今記事は重い内容を含みますので、
「今日はそんな気分じゃない」という方は、ハートが元気な時に、またご訪問くださいね。
知人のお子さんの自殺を知る
その知らせを聞いて、もうすぐ1年になります。
当時大学4年生。1人暮らしをしていた彼女は、長男の中学校の同級生。
私は、PTAなどで、彼女のお母さんとそこそこに交流がありました。
優秀で可愛らしい彼女は、ここいらでは最難関の高校へ進学し、現役で国立大学に合格。
勉強熱心で、有意義に大学生活を送っているようだと、
お会いした時に、お母さんが嬉しそうに話していらしたのです。
就職で悩んでいたのか、研究室で何かあったのか…
「なぜ死を選んでしまったのかわからない」と、お母さんは淡々と話されました。
その第一報を耳にした時、私が真っ先にしたことはと言うと、
1人暮らし中の長男に、なんでもないコトをLINE。
すぐに送られてきた、なんてことない返事に安堵して、
食事中の二男をつくづくと眺め、
「あぁ、うちの子たちは生きている。」と思ったのでした。
辛い思いを抱える人がいるというのに、真っ先にそんなことが心に浮かぶとは。
自分の内心のどす黒さのようなモノを見せつけられ、
「私はやっぱりヒドイ人だな。」と、しみじみ思い、
今でも電車の「人身事故で運転見合わせ」なんて文字を見ると、
子どもが帰ってくるまで胸がザワザワして、
ふとした拍子に
「あぁ、うちの子たちは生きている。」と思うと涙が出てしまうという
情緒不安定な毎日です。
SOSが出せなくて抜毛症を抱える
私は、子どもの頃、まあまあ貧乏だったし、いじめられたし、虐待もあったし、なかなかに辛いことも多かったのですが、
不思議と「自ら命を絶つ」ことを望んだことはありませんでした。
今思うと、ただ単に、恐らく、思いつきもしなかったのです。
幸いにネットもない時代、ど田舎育ち。
足を失っても生きようともがくバッタに出くわしたり、
人生の前半戦辛くても、その後すごいコトやり遂げた人の伝記を読んだり、
天まで届きそうな大木や、満天の星を眺めたりする時間の方が、
自殺のニュースを耳にするより、はるかに多く、
根拠のない未来への希望があったのかもしれないと思ったりしています。
それでも、なまじ優等生の殻を被っていたばっかりに、
バッタを励ましたり、星に向かって愚痴ってみるものの、
人間に対してSOSを出すことができず、
ひたすらに自分の髪を抜く「抜毛症」を抱えてしまいました。
抜毛症は、落ち着く時期はあっても、いまだに完治はせず、
ストレスがMAXになると、ぶり返します。
さすがに50代になると、周囲は「年齢による薄毛」と思ってくれるので、楽にはなりましたが(;'∀')。
もし、あの頃の自分にSOSを出す勇気があれば。
本当は、今でもふっさふさの黒髪だったに違いないな~。
もともと髪が多くて困ってたくらいだし、
抜くことによる毛根ストレスで、こんなに白髪になってるんだし。
見事に抜いてしまっていた場所だけ、まつ毛も白髪だし。
なんてことも思いますが、
そもそも、SOSを言う相手も、場所もなかった。
その上、SOSの出し方さえ知らなかった。
大人になり、産後は特に、気持ちが沈んで危ない状態だったこともありました。
その度に、たまたま、偶然、SOSを出す前に誰かに出会い、
偶然心が救われて、何とか今の平穏に至っています。
YouTuberは「へっぽこ(←自称)精神科医」肉q先生
心を病んで苦しんでいる人も(抜毛症も病んでるけれども)、死を選ぶまで追いつめられてしまった大学生の彼女も、
他人ごととは思えません。
私だって、SOSを出すのが下手で、度重なる偶然の出会いが無ければ、どうなっていたかわからない。
加えて、自ら命を絶ってしまった彼女のお母さんのことも、他人事とは思えません。
辛い時に、少しでも希望を感じられる何かがあれば。
そんな気持ちもあって、色々書く雑記ブログを続けています。
「私も辛かったけど頑張ったの。大丈夫。あなたも頑張って」
なんて気持ちはサラサラなくて、
「色々あっても、たまたま偶然図太く生きてるオバちゃん」もいる。
の一例として。
そして、辛い時に、SOSを安心して出せる、人なり場所なりの「何か」があれば、
家族に虐待された夜も、
見た目を繰り返し繰り返し揶揄され続けた学校生活も、
髪を抜いて耐え、やり過ごす日々などにせずに済んだのにと思うから、
「どうか、必要とする誰かに届きますように」という思いを込めて、
私のブログは弱小ブログですが、おススメYouTuberをご紹介します。
YouTuberは、はてなブロガーでもある肉qさん。
最近始められた「生きてるだけでもエラいんです!」
「エラい」は、「すごい、立派、がんばってる!」ていう「偉い」という意味と、鳥取のほうの方言で「しんどい、きつい、つらい」という意味と、両方かけています。
肉qさんは精神科医(「へっぽこ」は自称)。
YouTubeを始められた思いは、記事にもされています。↓↓↓
私も「チーム肉q」になれるかな(*´艸`*)。
毎回、肉qさんの語りが柔らかくて、加えて助手の皆さま(?)にも癒されまくりです。
時間は10分程度ですし、字幕があるので、あまり音を出せない(視聴時間的に)私としては非常に助かっています。
今どきの子どもは、SNSとか大変そうだな~と思っていましたが、
辛い檻の中からでも、広い世界に助けを求めるチャンスがあるという点では恵まれているのかもしれません。
しかし、安易なSOSは危険も伴うので、安心してSOSを出せる肉qさんのYouTubeのような場が、広がっていきますようにと願っています。
辛い時には、SOSを出そう。
子どもだけでなく、もちろん大人の私たちも。
ほんさき
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