小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

「私もソレと同じこと言ったよね?」ってことをドヤ顔で言われるとシャクに障るのは何故なのか

夫婦仲は良好な方だと思っている。私は。
夫にコッソリ尋ねたら、「妻が怖いです。」と言うかもしれないけれど。 

自分が言ってたことをドヤ顔で言われるとシャクに障る

なんの予定もない日曜日の朝も、早起きの夫は、平日と同じ時間に起きてゆっくり新聞を読んでいる。

ちょいと遅く起きた私に、自慢げに言うのだ。
「これからは、『Society(ソサエティ)5.0』なんだってさ。二男にも言っとかなくちゃね!」

寝起きの悪い私は、半ばうんざりと
「へ~」と「は~?」の混ざったような返事で誤魔化す。

ただでさえ寝起きで機嫌が悪いのに、以前自分が言ってたことを、改めてドヤ顔で言われるとシャクに障るんだがな~と思いながら。

だって、それは、昨年末に講演会を聞いてきて、あなたにも散々話したし、資料も見せたし、説明したじゃん。 

その時あなたは「ほ~」と「ふ~ん」の混ざったような返事してたけどさ。

100歩譲って聞いてなかったのはイイとして、ドヤ顔ってのがシャクに障るわ〜。

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ちょいと前の職場の上司なんかも、そんなことよくあったわよ。

「コレコレは、もっと○○できると効率的なので、やってみましょうか?」って言っても、
「う~ん、でもねぇ・・う~ん、だけどさぁ・・」って言ってたくせに、

ある時、研修会か何かに行ってきた上司は、張り切って
「ほんさきさん!コレコレは、○○できると効率的なんだよ!研修会で聞いてきたんだ!」
なんてドヤ顔で言うもんで、「シャクに障るわ~」と思ってたわ。

「私もソレと同じこと言ったよね?」って。

「私も同じこと言ったよね?」と言いたくなるのは何故?

それにしても、結果的に、自分の思う通りになっているのに、
私も、同じこと言ったよね?」と言いたくなるのは何故だろう。

夫は、いくら説明しても「ふ~ん」だったことを、「大切だ!」と認識してくれたのだし、
その仕事では、結果的に、私の提案どおりに作業が進むことになったのだから、目的は達成されたハズ。 

夫や上司が理解したきっかけが、新聞の活字でも、研修会の何だか肩書付いた講師でも構わないハズなのに、
特許権や著作権でも侵害されたかの如く、最初にソレを伝えたのは「私」だということにこだわってしまうのは何故だろう。

 

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以前は、ついつい夫に言っていた。
「私もソレと同じこと言ったことあるよね?」と。

「大体、私が話す時は、ちっとも聞いてないってことじゃん!」
「何で、私の言う事は信じないで、どっかの講師の言う事なら『正解』って思うわけ??むちゃくちゃ失礼じゃない??(怒)」

なんてぶちまけて、話の中身そっちのけになってしまっていた。 

ある時、職場で似たようなことでプリプリしていた時、
「ほんさきさんの提案どおりになったのに、な〜んで怒ってるんっすか??
と、尊敬するTさんから明るく不思議そうに言われて、「何でだろう?」と考えた。 

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自分の言うことを聞いてほしいのか?構ってほしいのか?認めてほしいのか?

それもあるけれど「自分は正しく、あなたより優位だ」と、相手に認識させたいのかもしれないと思った。

私の方が、正しかったでしょ?だから私に従いなさいよね!と。

中身を達成する目的よりも、自分の手柄かどうか、自分が優位に立てるかどうかを気にしている。

私が、私が・・になっていたのではないか?と思って、
「それって、すっごくヤなやつじゃん!」とドキドキした。 

いっそのこと逆手にとって

もちろんシャクには障るけれど、目の前の自分の妻より、部下よりも、
活字になっているものをより信用するのは、当たり前と言えば当たり前なのだ。

活字になっているモノ、講師を生業にしている人の方が、目の前の人より、客観的で、より広い視野を持っているハズ。そう思いたい気持ちもあるハズ。 

 自分が言いたかったことが伝わったのなら、「私」でも「活字」でもいいじゃん。
目的は達せられたのだから。

正面からぶつかったって意味のない、無益な戦いはスルーして、
そして時には、いっそのこと逆手にとって

「なんだか忘れたけど、コレコレって書いてあったよ~」
とハッタリ言って目的を達成してもいい。 

 

私が、今、10数年前の自分からは想像できないくらい、軽やかにスルーできるようになったのは、
家族に内緒のブログで、自分の言いたいことを発信できるようになったことも大きいなと思う。

ブログという場所は、家庭平和にも役立っているんだわ。私の場合。 

単に寝起きが悪かっただけで、「もういいや別に~」と気にしていなかったのに、
「あっ!コレは前にあなたから聞いたことあるかもしれませんが。」
を、夫はちょいと慌てて付け足した。

う~んと、別に、私そんなに恐妻じゃないよ。多分。

ほんさき

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