小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

発達凸凹長男の「開国」の謎について考える~漫画とバイトとレディネス(readiness)

幼い頃から超マイペースで、自分の世界に入っていることが好きだった発達凸凹の長男(現在大学4年生)。

就活を機にその鎖国を解き、家族はびっくり!
もちろん就活というきっかけがあったのですが、突然の「開国」の背景には、
どうやら「漫画」と「アルバイト」があったらしいのです。

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とある「漫画」のひとこと

就活がきっかけとはいえ、あまりの変わり様。
しかもリア充(彼女ができた)ではない。

そもそも、就活に積極的になったのも、親からすると「急に」という印象です。

大学3年の冬頃、周囲から何かと就活の雰囲気が漂い始めたことに気付いたらしいのですが、
高校時代は同じクラスの女子の名前がわからないくらい、周囲なんて気にしてなかったよね!?

あんまり謎なので、本人に突撃インタビューです。

「彼女じゃないにしてもさぁ、なにかあったわけ?
周囲を参考にしようとか、他人の意見をきいてみようとか、変わろうとか、
そんなこと思うようになった、きっかけってあったんじゃない??」

長男の答えは、
「う~んとねぇ、漫画かな」

「ある漫画を読んでて、書いてあったんだよね、
『変わりたいのなら、自分で自分を変えろ』みたいなこと。」

「あぁ、そうだな~と思って。」

私「へぇ~その漫画、なんて名前??(ブログネタにしよう!!)

長男「え~…内緒(なぜだぁ 言えないような漫画??Σ(゚д゚lll))

※アルバイトで稼いだお金で、好きな漫画を思う存分買えるようになったらしいです。
あぁ、使い道について、親は何も言ってはなりません(^^;)

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「アルバイト」で鍛えられる

長男「それからね、バイトもあるかな。
いろんな人がいて、色々言われるけど、仕事だから我慢しないといけなかったりもするし。勉強になったかな。」

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あぁやっぱり、鍛えられましたか~。

「目を見て話して」とか、逆に「じっと見過ぎ」とか、
「大きい声でハキハキ」とか、「ゆっくり丁寧に」とか「急げ」とか…。

先輩パートのおばちゃんお姉さま方に、注意をしていただき(お世話になってます<(_ _)>)、服装も髪型もアレコレ言われ、

お客さまにも色々なタイプの人がいて、中にはクレーマーご指摘の多い人もいたりして、

でも、嫌だからって拒絶して鎖国していては、働くことができない。

アルバイトが続いているところを見ると、長男なりに妥協点を見出しているようです。
(周囲の人がどう思っているかは、若干不安ですが(・・;))

「嫌だから、アルバイトしない」という選択肢がないところをみると、
超倹約生活より、自由に使えるお金のありがたみや喜びを実感し、

「開国の方が、自分にとってより良い選択肢だ」と思い至ったのかもしれません。

「開国」のレディネス

長男の開国の謎について考えると「レディネス」がいかに大切かを改めて感じます。

【レディネス】

学習が効果的に行われるためには、学習者の側に、身体的にも心理的にも学習にふさわしい素地が用意されていなければならない。このような知能、知識、技能、体力、興味などの学習に必要な準備状態を総称してレディネスとよぶ。

(引用:コトバンク)

長男の幼い頃は、初めての子育てということもあり、このレディネスがわかってなくて、失敗ばかりの母でございました。(長男よ、ゴメン<(_ _)>)

☆レディネスについては、ママンさん(id:mamannoshosai)の記事でいつも勉強させていただいています。
こちらの記事も、とてもわかりやすくて読みやすいのでおススメです。
※ママンさん、勝手に引用してスミマセン<(_ _)>

www.mamannoshosai.com

最近の長男の様子を見て、夫が言うのです。

「やっぱり、アルバイトのおかげってあるよね。
こんなに変わるなら、もっと早くから(大学1年生の頃から)アルバイトさせておけばよかったかな。」

夫よ、あなたはのど元過ぎると色々忘れるわよね子育てに関しては特にね。
「長男はさぁ、小さい頃、そんなに手がかからなかったよね~」なんて、よく言えたなコラ。(# ゚Д゚)

大学長期休暇中に帰省する度に、無理やり(夫が)単発バイトさせようとして、
その度に揉めたの忘れたか!!ヽ(`Д´)ノプンプン

夫への不満は置いといて(^^;)、私も思わなくもないのです。
「もっと早く開国していれば、もっと楽しく大学時代を過ごせたんじゃないのか?」と。

でも、長男がアルバイトを始める準備が整ったのが、きっと大学3年生になる頃だったのです。

そして、バイトで様々な体験をしたからこそ、長男の中に「変わりたい」気持ちが芽生え、
だからこそ、漫画の一言が、開国に動き出すきっかけになったのだと思います。

大学1,2年の頃「1人暮らしや、大学の勉強に慣れることで精一杯」と言っていた長男。
レディネスの整わない、準備のできていない状態で、アルバイトを始めても、
劣等感が増すばかりで、嫌なコトに耐えることも、何かを学ぶこともできなかったかもしれません。

(バイトしなくても、ぎりぎり生活できることは、恵まれていると思いますけれど。)

いつ頃、何のレディネスが整うのか、個人個人で大きく異なるのでしょう。
二男なんて、早くバイトしたくて仕方ありません。
それより、キミは、まずは大学生になっておくれ(;´・ω・)


親ができることは、レディネスが整うまで待つことなのでしょう。

でも、ただ待つのではなく、その日のために、無理強いしなくとも、親の気持ちはきちんと伝え
その日がきたら、アレコレ口出して邪魔するようなことはしない。

過去にさんざんレディネスで失敗してきたので、罪滅ぼしで、今回は少々頑張りましたよ、私。

親としては大学生のうちにアルバイトした方がいいと思っていること、その理由、
いつか機会があれば学生のうちにチャレンジしてほしいことを度々話し、
話すけれど無理強いはせず、

準備整い、自分で見つけてきたバイトが、コロナ騒ぎ始まった頃のスーパーのレジ係で、
感染が心配でたまらなくても否定せず、

内定いただき、本人が決めた会社がちょっと遠いんだけど、何も言うまい( ノД`)
遠いけど、日本国内だもの( ノД`)

それにしても、長男の読んでいた漫画って何だろう??
ご紹介しようと思ったのですが、まだ教えてくれません(;'∀')。

★★★ おことわり ★★★
発達凸凹・グレーゾーンの特性やその程度は、非常に個人差があります。
ここで書いていることは、あくまでも私の息子の事例にすぎないという点を、
ご理解くださいますようお願いいたします。 
★★★  ★★★  ★★★

ほんさき

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