小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

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ブルーインパルスが好きな気持ちと平和を願う気持ちとは矛盾しない~空飛ぶ広報室

私は、ブルーインパルスが好き。

小説やドラマの「空飛ぶ広報室」の影響を相当受けている、ミーハーであることも事実だし、
そこまで詳しいわけではなく、熱心なファンの方の「好き」とは、多分違うのだろうけれど。

「訓練飛行ライブ配信」を楽しむ

先日の「ブルーインパルス訓練飛行ライブ配信(初の試みだったそう)」を、丁度休みだったのでライブで見て、1人で盛り上がっていた。

www.youtube.com

約2時間あるけれど、実際にブルーインパルスの飛行が見られるのはスタートの約1時間後から30分間ほど。

映像は手作り感があり、「さぁ、テイクオフ!!」と思ったら、「丁度建物に隠れて見えないよーーー!」なんてこともあったけれど、 
やっぱり美しかった。

ドラマの影響で、
「離陸までに時間がかかるのは、それだけ事前の準備や点検を入念にされているんだよな~」とか
「広報の方たちが、自分たちで撮影されたのかな~」とか想像してしまい、飛行以外も感慨深かった。 

☆飛行前の入念な点検については「第2話」、自分たちでPR動画作成する様子は「第8話」に!あくまでもドラマの話ですが・・↓↓↓


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けれど、もし、他界した両親がこの記事を見たら、目をむいて怒るだろうなと思う。 

「自衛隊」という言葉が出るだけで、父から怒りのオーラのようなモノが出るのを感じていた子ども時代、
まさかブルーインパルスの映像を見て「キレイだな~」と思ったなんて、口が裂けても言えなかった。

昭和一桁生まれ。多感な時期に戦中戦後を必死に生き抜いてきた両親は、繰り返し、厳しく我が子に「平和教育」を行った。

子どもながらに、両親がそうなるのも理解はできた。

私はブルーインパルスが美しいなと思いながら、それは決して、人前で口にしてはならないことだと思っていた。 

自衛隊を「毛嫌い」することへの違和感

そんな、自衛隊と聞けば、嫌悪感を抱くべきものであるかのような家庭で育ったけれど、
私は、自衛隊を「毛嫌い」することに違和感を覚える。

今回の訓練飛行のライブ配信のニュースにさえ、
「税金の無駄遣い」だとか、
「こんな時に(コロナで大変な時に)他にすることがあるだろう」とか、
「戦争をイメージさせて不愉快」だとか、
必ずと言って良いほど、アンチな意見が現れる。

なんだか悲しくなって、
訓練は無駄なのか?
コロナで大変な時には、万が一の事態は起こらないのか?
なんて、独り言でツッコミをいれている(コメント合戦に参加はしないけれど)。

ブルーインパルスは確かに曲技飛行隊で、一見無駄にみえるかもしれないけれど、本体はパイロットの訓練機。
搭乗するパイロットは任期制で、任期が終われば通常の戦闘機に搭乗する。

日頃の訓練の成果を、平和的に発揮する場でもあり、飛行訓練そのものでもあると思うのだけれど。

ドラマの受け売りだけど、近年スクランブル(領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊機の緊急発進)の回数は増加傾向。
2019年度は947回もある。

アンチな意見の人たちは、自衛官なら訓練もせずにスクランブルできるとでも思うのかな?

それとも、広い心で「いくらでも頭の上をお通りください」と言えば、
戦争のない平和な世界が訪れるとでも思うのかな? 

訓練もさせず、装備もさせず、いざという時には
「我々を守るのがお前らの仕事だ」と、自衛官の背後に隠れるつもりかな?

それは、極論だと自覚はあるけれど、
竹やりで敵に立ち向かえと、主婦や学生に竹やり訓練をさせたり、
ろくに操縦の練習もさせず、片道の燃料を積んでお国のために敵艦に突っ込めと命じたことと、同じようなものじゃないか。とさえ思う。

自衛隊の訓練は全て、結果として無駄となることが最良。
訓練の成果を発揮する「万が一の事態」なんて永遠に来ない方がいい。

それでも、訓練しなくていいことにはならない。

話し合いの通じない相手がいた場合、もしくは不慮の事故やミスで、仮に、自分の住む町にミサイルが飛来してきたら?

私は、助けてほしい。 アンチな人々が兵器と毛嫌いするものに。

 崇拝もしない、毛嫌いもしない

ドラマでも、原作でも、決して自衛官を「ヒーロー扱い」せず、ありのまま、普通の人だと扱ってほしいと訴えていると思う。

助けてくれる人たちだから、国を守る人たちだから、何でも大目にみろとか、何でもこちらが我慢しろとか、
盲目的に崇拝しろとか、そんな危険な思考に偏らないよう、気をつけなければならないとは思っている。

そのうえで、「盲目的に崇拝しない」ことと同じレベルで、「毛嫌いしない」ことも大切ではないかなと思う。 

知るきっかけとして、小説を読むなり、ドラマを見るなりして、自分で考えてから「好き嫌い」を決めたっていいじゃないかと思う。

何が好きか、何が嫌いかは自由だ。

私がブルーインパルスを好きなことも、
戦闘機はどうにも嫌いだと思う人がいることも自由。 

私が「ブルーインパルスが好き」という気持ちは「戦争賛美」ではないし、
戦闘機のパイロットは殺人願望があるなんて、とんでもない暴論だと思う。

けれど、ドラマ(第1話の主人公とか、第9話のコメンテーターとか・・)や小説に描かれるような
「自衛隊というだけで毛嫌いする人たち」=イメージでやみくもに攻撃する人は、確かに実在している。

もちろん、ドラマや小説で表現されることは全てではない。
自衛官がみな、ドラマに出てくるような人ばかりじゃないのは、もちろんそうだろう。
パイロットがみんな綾野剛なわけじゃないのは、女性がみんなガッキーじゃないのと同じこと。

イイ人もいれば、ちょっとヤな人もいるだろう。
でも、それはどこの組織も、自分の周りの世界でも同じこと。 

ブルーインパルス好きと平和を願うことは矛盾しない

職務は特殊だけれど、自衛官も私たちと変わらず、誰かの大切な子どもであり、
誰かの大切な親であったり、大切な人だったりする。

そんな人たちに、任務とはいえ、相手を傷つけなければならない場面に、
決して向かわせたくないと思う。

「相手」だって、誰かの大切な人。傷つけて、傷つかないハズはないと思うから。

そんな風に、私が、ブルーインパルスを好きだという気持ちと、
私が平和を願う気持ちは矛盾しない。

私は、そう思っている。

 

先の戦争がもう少し長引いたら、父は特攻兵として散っていただろうと聞いた。
終戦間近で物資は不足し、訓練機すらなく、操縦桿を触る機会もなかった少年兵の父が。

ブルーインパルスが大空に軌跡を描きながら飛ぶ、その美しさを楽しめるということは、
平和だということじゃないかな?なんて思うのだ。 私は。

ブルーインパルス写真

 ほんさき

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