小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

高校生の息子の心療内科受診~初めての心療内科は医師との相性が最悪だった

 昨年から調子の悪かった二男も、いよいよ高校3年生。
高校3年生と言えば、それまで以上に相当なストレスにさらされる時期ですよね。

進級してから、さらに体調が悪化してしまい、心療内科を受診することになりました。 

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過敏性腸症候群+朝起きられない→不登校 

過敏性腸症候群もなかなか改善しないまま、だましだまし(コロナ騒ぎで休校も多かった)何とか通学していたのですが、
4月以降、今度は、頭重感や強い倦怠感に悩まされ始めました。

試験前に無理もして、夜の寝つきも睡眠の質も悪くなり、朝起きられない状態に。

寝る前にはスマホを見ないとか、

体操やストレッチするとか、
ぬるめのお風呂にゆっくり入るとか、
早めに布団に入り、朝は日の光を浴びるとか…。

本人も、色々努力はしてみるものの、一向に良くならず、登校できなくなりました。

まさか、明るくて活発な、我が家いちコミュ力の高い、あの二男が「不登校」になるとは。 

その気持ちは、本人も同じだった様子。
「まさか、自分が学校に行けなくなるなんて!」 

何より、そのことがショック。
「行きたいのに、なぜ行けないのかわからない。」と、更に落ち込み、悪循環となっていました。 

心療内科受診は心の敷居が高い 

通学がストレスになるような、イジメや嫌がらせなどがないか、再度確認。

担任の先生は、二男曰く「学校内で一番好きな先生」だし、
友達は、心配してくれている人ばかり。

進路や勉強(成績)の心配以外はなさそうです。
(これが一番ストレスだとは思うけれども。)

血液検査もエコーも大腸カメラも異常なし。
内科的な疾患が見当たらない以上、メンタルの面を疑った方がイイ。

頭ではわかるものの、やっぱり敷居が高いのです。
加えて、本人の「身体的疾患であってほしい 」気持ちが強い。

「原因がハッキリしていて、薬や手術といった解決策がサクッとわかるコト」であってほしい。
「治療が済めば、すぐ元通り、元気よく学校に戻れる。」そんな病気であってほしい。

その気持ちは、よくわかります。私だってそう思いました。

ネットで似たような症状を検索する日々。
起立性調節障害?自律神経失調症?…いずれも、結局は心療内科と思われます。

検索画面を二男に見せつつ説得。
「学校に行けるようになるのなら」と、受診に前向きになれたところで、心療内科を探します。

しかし、これが、どこかいいのかよくわからない。
結局、かかりつけ医に相談し、お勧めの心療内科へ予約を入れました。

電話では「高校生も診てます。大丈夫です。」とのこと。

ホームページでは「心を込めて丁寧に‥」といった言葉が並んでいます。

初めての心療内科は医師との相性が最悪

当日、どうしても私は仕事が外せず、夫が付き添うことに。

「気持ちの問題」とか「自分が高校生の頃は・・」なんて、すぐに言い出す夫に
ちゃんと理解し、参加してもらうには、いい機会だと思ったのですが、

受診後帰宅した二人を見ると、何だか大失敗だった!?

何でも、二男だけで30分ほどテストやら問診。
倦怠感激しい中、矢継ぎ早に医師から質問され、何とか答え、

夫は何も聞かれることなく、呼ばれたと思ったら
双極性障害2型です。コレは原因は遺伝です。親も、あなたもそうなんですよ!あーだこーだ・・」

口を挟む隙間も与えず、早口でまくし立てられたらしいのです。
(あくまで夫談ですが。)

色々反論はしたものの、専門的なコト言われてもわからず、
双極性障害用の薬やら抗うつ剤やら眠剤やらが処方されました。

服用後は、眠剤のため朝ますます起きられず(電話して中止させてもらいました)
二人の話を聞くと不信感も募る。

双極性障害2型を調べまくり、本を読み漁り、
どうにもこうにも納得いかず、1週間後の受診時、医師に話を聞きたいと頼みました。

二男の後に診察室に入ると、露骨にイヤな顔。
夫の話通りのことを、矢継ぎ早に話します。

倦怠感の改善が今ひとつなので、薬を倍にするとも言われます。

どうも、二男の話を間違って受け取っている様子なので、指摘してもニヤニヤしながら
「だ・か・らぁ~・・」

いやソコ「だから」じゃないわ!しかも「だから」の後回答になってないわ!

私「ですから、そんな症状はないんです・・」
医「だから~、話を聞きなさいよ(ニヤニヤ)」
私(ブチっ)「そちらこそ、ちゃんと話を聞いてくださいよ!(怒)」 

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うつ病ではなく「双極性障害2型」と診断した根拠を質問すると、ムッとしながら

医師「以前から多動、多弁を指摘されていた。妄想、過食、簡単なことができない・・・ 」

私「『指摘されていた』って誰にですか?(誰も言っていない)
過食なんて症状ないですよ(むしろ食が細くなった)。
『簡単なことができない』とは、具体的にどんなことですか?」

医師「うつの人は、簡単なことはできるんですよ。
息子さん他人の目が気になるんですよ。統合失調症(??)の症状で・・・」

アレコレとやり取りの後、医師もキレ気味に
医師「じゃあ、なんで息子さん学校行けないんですか?
人の目が気になるからですよ!

学校行くっていう簡単なコト、できてないじゃないですか!!」

いやいや、人の目気になるのは、「思春期男子普通レベル」だし、
朝起きれないから行けないんだし、

なんで行けないのかわからんから来とるんだわーー(怒)!

もう、これで私は完全に心の中でキレました。(「そうですね~。」と帰りました。)

心療内科なんか受診させるんじゃなかった。

医師の良し悪しは受診してみないとわからない 

その心療内科は、かかりつけの病院の職員のご家族が受診経験あり、
うつ病が比較的早く解決したとのこと。

「優しい先生だったよ~。すぐ職場復帰できたし。」とお勧めされたのですが、
私はとても誰かに勧められるとは思えず…。

「いい先生だった」という意見がある以上、言えることは、
医師の良し悪しは、「合う・合わない」という相性の問題だということでしょう。

いや、でも、私は、あの医者に合う患者さんがいることが信じられんけれども。

 

ただでさえ敷居の高い心療内科。
仕方ないことですが、受診してみないとわからないのは、正直辛いです。

説得して受診させたのに、二男は相当失望した様子。
でも、学校に行けるようになるのなら、ガマンして通院すると言います。

私は、迷いに迷いました。
病気を受け入れがたくて、正常な判断ができないせいなのか?
医師に八つ当たりしているだけではないか?

専門家なのだし、信用して治療すれば改善するのなら、ガマンしたほうがいいのか?
病気を受容しなければ、治療が進まないのではないか?

納得できない気持ちを抑えて、通院し続けるべきなのか?
素人にはわからないことで、本当に、双極性障害2型なのかもしれない。

迷った末の結論は「転院する」でした。

例え診断が違わないとしても、長く信用して付き合える医師でなければ、苦痛なだけ。
病気を受入れて生きていくためにも、あの医師ではない方がイイ。

 

その後、別の心療内科を受診し「精神的な疾患(双極性障害等)の可能性はないでしょう」と言われています。

過敏性腸症候群も随分改善し、6月から元気に登校できるようになりました。

受験が近づいたら、また状態が悪くなるかもしれませんが、
相談できる医師も見つかり、とりあえず一安心。

成績はどーにもこーにもですが、まずは心身ともに「健康第一」を目指そう!
と、家族で話しているところです。

ほんさき

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