「実家(義実家)に行くと、いつもスッキリ片付いている。」
そんな方もいらっしゃるのでしょう。あぁ、なんて羨ましい!
義実家はモノがあふれているのです。
私が結婚した25年ほど前もそうでしたが、歳を重ねるにつれ、義両親の体力も落ち、年々ひどくなっていきます。
ちなみに、義両親の名誉のために付け加えますと、
私の、亡き両親の方が、数段ひどかったですけどね!
モノがあふれる理由は「捨てられない」「広い」
義実家は冷蔵庫もあふれています。特に納豆!!
そして、食品以外のモノも。
おかげで、こちらに被害が及ぶことも。
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(バランスボールは、我が家の2階の片隅に…年末大掃除で処分してやる!)
食器棚をみても、ここ一年、全体の1割ほどしか使われていないであろう食器たち。
食器棚の上にある箱は未知の世界です。
奥の部屋の押入れに座布団が入っているのは知っていますが、
アレを目にしたのは何年前だったか…。
夫の聞き取りによると、外の物置に自転車が3台あるらしい。
ちなみに、使えないシロモノですよ。(なんでだー!)
親が高齢になった「実家」という場所に、モノがあふれる理由は様々ありますが、
「捨てられない」と「広い」ことも要因だと私は思うのですよ。
モノを捨てられない
「捨てられない」は、もったいなくて「捨てたくない」ということと、
体力的に「捨てることができない」の両方です。
われわれ50代の親世代は、なかなかモノを捨てません。
価値観が、こうです。↓↓↓
もしかすると使えるかもしれないモノ >> スッキリ清潔な空間
(私もあまり他人のことは言えませんので、気をつけたい。)
そして、
細かいゴミの分別がメンドクサイ、
重いモノかさばるモノを運ぶことができない、
捨てようと思っていたことを出す日には忘れる
といったことから、捨てることができない面もあります。
実家は広い
広いからモノがあふれるというのは、一見矛盾していますよね。
でも、こんな話もよく聞きます。
冷蔵庫がいつも満杯なので、大きい容量に買い替えたら、
なぜか、やっぱりまたパンパンになる。
(義実家の話じゃん(;´・ω・))
我が家で、義実家のようにモノをとっておいたら、とても住めません。
しかし、実家は(大抵)広い!
使っていない部屋もある。昔の家なので押入れも沢山ある。
庭も広く、物置立て放題。
いくらでも置いておけるので、「とりあえず」と溜め込みます。
そして、手が付けられなくなり、あふれだす…。
「何とかしなきゃ」と言うものの
義実家に行くと、いつも思うのです。
そろそろ片付けなきゃマズいんじゃない?
いつ?誰が?どうやって?(私か??Σ(゚д゚lll))
両親の遠距離介護を始めた時や、両親が他界した後、
私が、実家の片付けに四苦八苦していたのを知っているので、夫は戦々恐々です。
でも、そんな夫が説得を試みて「何とかしようよ」と言うと、
義両親「何とかしなきゃ」と言うものの、話はそれっきりです。
「片付けなきゃ」とは思うものの、もはや「何から手をつければよいのやら」という気持ちなのでしょう。
知人などに不幸があった時、一時的に手を付けるものの、中途半端で終了してしまいます。
生前整理には、体力も、気力も、判断力も必要。
80を過ぎた義両親は、普段の生活だけで手一杯の年齢。
義両親が自分たちで片付けるのは、恐らく、もう難しいのです。
手始めに自分の荷物を処分する
実家にある、あふれんばかりのモノを片付けるのは、誰なのか。
親が高齢になった今、数々のめんどくささを乗り越えるほどは、
本人たちは必要性を実感していません。
モノが増えるスピードは緩やかで、普段の生活に目立って支障はなく、そこまで必要に迫られない。
「あなたたちには、迷惑をかけたくない」と言ってくれますが、
言葉は悪いけれど、この世を去った後、自分で片付けはできません。
親が遺したモノは、子ども達(遺族)が片付けなければならない。
生前整理するにしても、親ができない以上、やっぱり子ども達が片付けなければならない。
やっぱり、あの義実家を片付けるのは、我が家か…(´Д`)ハァ…
「しばらく先か、今からか、いずれにしても、私たちが片付けなきゃならないのよ!」
と、夫にはっぱをかけます。
「手始めに、あなたが実家に置いている荷物の処分からね!!」
もしかすると、意外といらっしゃいませんか?
独立したけれど、自分の荷物を「ちょっと置かせておいて」と、
実家が広いのをイイことに、そのままにしている人。
(夫もそうです(;'∀'))
親の捨てたがらないモノを、親の了解なしに捨てることはできません。
親を説得するのも一苦労です。(忘れて文句言われたりもする(-_-;))
ならば、まず、実家にある自分のモノ(あるいは自分のためにとっておいてくれたモノ)から手を付ける。
義実家の場合、
夫の学生時代のノート、教科書、部活の道具、マンガ、それらの入っていた本棚。
「孫のために」と残してある本(古い百科事典など)や、お下がりのオモチャなどなど…。
片付けのためにしばしば立ち寄っていれば、
ついでと言って、色々な処分を手伝えるかもしれません。
いつか折を見て、3台の使えない自転車も処分するぞー!
(本当は、ボロボロの倉庫自体も処分しなきゃだけど┐(´д`)┌)
そして、実家を反面教師に、まだ体力のあるうちに、自分の家も片付け始めなければ!
「これ、最後は誰が片付けるんだ?」を考えながら。
ほんさき
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