小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

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「これ以上無理」から、あと1回だけ頑張る~今の自分を出し切る力

「私、男に生まれたかったな~」と思うことが、しばしばあった。特に若い頃。

特にそう感じていたのは、話が合う人や、尊敬の念を抱く相手が、たまたま男性であることが多かったから。
ただ話をしたいだけなのに、好きだのなんだのと周囲に誤解されないよう、気をつけるのが非常にメンドクサイ。

この辺りに関しては、年を重ねると随分楽になり、「年取るのも悪くないわ~」と思えることの一つ。

バッターボックスで緊張しない秘訣  

その人(Tさん)は、以前の職場の同僚。
たまたまひと廻りほど年下で、たまたま男性で、
意見がぶつかって声を荒げたことも(私が(;'∀'))あったけれど、誰よりも信頼でき、尊敬できる、気の合う仲間。

たまたま、そのチームの中で私が年長だったので、私は「上司」という立場ではあったけれど、
何しろリーダーシップをとるのが苦手な基本「アオレンジャー」の私は、
持ち前のアカレンジャー気質を活かし、時にミドリキレンジャーになりながら、チームを支えてくれるTさんを、心から尊敬していた。 

その頃、二男は少年野球を始めたばかり。
自分では上手なつもりだったのが、上には上がいることを感じて、自信をなくし気味だった。

試合でバッターボックスに立つと、ガチガチに緊張して、楽しそうにパッカーンと打っていた幼い頃と明らかに違う。

ある日、休憩時間の何気ない会話の中で、二男の野球の話になった。
「試合とかで『ここぞ』という時に、緊張しない秘訣ってあるの?」
と、私はTさんに聞いてみた。 
Tさんは、学生時代、剣道で全国レベルの試合に出て、活躍していた人だったと聞いていたから。

Tさんは、「緊張はするけれど・・」と前置きしつつ教えてくれた。

日々の練習で、竹刀を素振りして、
「これで限界。これ以上無理。」と思ってから、あと1回だけ振ってました。

試合の時、今までの自分を振り返って、
「あれ以上はできない。自分は精一杯やった。」と、思えました。

「これで負けたら、相手の方が強かったというだけ。自分は今の自分の精一杯でぶつかるしかない。」
と、腹をくくることができました。
 

「おぉ。やっぱりTさんはカッコイイなーー!こんな人になりたいもんだわ。」と思っていた。
もちろん、帰ってすぐに、二男に偉そうに話したし、素直な二男は早速バットを振っていた。

 ハリーポッターが「石」を手にできた理由

唐突に話が変わって、大好きなハリーポッターシリーズ。
(少しネタバレあり。)

第1巻「賢者の石」 のクライマックスで、ハリーは「不老不死」の力を得ようとするヴォルデモートと対峙する。

ホグワーツ魔法学校の校長、ダンブルドアの魔法で隠された「賢者の石」を手に入れようとするヴォルデモートと、それを阻止しようとするハリー。

石は「みぞの鏡」を使って、手に入れることができる魔法がかかっている。
その「みぞの鏡」は、鏡を覗いた人の、心の奥の「のぞみ」を映す。

ヴォルデモートの手下は、鏡をいくら調べても「石」を手に入れる方法がわからない。
覗いて見えるのは、ヴォルデモートに石を捧げて褒められる自分の姿、不老不死の力を得た姿ばかり。

だが、ハリーは「石」を手に入れることができる。
その時のハリーの望みは、ただ純粋に「石を手に入れる」ことだったから。

今の自分を出し切る力 

Tさんは、いつも自信を持って物事に取り組んでいるように、私には見えた。
困ったことが起こっても、頑張った結果失敗しちゃった時も、反省はしても凹んでいる様子は見せなかった。

いつも内心ユラユラして、自信がなくて、しょっちゅう凹んでいた私は、Tさんの姿は持って生まれた気質だと思っていたし、うらやましいと思っていた。

 

素振りの話を聞いた時、緊張しながらも、腹をくくって試合に挑めたのは、Tさんが自信を持っていたからだと思った。

ただ、それは「自分が強い」とか「能力がある」ではなく、「自分のできる限り、精一杯やってきた」という自信。

その自信を持つために、自分が納得できるまで努力したのだなと思った。

「負けたらイヤだな。」とか、「勝ったら褒められるな。」とか考えず、今の自分を出し切る力が、Tさんを強くしてきたのだなと思った。

 

そして、あのシーンを思い出した。

その「石」を手に入れて得られる力、その後自分がどうなるか、誰にどう思われるかではなく、
ただ「石」を守ることに精一杯だったから、ハリーは強い大人の魔法使いでもなし得なかったことができた。

精一杯頑張って、やるだけやったら、腹をくくって挑む。
それが、「今の自分を出し切る力」を生むのだと気付かせてくれた、もう会うこともないTさんも、「私の大切な人」の一人。

今週のお題「大切な人へ」 
ほんさき

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