ここんとこ、文句言われてばっかりです。
クリニックの受付で直接、そしてジャンジャンかかってくるお電話で。
インフルエンザ予防接種のお申込みが例年より早く、かつ多く、既に予約をお断りしているのです。
ワクチン卸の会社からは「『前年実績』は、なんとか確保できる予定です」の口約束のみ。
「高齢者無料」だの「優先」だのと、新提案が思いつきのように急に発表され、例年になく早い時期から予約申し込みが殺到し、
予約数が「確保できるワクチンの数」に達してしまいました。
当てが外れて怒る人たち
受付は結構毎日怒られている
「〇月〇日から予約受け付けます。」と、随分前から掲示しています。
さらに「今年は申し込みが多いと思うので、早めに予約してくださいね。」と、常連さんには、何度もお伝えしてきました。
それでも、先日ようやく来られた常連Tさん、
「インフルエンザ、な!」
いやいやいやいや。「な!」って言われてもさ・・・
既に予約いっぱいで受け付けられないと知ると、
「何でだ!いつもはできるじゃないか(怒)!」
「なんとかならないのか!どうするんだよ!!(怒)」
本当に、申し訳ないのですが、
だから「接種するつもりなら早く予約して」って言ったじゃん。
「そんなにすぐには、なくならないと思ったんだ!」
「予約は、今度行く時でいいと思ってたんだよ!」
と言われても、あなたがどう思っていたかなど、こちらにわかるハズないじゃありませんか。
またある日は、60代後半の女性(Aさん)にお断りしなければならず、
「65歳以上は、26日までなら申し込めるんでしょ!おたくおかしいんじゃないの!?
テレビはそう言ってるわよ!」
「若い人が申し込んでるんじゃないの!?どうして私がダメなのよ!65歳以上なのよ(怒怒怒)!」
あああー色々勘違いで、何から説明したらいいんですかーー!
ちなみに予約されているのは、70代80代の方がほとんどですよ。
奥さま、まだまだお若いですわよ!
勝手に当てにしておいて外れると怒る
これはやはり「常連さんのみ」とか、「前年接種した人のみ」
予約受付にすべきだったのか??
しかし、Tさんのような人がいるかと思えば、
「今年はちょっとでも早く接種したかったから」と、さっさと他の病院で受けた常連さんもいるのです。
予約しておきながら、ついでの時に他でさっさと受けてしまう人もいます。
3年ぶりなのに「いつもそちらで受けてます!」と言われると、「常連さん」なのか…?定義も結構難しいのです。
それにしても、TさんやAさんのような方が、受付にも電話でも結構いらっしゃいます。
「ちょっと申込み遅くなっても大丈夫だろう」
「自分は優先してもらえるだろう」という思いは、
勝手に、自分の都合良いように当てにしているだけだと思うのだけど。
そして、当てが外れたら「がっかりする」ものだと思うのだけど、「怒る人」が、まあまあいらっしゃる。
当てが外れたとプリプリ怒りをぶつけられ、「チッ」と舌打ちされ、
受付のおばちゃんは、今日も笑顔を保ちつつ「そりゃないよ~」と内心思っているのです。
ちょこっと怖いKさん 登場
そんな毎日のなか、自動ドアの向こうに見えるのは…あっっKさん!!
ちょこっと怖いんです。Kさん(70代男性)。
いつも大抵ムス~っとされていて、何かお聞きしても「あぁ」とか「おぅ」とか低音ボイスで、
待ち時間長いと、あからさまに不機嫌オーラを放ち出し、受付を睨まれ…。
以前、ひどくご立腹され、大声を出されたことがあったようで、
カルテにこそっと「気をつけよう」のマークがついています。
笑顔で「こんにちは」と受け付けながら、大急ぎでインフルエンザ予防接種の予約表をチェックしますが、Kさんのお申込みはまだです。Σ(゚д゚lll)ガーン
まぁ、毎年必ずうちで接種されてはないし、どこかで接種済んでるかな~(希望)
そして、低音ボイスが…
「あぁ、それと、インフルエンザの予防接種、予約。」
うわぁぁーーΣ(゚д゚lll)ガーン
「もっ申し訳ありませんが、ご予約がいっぱいで、もう受け付けを終了したんです。」
ムッチャ怒られる?怒鳴られる?TさんやAさんの比じゃないよねーー(;''∀'')
いろいろ当てが外れる
Kさん「あぁん?」と顔をあげられたのですが(Σ(゚∀゚ノ)ノキャー)
Kさん「そう、遅かったか…。どうしたらいいかね?」
私「キャっキャンセル待ちでよろしければお受けしていますが、お約束はできません。」
Kさん「そう、じゃあキャンセル待ちで。」
あら?怒ってないの?
Kさん、困ってるけど、怒ってはない。
なんだか冷静で、困った事態をどうしたらいいか?と考えていらっしゃいます。
しかも、その翌日
「キャンセル待ちで申し込んだけど、他の病院で予約できたから大丈夫。」と、
わざわざお電話してくださいました。
あれ?Kさん、実はこんな方?
低音ボイスも、ちょっとぶっきらぼうなのも、むしろカッコイイ気がしてきました。
もしかして、以前記されたカルテの「気をつけよう」のマークは、
実はこちら(病院)の対応に問題あったんじゃないのかしら?
こちらが「これくらい許してくれるだろう」なんて勝手に当てにして
当てが外れて「あんなに言わなくても!」って、反省もせずに怒ったんじゃないのかしら?
「えぇぇーー!」と、想定外の事態に直面した時は、自分の想定が「勝手に当てにしていたこと」ではないのか、
一度振り返ってみなくちゃな~と、
できればKさんみたいに、カッコイイ対応ができるようになりたいもんだわ。
と思ったのでした。
そんなこんなで、最近ジタバタしていて、ちっともブログ訪問できずにいます。
ボチボチ伺いますね。
ほんさき
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