新しいドラマや、買ってきたばかりの本は、熱心に見たり読んだりした後、
大抵「はぁ面白かった!」で終了なのですが、
時折、何度も繰り返し見たり読んだりしたくなるドラマや本に出合います。
ストーリーはわかっているのに繰り返す
「『MIU404』を好きで、同じ話を2~3回見たりする人もいるんだってさ~(笑)」 と夫が話していたのですが、
実は「そんな人」が、正に、あなたの目の前にいますよ(;'∀')
(しかも、7~8回は見てるなんて、とても言えない…)
横浜流星さんのピンク頭に夢中になり、「初めて恋をした日に読む話」を見るために
思い切って、ひと月1,017円(税込)の動画配信サービス(Paravi)を契約したのは1年半前。
テレビの前にいなくても、スマホでもパソコンでも見られて、何気に便利。
気が済むまで繰り返し見ました。
せっかくなのでParaviで配信されている、色々なドラマや映画を見ましたが、その中でも
「空飛ぶ広報室」、「アンナチュラル」、「MIU404」は、
それこそ、「同じ話を2~3回(7~8回(;'∀'))見たりする人」になっています。
ストーリーはわかっている(もう次のセリフもわかっている)のに、繰り返し見たくなるのです。
☆ Paraviで見ています。↓
本で言えば、繰り返し読むことが多いのは、上端菜穂子さんの作品。
「獣の奏者」や「精霊の守り人」から始まる「『守り人』シリーズ」、「鹿の王」。
為政者、世の中の隅っこで生きる人、庶民とひとくくりにされる人々、
独特の雰囲気を醸し出す世界の中で、誰もが懸命に生きている姿が描かれているように感じます。
そして、ハリーポッター。
こうして書き出すと、どちらも児童文学(大人なのに(;'∀') )ですが、だからこそ、読み応えありなのに、読みやすいのです。
そう言えば、独身の頃は、宮本輝さんの本を色々と、何度も読み、
Mr.Childrenのドキュメンタリー映画「es」を、一人で3回見に行ったこともありましたが、
そんな風に、私が好きな本やドラマを繰り返す時は、大抵気持ちがくたびれている時でした。
慣れた「非現実」に浸る
新しいドラマや本に出合うと、まず話の展開や結末が気になってしまい、ストーリーを追ってしまいます。
大抵のモノは、そのストーリーが「面白かった」で終了。
新鮮味がなく、ドキドキワクワクしないので、あまり繰り返したりはしません。
けれど、例えば「MIU404」などは、後に明かされる話を知るからこそわかる、その時の俳優さんの表情だったり、
繰り返し見てわかる新たな発見を楽しめるので、繰り返した方が面白い。
そして、何度も繰り返す作品は、そのストーリーの面白さだけではなく、
見たり読んだりしている間に作りだされる「そこの世界」の居心地が良いのです。
現実世界でちょっと気持ちがくたびれた時、「非現実」に浸りたくなります。
好きな本やドラマを繰り返せば、そこにある「非現実」は、
筋書きもわかっている、居心地がよいのもわかっている、慣れた「非現実」。
ストーリーを追うことが主な夫には、理解できない「好きな本やドラマを繰り返す理由」は、
くたびれた時に、安心して別世界に浸り、逃避できるからなのです。
新しい出会いにはエネルギーがいる
好きな漫画も繰り返し読みます。
「ダイヤのA」は、数年前に大人買いして繰り返し読んでいます。
「この場面であの球投げて、あーなってこーなって・・」とわかっているのに(;'∀')
この漫画で、甲子園出場を目指し、他県の強豪校に進学する、いわゆる「野球留学」に対する否定的な見方が変わりました。
誰もが、それぞれ、みんな自分の限界に挑戦していて、厳しく、熱い話です。
絵も臨場感たっぷりで、野球好きとしてはたまりません。
主人公は投手ですが、個人的には捕手が好き♡
現在は、「ダイヤのAーactⅡ」として、新シリーズが続いていますが、
実は、新たな強豪校や、登場人物(新入生も入るし…)を覚えるのに、ちょっと疲れたりもしていました。
(あぁーこのバッター誰だっけ??なんて時も…。)
本も、ドラマも、新しい出会いにはエネルギーがいるのです。
ドキドキワクワクするけれど、どんな世界が広がるかわからないし、
作者が伝えたいことを、精一杯受け取りたいと思うので、気が張るし、
くたびれている時には、ちょっとハードルが高いのです。
そうは言っても、慣れた世界にばかりいると、自分の世界が狭まりそうな気がして、
最近少しジタバタしています。
本屋さんでアレコレ物色して、数冊読んでみたし、新しいクールのドラマもチラリと見たけれど、
まだ、繰り返したくなるような作品には出会えていませんが…。
新しいものを吸収しようと思えるくらい、元気が出てきたのかもしれないな~と
改めて、くたびれていたことに気付いて、ビックリしているところです(;'∀')。
ほんさき
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