「 大きい 」と「 小さい 」は似ている。
正反対だけど、似ているのだ。
「大きい」と「赤い」よりも、それは「大きさを表している」という点で。
大学の講義で耳にして、「おぉっ!」と衝撃を受け、記憶に残った。
何を学ぶ講義だったのかは、全く思い出せないけれど。
「Mr.Childrenが嫌い」と言われて
Mr.Childrenの人気に火がついて、街中至る所から「innocent world」が聞こえていた頃、職場は東京だった。
渋谷の大きなビルに、でっかいポスターが掲示されていて、そのほんの少し前からファンだった私は、
「すっごいことになってきたな~」と、口をポカンと開けたまま眺めていた。
その頃、仲良くなった同世代の同僚(女性のいない職場だったので男性だったけれど)と、よく話をしていた。
彼は「Mr.Childrenが嫌い」と言う。
「誰もかれも、どこもかしこもMr.Childrenで、流行ってるから嫌いだ」と。
私は「『 大きい 』と『 小さい 』は似ている。」の話を熱心に語ったのだった。
「『流行ってるのが嫌い』は『流行ってるから好き』と似ているよね。」と。
今ならばきっと「ミスチル・ハラスメント」とでも言われかねないけれど、
気の合う彼に、流行ってるってだけで、好きな人が嫌われるのがなんだかイヤで。
☆↓当時よく聞いていたアルバム「Atomic Heart」
判断基準は自分
「みんなと同じは嫌だ」と思うことを「カッコイイ」とする人が、一定数いると思う。
でも本当にカッコイイのは、みんながどう思おうと、自分が好きなら好きって言えること。
「『流行ってるのが嫌い』は『流行ってるから好き』と似ている」のは、
「判断基準を自分の気持ちではなく、みんなに任せてしまっている」という点が。
「ただ毛嫌いしないで、みんながどうかじゃなくて、聞いてみてほしいな。」と。
私のハラスメントが強烈だったのだろうけれど、少しずつ耳を貸してくれて、
新曲について語り合ったりするようになったのだった。
彼が、今、どうしているのかわからないけれど、先日20枚目のアルバムを手にして、ふと思い出した。
彼も、元気でいて、相変わらずミスチル好きで、どこかで同じアルバムを手にしていたら、なんだか嬉しいけれど。
☆↓ 20枚目のアルバム「SOUNDTRACKS」
Mr.Children「SOUNDTRACKS」
Mr.Childrenの皆さんと、私はたまたま同じ年。
歳を重ねる中で感じる様々な心の移り変わりを、なんとなく、共有できてきたような気がしている。大変おこがましいけれど。
今回のアルバム「SOUNDTRACKS」は、過去やこれからや、命の始まりや終わり、老いについてまでも
アラフィフなりの少し柔らかい感じ方で、綴られているような気がする。
特別ではない何気ない日々に、そこら辺の私たち1人1人の日々に、あたたかい目を向けるように。
「SOUNDTRACKS」より「Documentary film」
「Mr.Childrenが好きだ」と言い始めた頃は、ミーハーでキャーキャー言ってるだけのように言われることもあった。
バンドがどうの、音楽性がどうの、ちっともわからないくせにと、自分でも思った。
あの頃、流行っていたからこそ、目に触れる機会が増え、出会いが増え「いいな」と思ったのかもしれない。
決して、全て自分の力だけではなく、もしかすると上手く踊らされていたのかもしれないけれど、
今まで好きなら、もうそんなことはどうでもいいかな。
今でも俳優さんを推してみたり、好きなドラマの年始一挙放送にワクワクしたり、相変わらず好きと思ったらとことんな所があるけれど、
↓ 2021年1月3日(日)あさ4時〜ごご3時「MIU404」全話一挙放送SPヾ(*´∀`*)ノ
それでも、「判断基準を自分の気持ちではなく、みんなに任せてしまっていないか?」頭の片隅でいつも注意しながら、
振り回されずに、みんながどう思おうと自分が好きなら好きと言える、自分の思う「カッコイイ」でありたいなと思っている。
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寒さ厳しい年末年始になりそうですが、どうぞよいお年をお迎えください。
ほんさき
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