電話と言えば、一家に一台の固定電話機でした。えぇ、昭和の話です。
今や家族皆がスマホを持つようになり、「果たして、家の電話って必要か??」と思いつつ、ついほったらかしていた我が家も、
固定電話続けるか?、この際やめるか?の選択を迫られる時がやってきました。
固定電話機が壊れた!
「プルルルルルルルルルルルルルルルル・・・・・」
その時は突然訪れたのです。
いつもの呼び出し音と違い、延々なり続ける電話機。
意を決して電話に出ると、受話器の向こうは無音状態。
受話器を置くと繰り返されるプルルル・・に、「イタズラか?」と電話の線を抜いてみると
「プルルルルルルル・・・」
電話機自体が壊れてしまったのでした。
その電話機は、10年程使用したFAX付きのもの。
当時、他県に住む実親の遠距離介護に、FAXが結構役に立っていたのでした。
担当のケアマネージャーさんも、私自身も仕事で忙しく、なかなか電話でお話できず、
電話できても、細かいことは伝えづらく(メールはなかった)、
こちらの帰省予定や、ヘルパーさん、デイサービスなどの変更のお願いなど、FAXが大変便利だったのです。
そんな風に大変お世話になった電話機でしたが、とにかく「プルルルル」うるさいので、電源を抜いて処分することに。
大変!急いで電話機を買わなくちゃ!!
でも、次の週末まで買いに行けないし、「電話がつながらない!!」と義母が慌ててはいけないので、
何はともあれ、義母に連絡しなければ!!
「電話機が壊れたので、しばらく繋がらないんです。もし、必要な時は、携帯(スマホ)にかけてくださいね。
電話が繋がるようになったら、こちらから連絡しますね。」
「はいはい(^▽^)」←義母
我が家に固定電話は必要か?
アラフィフの私にとって、家の固定電話機と言えば、「ダイヤル式の黒電話」。
友達との電話がちょっとでも長くなると「長いぞ!!」と父の怒鳴り声を背中に浴びたとか、
イカツイ男子の家に電話をかけて、そちらのお母さんが
「〇〇くぅ~~ん♡お電話よ~♡」なんて言うもんで、電話口でニヤニヤが止まらなかったとか、
駅で待ち合わせたら、北口と西口でお互い延々待ってたとか、
固定電話しかなかった時代、当時ならではのアレコレもありました。
しかし、今や下の子もスマホを持ち、部屋からLINE電話(しかもグループで話せるΣ(・ω・ノ)ノ!)の声がボソボソ聞こえます。(←なんか気持ち悪いわ!)
急いで電話機買いに行かなくちゃ!と慌てたのだけど、果たして、我が家は固定電話必要なの???
相手の都合を気にしなくていいので、電話よりメールやLINEを使うし(既読スルーは気にしない)、
話さなければならない時は、基本的に相手のスマホにかける。
義母にもスマホを渡してある(携帯していないことが多いけれど)。
今、固定電話にかかってくるのは、
家庭教師のご案内か、
太陽光発電のなんたらかんたらか、
葬儀場の見学会のご案内(Σ(゚д゚lll)エー)くらい。
新しい電話機購入費用がかかり、月々の回線料がかかり(ドコモ光なので500円)、
それでも固定電話を続けるのか??
この際やめれば、出費もなく、余計な電話もかかって来なくて助かる。
もはや固定電話をやめるメリットしか思いつかないので、ここは一旦冷静に、想定されるデメリットは何か?を考えます。
①義母や義父が、つい固定電話にかけてしまう・・・スマホにかけることに慣れてもらうしかない。
②親戚(高齢)皆に、電話変わりました~と知らせる手間がかかる・・・知らせないわけにはいかないかぁ。
③携帯番号を知らせたくない時に使う番号がなくなる・・・自治会名簿とか、ちょっとした買い物の時とか。
う~ん。どれも大したことないけど、微妙に困るかもしれないということで、
結論:最低限の機能でいいから、固定電話機は設置する ことにしたのでした。
新しい電話機はシニアの香り
やはり実物を見たかったので、家電量販店へ。(↓↓↓広告貼っておいて何ですが(^^;))
アレコレ機能は使いこなせないので、「留守番機能のついているお安いの」を探していると、
あら、子機だけ売ってるの?と思ったら、これで電話機本体なのですね!
今どきは、固定電話機もスマートです。場所も取らないし、オシャレだし。
心惹かれたのですが、できれば画面の文字も、プッシュボタンも大きい方が見やすいかも。
そして、一番お安くていいのだけれど・・・。
結局、このタイプを購入しました。↓↓↓
子機はなくてもイイと思ったけれど、2階で取れた方がやっぱり助かる。(慌てて階段降りたら、転ぶかもしれないし(;'∀'))
プッシュボタンが大きくてくっきり、画面の文字もくっきりで見えやすい。機能も操作もシンプル。
これで十分だし、良かったわ~と思いながら、ただちょっと、何となく感じる「シニアの香り」に抵抗したくなるような・・。
中央には、迷惑電話対策として「お名前確認」「お断り」「あんしん相談」の3つのボタンがついています。
電話がかかってきた時に、「お名前確認」ボタンを押すと、「あなたのお名前をおっしゃってください」とメッセージが流れるので
相手を確認して電話に出るかどうか決められます。
「お断り」を押すと、「電話をお受けすることができません」と流れて切れます。
「あんしん相談」ボタンは、怪しい電話を相談できる相手を登録しておいて、怪しい電話の後すぐに電話相談できるようにするためのボタン。
少なくとも、「あんしん相談」は、義父母や息子たちから相談受ける側に、まだいるつもりなのだけれど。
何となく、抵抗しても無駄なのだけど、まだそこまでシニアのつもりではないのだけれど。
でも、この電話機が壊れる頃には、もしかして息子の電話番号を登録していたりするのかな・・・(;'∀')
新しい電話機を設置した途端、早速「プルルルル・・・」
「え??もしかして、もしかすると、
あの『プルルルル・・・』は 電話機のせいじゃなかったってこと?(゚д゚lll)ゾゾゾ!?」
いきなりで慌てて、せっかくの新機能も使わないまま受話器を取ると・・・
「あっ、もしもし・・(*´艸`*)ウフフ」←義母
え~っと、「電話機壊れたので、しばらく繋がりません」って言いませんでしたっけ?
「必要な時は、携帯電話にかけてくださいね」って言いませんでしたっけ??
「あら?そうだったかしら??ところでね、・・・」
あぁ、やっぱり、まだまだしばらく、我が家に固定電話は必要だったのでした。
ほんさき
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