私は、怖い話が苦手。
おまけに、大きい音や「突然飛び出す」といったドッキリも苦手なので、
お化け屋敷とか、ホラー系の映画も大の苦手。
ファンタジー系の映画を観に行ったのに、ホラー映画の予告が突然流れて「ギャァァー」となることがあるので、
映画館では本編が始まるまで気が抜けません。
そんな私の、中学生の頃のちょっと怖い(?)体験です。
今週のお題「怖い話」
思春期は金縛り期?
中学生~高校生の頃は、時々「金縛り」のような状態を経験していました。
でも、霊感なんて何にもない(と信じたい)ので、きっと、本当の金縛りではなかったのです。 多分。
夜、ふと目が覚めると、ゾワゾワ~っとした気配とともに、身体中が固まってしまい、ぴくとも動かせない。
それは、きっと、脳だけ目覚めて、身体は寝ぼけていたから。
きっと、「私の思春期は『金縛り期』だっただけ」に違いないのです。
それでも、とにかく動かない間は妙に焦るし、目を開けて万が一「何か怖いモノ」が見えてしまったら・・・と思うと、目も開けられない。
「そう言えば、お経を唱えると、金縛りが解けるって聞いたな~」と思い出し、
目を閉じたまま、ひたすら慣れない「なむみょうほうれんげきょう・・」を唱えてみたり、
「あれ?『なむあみだぶつ』だったっけな??」と迷って、どっちも唱えてみたり。(そう言えば、我が家は仏教徒ではなかった・・)
そうこうしているうちに、少しずつ身体が軽くなって、ホッとする。
そんなことが、時々おこりました。
大人になってからは、滅多にないので、きっと脳の成長過程とか、ホルモンバランスとか、
そういったことによるもので、本当の金縛りではなかったのだと思います。(思いたい(;'∀'))
見えない手に肩を掴まれる
そんな金縛り期が訪れる前のこと。
金縛りなんて「噂で聞いたことある」くらいだったある日、
中学生の私が1人留守番をしながら、ベッドで少しウトウトしてしまった昼下がり。
突然、右肩を ガシッ!と掴まれ、はっと目が覚めたのです。
肩には、ハッキリと感じる5本の指の力。
「しまった!窓もあちこち全開で、ウトウトしてしまった。
もしかして、もしかすると、強盗か??」
「マズいっ!これはマズいっ!」と青くなりながら、ふと身体中が動かないことに気付いた私。
・・・ もしかして、これが金縛り??(初体験)
初体験で妙なテンションになってしまった上に、昼間だったので、思わず目を開けてみます。
そして、身体中動かないけれど、目玉だけが動くことを発見。
ハッキリ5本指を感じる右肩に視線を移すと・・・
5本指を感じるのに、何も見えない・・・。
「うわぁぁぁーーー」 と出ない声で、動かない身体でジタバタ(内心)しているうちに、
スーッと肩を掴む力は去り、普通に動けるようになったのでした。
その手の主は・・・
その日、留守番をしていた訳は、少し前に他界した祖母の家の片付けなどに
両親が出向いていたためでした。
1人暮らしだった母方の祖母は、私が物心ついた頃には、もうすっかり「シワシワのおばあちゃん」。
数人いる孫の中で一番最後の、私への興味も、相手をする元気も、もう残っていない様子で、
いつも疲れていて、迷惑をかけてはならない、甘えてはならない人。
祖母の家に行き、いとこや叔母たちに相手をしてもらえるのは楽しかったけれど、
「祖母は私のことを、気にかけてなんかいないよね」
なんて、ちょっと寂しく、ちょっと拗ねたことを思っていたのです。
けれど、あの日、
「窓全開でウトウトしたら危ないよ!」と、
孫を心配して、祖母が起こしてくれたんじゃないかな?なんて、
怖くないように、都合のいいように、
「私のことも気にかけてくれてたんだよね」と、私は自分の思いたいように思うことにしたのでした。
ところで、書いておいてなんだけれど、怖い話が苦手なので、
「今週のお題」の、他の方の記事は読めないかもな~(゚д゚lll)ブルブル。
ほんさき
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