更新が滞ってしまった時に頼りになる「お題」ですが、なんと「おうち時間」。
でも、職場であるクリニックは開いているし、コロナ不安からハートがしんどくて、休みがちな同僚もいて(辞めちゃったらどうしよう( ノД`)シクシク…)
いつも以上に出勤が多くて「おうち時間」は少ないのですよ。
家には、休校中の高校生。
成長期(今ごろ?)で常にお腹を空かせているうえに、人との生身の交流が減り過ぎて、
「もう、こうなったらムカつく親でも誰でもいいから、人と関わりたい!」
という心境なのか、いちいち絡んでくるんですよ。カワイイけどさ(*´艸`*)。
そんな毎日ですが、時間がとれれば、動画配信サービスでボチボチとドラマを観ています。
いつか「正義の鉄槌」を
「いつか、最後に、コイツを一発ぶん殴って去ってやる!」
何かを殴ったことすらないくせに、そんな物騒な思いを支えに、苛立ちをやり過ごすことがしばしばあったのです。若い頃。
社長の親族だからってやりたい放題のH部長に、「女だ」「パートだ」と言っては嫌がらせされていた時も、
あることないこと陰口たたいて、Tさんが私を仲間外れにしようと、躍起になっていた学生時代も、
「わかんな~い。できな~い。」を連発して、ママ友Kさんが、保護者会の面倒な仕事を押し付けてくる時も。
「あたしは正しい。あたしは間違ってない。
あいつに、いつか『正義の鉄槌』をくれてやる」と思いながら、踏ん張っていたのでした。
「相手の正しさ」に目を向ける余裕がなかった、自分自身にも非があったのかもしれないと、今になれば思うのだけれど。
そして、実際「去る時」になった場面では、関係が切れる解放感と喜びで、それまでの怒りなんかどうでもよくなって、
結局一度も「殴る」には至らずに済んだのでした。
「病室で念仏を唱えないでください」第5話
もうとっくに最終回を迎えた、今年1月~3月期のドラマ「病室で念仏を唱えないでください」を「Paravi」で追いかけ中です。(まだ途中(^^;))
お坊さんでもある医師(松本照之)が主人公。
実はちょっと、松本先生役の伊藤英明さんのイメージが暑苦しくて(ファンの方ごめんなさい<(_ _)>)、
当初「観ないかもな~」なんて思っていたのですが、
見始めたら、毎回、胸に迫るものがあり、涙なしでは観られないので、1人でこっそり観ています。(だから、なかなか進まない(;'∀'))
その「 第5話」(以下ネタバレあります)
「第5話」は、 松本先生が勤務先の病院から「無期限の出勤停止処分」を受けてしまったところから始まります。
その理由は「第4話」のラストに。
松本先生は救命救急センターの救急医なのですが、そこに小学生の少女が、担任によって運び込まれます。
医師の必死の救命措置にも関わらず、少女は息を引き取ってしまうのですが、その原因は、義父による性的虐待。
少女が亡くなった後、のんびりと病院にやってきた母親と義父。
「あいつの方が誘ってきたんだ」なんて言う、悪びれない態度の義父に怒りを抑えられず、松本先生は思わず義父を殴ってしまいます。(ここで第4話終わり)。
第4話ラストの途中で、松本先生の握りこぶしが映った時、
「こんなヤツ殴ってやれーー!」
「あたしが許すっっ!!これは『正義の鉄槌』よ!!」と、私は内心叫んだのです。
そして終了時、「松本先生!よくやった!」と思ったのです。
きっと、恐らく、日本中のテレビの前の、誰もがそうだったと思います(虐待してるヤツら以外はね)。
でも、第5話は「無期限の出勤停止処分」で「職場に迷惑かけてる」スタート。
「えー!!なんで?」
「殴っちゃったから、そりゃそうだけど、でもなんでよーー(怒)!」
暴力がイケナイのは、わかっちゃいるけど、なんだか理不尽な気がしてモヤモヤスタートだったのです。
正義の鉄槌とワガママ
松本先生は、僧侶でもあるので、出勤停止中に師匠のお寺に出向きます。
師匠に話しながら、
「反省はしていますが、後悔はしていません!」と松本先生。
「そーだ。そーだ。
アイツは殴っていいわ。いや、よくぞ殴ってくれたわ、松本先生!」
と思っていたのに、師匠は厳しい表情。
「正義の鉄槌で誰か救えたか?」
なんて言うんですよ。
「いや、ちょっと待ってよ。
あなた仏に仕える身なら、アイツ(義父)が酷いヤツって思うでしょう??
あの子(少女)可哀想だったって思わないの??」
もう、ドラマに入り込み過ぎて、独り言が危ない人になってます。
そして、色々ありまして(はしょり過ぎ)。
ただでさえ人手不足の救命救急センターに、自分が感情的になったばっかりに、迷惑をかけてしまったことに気付いた松本先生。
職場復帰できることになるのですが、お寺に再び出向き、師匠に気付きを伝えます。
あの「正義の鉄槌」は、
「自分の未熟さ不甲斐なさのイライラを、正義の名の元に相手にぶつけただけ。
我を通しただけ。」であったと。
あの少女を救えなかったことが、ただひたすらに辛かった。
救えなかった辛さ、自分自身への怒りを、相手にぶつけただけ。
つまり、「我が」を通した。「ワガママ」だったと。
そして、「正義の鉄槌」では、誰も救えなかった。
この手は、人を救うために使いたいと、職場復帰するのです。
恥ずかしながら、号泣でございました。
ドラマ内の義父に対して、理不尽に対しての「ちくしょう!」は変わらず、
亡くなってしまった少女を思うと辛すぎて、
でも、正義の名の元に、暴力に訴えたって何にもならないって、わかったけれど悔しくて。
それから書いたのがこの記事↓↓
立て続けに書きたかったのですが、間が空いてしまいました(^^;)
おまけ:過去の名作ドラマを楽しむのもおススメ
Paraviを利用し始めたのは、「初めて恋をした日に読む話」を、思う存分観たかったから。
www.paravi.jp
せっかくなので、他のドラマも覗いてみるかと思って見ると、名作が色々と。
リアルタイムでは観られなかったドラマの数々に、今更はまっています。
心が疲れた時は定番の「はじこい」で癒されてますが、(何度観てもイイ♡)
過去の名作ドラマ
(「アンナチュラル」もたまりませんでした(ほんと今更))
を楽しむのも「おうち時間」の過ごし方としていいな〜と思っているところ。おススメです(๑・̑◡・̑๑)。
お題「#おうち時間」
ほんさき
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