュウされたり・・・

嬉しい気持ちと反対に、優しいイケ柴くんの中にオスが見えて、
気持ちの悪い長兄と重なって、どうしてもどうしても嫌悪感が募るばかり。

嫌だと言ったら、嫌われるだろうか。
理由を言ったら、終わりだろうか。

兄から性的虐待を受けた自分は、なんと汚らわしいことだろうか。
イケ柴くんをただただ苦しめる自分は、とても気持ちに応えられない。

まさか、高校生が、大好きな相手に本当のことを言えるわけもなく、ニャンコはひたすらツンツンしてしまい、
「お互いに勉強が忙しいから、しばらく会わない。」と言ってしまったのでした。

 

イケ柴くんは、見事に志望大学に合格しました。

ニャンコも何とか目標を達成し、故郷を後にしました。
今までの自分全てを捨て去り、「新しい『血統書』を自分でこさえて、まとうのだ」と希望に満ち溢れて。

全てを捨て去りたくて、イケ柴くんには別れを告げてしまいました。
きちんとした理由も話せないまま。
それはそれは傷つけてしまったのでした。

イケ柴くんの友達も、彼のファンだった多数の女子にも、結構責められ、ニャンコは逃げるように電車に飛び乗り、
その後「同窓会」の連絡がきても、いつも「欠席」をつけていたのでした。

親友のR子にも、とても話すことができなかったけれど、彼女は私を責めたりせず、寂しそうに微笑んだだけでした。

 

以前、故郷でR子と会った時、ひょんなことからイケ柴くんの写真を見せてもらえました。

しっかり夢を叶え、3人の子のパパとなった彼は、写真の中で、はじけるような笑顔でした。
アラフィフなりに、やっぱりイケメンで、相変わらず誠実そうで、
うん、相変わらずちょっと真面目過ぎなところも漏れてるよ。

はじけるような笑顔の後ろに、綺麗な青空が見えて、「青空か~」ってチョットだけ鼻の奥がツンとしたのでした。

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幸せそうで、よかった。
やっぱり、野良ニャンコなんかじゃなくて、私なんかじゃなくてよかったじゃん。

なんて、「彼が聞いたら、多分きっと怒ってくれるかな」ってことを、ニコニコしながら思ったりしていたのでした。

 

あの時、誰にも言えなかったけれど、今、間違いなく言えることは、
「私は、あの頃彼が大好きだった。」ってこと。

そう、間違いなく「あの頃」

だって、それからの長い年月、私は彼のことを知らないから。

 

そして、野良ニャンコもアラフィフおばちゃんになって、それなりに毎日楽しく生きています。

こんな風に。↓ 

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ほんさき

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