朝っぱらから、高校生の二男とケンカをした母です。
きっかけは些細なコトだったのですけど、
ええ、もう、普段から色々とイライラが溜まっていたのです。
お互いにね。
相手はデリケートな時期の受験生。
朝、家を出る時は、お互い気持ちよく。
わかってはいるのです。普段気をつけていたのですが、つい。
それでも、ドラマ「空飛ぶ広報室」のセリフにもありました、
「どんなにケンカしても、見送る方も、見送られる方も笑顔で」と。
だから、普段通り「いってらっしゃい」と見送ると、
ブスッとしつつも、一応「いってきますっ」とちっさい声で言ってました。
は~。大体、何なのよアノ態度はさ。
家事を一通り片付けて、久々にパソコンの前に座ったら、
飲み込んだ言葉が次々と、脳内に浮かぶ浮かぶ。
ちょっと注意しただけなのにさ、イチイチ引っかかりやがる。
まったく、誰に似たんだか(←わたし!)。
脳内で飲み込んだ言葉をアレコレ吐きながら、パソコン作業していたら、
ますますイライラが募ります。
サッカーのワールドカップがどーちゃらこーちゃらよりも、
そろそろ期末考査じゃないのよ!
ただでさえ体調不良なのに、この間も塾の帰り遅いし。
そのくせお風呂が長いから、睡眠時間足りなくなるって言ってんのに。
寒くなってきたのに、なんでトイレ行く時に靴下脱ぐのよっ!
意味わからん。
アーダコーダ・・・
お母さんはさ、別に、いいのよどーでも。
「大学に入ってください」とか言ってないわ。
行きたいの自分でしょ。
なんて言葉が口をついて、ふと、思いました。
「あれ?それなら、なんで私は、
一人でこんなにイライラしてるんだろう?」
子どもがどこか有名な大学出たからって、
例えばそれが私の「評価」とかではないし、
有名企業に就職させて、養ってもらおうなんて思ってない。
「何が幸せか」なんて、人それぞれって言ってるじゃん。
それでも、大学に(できれば現役で)合格して、
将来生活に困らないような就職先が見つかったら、やっぱり安心。
誰が?
そう、私が。
私が、やっぱり「大学→就職=幸せ」って思い込んでるんだな。
自分勝手な考えの押しつけだって言われたら、その通りだわ。
でもでも、
幸せの基準を押し付けないにしても、本人だって受験するって言ってる。
大学に進学したいって。
だから、つい、そんなんで大丈夫なのかと思っちゃうんじゃん。
体調は心配だけど、でも、もっとこう・・
そんなことを考えて、どうしてイライラしてるんだろうと考えて、
思いつきました。
そうか。私、子どもが悲しむのが辛いんだな。
子どもが喜ぶ姿が嬉しいんだな。
合格して欲しいんじゃなくて、
合格目指してる子どもが、目指したものを掴んで喜ぶ姿を見たいんだ。
二男が少年野球をしていた頃、
なかなかヒットを打てなくて、悔しがってたっけな。
毎日毎日一生懸命素振りして、
あの試合で、イイトコで打てて、それはそれは嬉しそうに笑ってた。
あの時、お母さん、嬉しかったな~。
活躍できたコトよりも、
頑張った成果が出て、嬉しそうに笑ってたから。
そんなことを思い出したら、どうしたことか、涙がポロポロ出てしまい、
ちょっと目が痛いでのです。
親は、子どもが喜ぶことが嬉しい。
普段のごはんも、子どもの好みを考えるし、
クリスマスプレゼントも、野球のグローブも、準備することが楽しい。
でも、彼らが欲する喜びは、他にもある。
与えられる時の喜びも、もちろんあるけれど、
多分それ以上に、自分で掴みとる、体得する喜び。
そして、やがて与える喜び。
別に、感謝の言葉なんていらないのよ。
子どもが望みを叶えた、その喜びが嬉しいのよ。
誰が?
そう、私が。
あぁ、自分が嬉しい思いをしたくて、自分が辛いのがイヤで
私はイライラしているのだな。
受験が不安なのも、体調が悪くて悔しいのも二男なのに、
応援するしかできないのに、口出しちゃったな。
これは、自分の劣等感も関係してるよね。
親として十分に応援できていないと思えて、
悪天候なのに、駅まで送ってあげることもできなくて、
あれもそれも、色々申し訳なくて、
自分が情けなくて、イライラしちゃって。
それって、二男にとっては、ただただ災難よね。
朝から反省中です。
さて、気持ち良く「おかえり」と言えるように、
二男の好きなモノでも作って待つことにします。
長々と、脈絡のないつぶやきにお付き合いいただき、
ありがとうございました<(_ _)>
ほんさき
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