小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

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変化を受け入れ合い過ごす:いい夫婦の日によせて~米津玄師「カナリヤ」

そろそろ「いい夫婦の日」だな~と思ったのです。
夫が、やっぱり花束を買って帰ったので(半ば付き合いで買わされている)。

しかしまぁ、世の女性のことは知らんけれども、
あなたの妻である私という女はあまり花束を好まないということを、
そろそろ覚えてくれてもいいんじゃないのかね?  
銀婚式、目の前だよ! 

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まぁ、私もそろそろ、
「花束も嬉しいもんだね」くらい言ってもいいんじゃないのかね?
とも思うけれども。

一緒が好きな夫とほっといてほしい妻

常々思うに、私たち夫婦は凸凹というか、逆というか、
相性が悪いのではないか?と思われる点が多々あります。

細かい夫と大雑把な妻
夫「靴下の畳み方は、こうしないとゴムが伸びて…アーダコーダ」
私「え~セットがあってればよくない?」

超慎重派優柔不断の夫と結構無鉄砲即決型の妻
夫「これ買おうかな~?でも使う頻度低いかな?いる時困るよね?でもサイズないかも…アーダコーダ」
私「え?これくらいなら買えば?
 すいませ~ん!!このマネキンが着てるの脱がせていいですか~?」
夫「えぇぇ脱がすの!?Σ(゚Д゚)」

そして、一緒が好きな夫とほっといてほしい妻
週末の夫「昼ご飯の後、どうする?何する?どこ行く?本何読んでる?…ネエネエ」
週末の私「う~んとねぇ・・(ほっといてくれてもいいんだけどな)

男性読者の皆様!世の妻のみなさんがどうかはわかりませんよ。
あくまでも「私は」ほっといてもらっても構わない(むしろほっといてほしい時がある)という話です。 

夫の思う「いい夫婦」私の思う「いい夫婦」 

夫の思う「いい夫婦」は、いつもなんでも「一緒」の夫婦のようです。

物理的にはもちろん、好きなモノ、好きなこと、目指す姿…近ければ近いほど良い。
そして、長く一緒にいるなかで、近づいていけば、よりGood。

結婚したての頃は、おそろいのテニスシューズを買ったりもしたし、
「マラソン大会で、10Kmコースに出場した奥さんが、自分のフルのゴールで待ってる」なんてコトを夢見たりされました。

しかしですよ、いくら長く夫婦として過ごしていても、
私はテニスを趣味にするつもりはないし、ミステリー小説はあまり好きになれない。

貧血持ちで目まい持ちなのに、「一緒にマラソンしよう」なんて言われても
「イイね」なんてこれっぽっちも思わないわよ!
そんならマラソン大会で彼女見つければよかったじゃん!

私は、趣味でテニスに出かけても、県外のマラソン大会に行かれても、ちっとも文句は言いませんので、
「ご自由に楽しんできてください(^▽^)」なのだけど。 

夫は「冷たーい!それじゃ、夫婦の意味ないじゃん」なんて、言いますが。  

私の思う「いい夫婦」は、こんな感じ。↓↓↓ 

ddnavi.com

趣味が一緒とか、好きなことを一緒にするではなく、
お互いの「嫌だなと感じている」ことを共有して、相手に「しない」ように過ごす。 

お互いに個が独立して、一見バラバラだけど、ゆるやかに一緒にいる。
相手が嫌がることは互いにしないので、心地よく一緒にいられる。 

相手が好きなことをしている姿を見て「楽しそうでなにより」と思える。

夫婦は、基本的に長い付き合いだと思うのです。
しかも他人同士。

そして、実は人は「してほしいことする」より「してほしくないことしない」人と、
長続きできるんじゃないかな?と思うのです。  

ひまわりのカップル

変わることを肯定する~ 米津玄師「カナリヤ」

子どもが産まれれば、夫婦は「子育てという使命を担うパートナー」という面が強くなる(我が家の場合)のですが、

最近、下の子も親の相手をしてくれなくなり(( ノД`)シクシク… )子育て一区切りも間近。

「子育てパートナー」以外の夫婦の形で、
「他人同士である夫婦が肩寄せ合って過ごす時間」を重ねていくことになります。

凸凹コンビの私たちも、凸凹を活かして楽しく生きていくことを考えなくては。

一緒でも構わないことは一緒にするけれど(走るのはイヤ!)
「してほしくないことしない」ことも、お互い話し合いたいなと思っているところです。

 

先日、米津玄師さんの「カナリヤ」という曲のMVが公開されました。
最後の老夫婦の姿が、何とも言えず好き。 

www.youtube.com

この曲には「変わっていくことを肯定したいという思い」が込められていると、
米津玄師さんのインタビュー記事にありました。

natalie.mu

例えば誰かを愛するときに、「あなたはこういう人間だから、私は一緒にいたい」だと、
それはいっときの状態でしかないから、いつかは変わってしまう。

そこに固執していると、その人をその枠の中に閉じ込めて、結局は健全な関係として続いていかない。

だから少なくとも個人的には、変わっていくことを肯定したいと思ったんですよね。

(引用:米津玄師「STRAY SHEEP」インタビュー )

自分を大切にしてくれる、趣味が合う、価値観が一緒、顔や身長などの外見が好み、安定した仕事をしている…
「この人と一緒にいたい」と思った諸々のこと全ては、変わってしまう可能性があります。

そんなつもりなくても、つい冷たく当たってしまう時もあれば、価値観が変わることもある。

仕事は失うかもしれず、どちらかが病を患うかもしれず、一緒の趣味も諦めなければならなくなるかもしれない。

「君を一生守るよ」なんて言っていた人が、守るべき人になるかもしれない。

その「変わっていくこと」を肯定する。
夫婦末永く過ごすということは、そういうことなのかもしれません。

あなたも わたしも 変わってしまうでしょう
時には諍い 傷つけ合うでしょう
見失うそのたびに恋をして 確かめ合いたい

(カナリヤ:米津玄師)

そこそこ可愛らしかった夫も、後頭部は危険ゾーンになり、
私も顔の皮膚がたるみ、シワとかシミとか・・(ノД`)・゜・。

そんな私たち凸凹コンビが上手くやってこれたのは、
変化を受け入れ合うための、話し合いができる関係=「対等な関係」だからかもしれないと思います。

 

さてさて、花束を買ってきた夫は、いそいそと花瓶を取り出し飾ってくれました。

私「色がイイね。全体的な色味のバランスもいいし、キレイだね~。」
夫「そぉ?(*´艸`*)ピンクとオレンジがあったんだけど、こっちにして、それから、これがね・・・」←相変わらず話が長い。

ピンク系よりもオレンジ系、ガーベラは花弁の細いタイプの方が好き。
そんな私の好みを考えて選んでくれた模様。

ほほぉ、わかってるじゃない。
だって、来春は銀婚式(四半世紀Σ(゚д゚lll)!)だものねぇ。

それから、まぁ、花束もいいものだわね

ほんさき

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