小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

見えない手に肩を掴まれた昼下がりの話~その手の主は・・・

私は、怖い話が苦手。

おまけに、大きい音や「突然飛び出す」といったドッキリも苦手なので、
お化け屋敷とか、ホラー系の映画も大の苦手。

ファンタジー系の映画を観に行ったのに、ホラー映画の予告が突然流れて「ギャァァー」となることがあるので、
映画館では本編が始まるまで気が抜けません。

そんな私の、中学生の頃のちょっと怖い(?)体験です。
今週のお題「怖い話」

 思春期は金縛り期?

中学生~高校生の頃は、時々「金縛り」のような状態を経験していました。

でも、霊感なんて何にもない(と信じたい)ので、きっと、本当の金縛りではなかったのです。 多分。

夜、ふと目が覚めると、ゾワゾワ~っとした気配とともに、身体中が固まってしまい、ぴくとも動かせない。

それは、きっと、脳だけ目覚めて、身体は寝ぼけていたから。
きっと、「私の思春期は『金縛り期』だっただけ」に違いないのです。

それでも、とにかく動かない間は妙に焦るし、目を開けて万が一「何か怖いモノ」が見えてしまったら・・・と思うと、目も開けられない。

「そう言えば、お経を唱えると、金縛りが解けるって聞いたな~」と思い出し、
目を閉じたまま、ひたすら慣れない「なむみょうほうれんげきょう・・」を唱えてみたり、

「あれ?『なむあみだぶつ』だったっけな??」と迷って、どっちも唱えてみたり。(そう言えば、我が家は仏教徒ではなかった・・)

そうこうしているうちに、少しずつ身体が軽くなって、ホッとする。
そんなことが、時々おこりました。 

大人になってからは、滅多にないので、きっと脳の成長過程とか、ホルモンバランスとか、
そういったことによるもので、本当の金縛りではなかったのだと思います。(思いたい(;'∀')) 

見えない手に肩を掴まれる 

そんな金縛り期が訪れる前のこと。

金縛りなんて「噂で聞いたことある」くらいだったある日、
中学生の私が1人留守番をしながら、ベッドで少しウトウトしてしまった昼下がり。 

突然、右肩を ガシッ!と掴まれ、はっと目が覚めたのです。

肩には、ハッキリと感じる5本の指の力

「しまった!窓もあちこち全開で、ウトウトしてしまった。
もしかして、もしかすると、強盗か??」

「マズいっ!これはマズいっ!」と青くなりながら、ふと身体中が動かないことに気付いた私。

・・・ もしかして、これが金縛り??(初体験)

初体験で妙なテンションになってしまった上に、昼間だったので、思わず目を開けてみます。

そして、身体中動かないけれど、目玉だけが動くことを発見。
ハッキリ5本指を感じる右肩に視線を移すと・・・

5本指を感じるのに、何も見えない・・・。 

f:id:honsaki:20200814142104j:plain

「うわぁぁぁーーー」 と出ない声で、動かない身体でジタバタ(内心)しているうちに、
スーッと肩を掴む力は去り、普通に動けるようになったのでした。 

その手の主は・・・

その日、留守番をしていた訳は、少し前に他界した祖母の家の片付けなどに
両親が出向いていたためでした。

1人暮らしだった母方の祖母は、私が物心ついた頃には、もうすっかり「シワシワのおばあちゃん」。

数人いる孫の中で一番最後の、私への興味も、相手をする元気も、もう残っていない様子で、
いつも疲れていて、迷惑をかけてはならない、甘えてはならない人。

祖母の家に行き、いとこや叔母たちに相手をしてもらえるのは楽しかったけれど、
「祖母は私のことを、気にかけてなんかいないよね」
なんて、ちょっと寂しく、ちょっと拗ねたことを思っていたのです。

けれど、あの日、
「窓全開でウトウトしたら危ないよ!」と、
孫を心配して、祖母が起こしてくれたんじゃないかな?なんて、

怖くないように、都合のいいように、
「私のことも気にかけてくれてたんだよね」と、私は自分の思いたいように思うことにしたのでした。

ところで、書いておいてなんだけれど、怖い話が苦手なので、
今週のお題」の、他の方の記事は読めないかもな~(゚д゚lll)ブルブル。

ほんさき

↓ にほんブログ村に参加しています。

 にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ
にほんブログ村

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村 

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村  

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村 

★こんな記事も書いています★   

www.honsaki.com 

www.honsaki.com 

www.honsaki.com