義母がコツコツ溜めたヘソクリが無くなるという、怖い事件が発生しました。
その続きです。
再捜索は一旦延期
前記事をUPした後の週末、再捜索のため夫と義実家へ。
押入れの布団も全部引っ張り出したけれど、見つかりません。
これは、やっぱり、義母が「絶対にココにはないわよ」と言い張るキッチンが怪しいかも!?
義母を説得して、キッチンを捜索します。
それにしても、他の部屋と同じく(いや、それ以上に)キッチンはモノが多い。
作りつけの食器棚と収納庫があるのに、更に食器棚、食品庫、レンジ台(兼収納庫)
おまけに電話台(兼収納庫)、所狭しと並びます。
それらの中には変色気味のタッパー、もう作っていない梅酒用瓶、
動くか不明の電磁調理器、景品でもらった何かの箱…。
自分の実家なら「もう捨てようよ!」と言うところだわー!
いかんいかん。思わず違うこと考えてたわ。
とにかく、モノの多さはおいといて、ポーチよポーチ。
なにしろ義母の全ヘソクリ。
何とか見つけてあげたい。
ところが、どうしても捜索が進まなくなるのです。
その理由は…。
義父、登場。
「何か探し物か?何を探してるんだ??」なんて聞かれても、
まさか「ヘソクリです」と言うわけにもいかず。
義母「あ~え~っと、片付けを…。」
義父「今、片付けなんかしなくていいだろう!」
(どっかり椅子に座る。)
義父「そういえば、〇〇さん(私)。コロナワクチンの3回目はどうなってる?」
あぁぁ、話し長くなるぞ~。
捜索は一旦延期だわ、こりゃ。
ついでに言うと、
コロナワクチン3回目がどうなってるかなんて、
私が知るかー(怒)!こっちが知りたいわ。
ヘソクる義母には理由がある
義母からハッキリは聞けていないのですが、
義母のヘソクリは、そこそこまとまった額らしいのです。
諦められないけれど、義父には言えない困った事態。
言えずに困ってしまうなら、ヘソクリなんてしなければイイのでしょうけれど、
ヘソクる義母には、理由があると思うのです。
今どきの高齢夫婦にありがちというか、
義両親の結婚した時代というか、地域性というか、
義母の知らぬ間に親族で話しが進んだ結婚。
義父が10歳近く年上で、全てを仕切り、
義母は社会経験の機会がほとんどなく、
とにかく、義母の裁量で自由に使えるお金がないのです。
ついでに、義父は細かい。
おまけに、家族の全てを把握し管理しないと気が済まない。
そして、言葉は悪いけれど敢えて言わせてもらおう、
相当ケチ。
義母は「自由に使えるお金」で贅沢をしたいわけでも、
遊び歩きたいわけでもないのです。
孫にコッソリお小遣いを渡したい。
買い物に付き合ってくれた息子(夫)にガソリン代(+α)を渡したい。
孫達が来る時は、いつもより美味しいお菓子を買いたい。
自分の姉に、色々送ってあげたい。
全てを義父に説明しお金を出してもらうと、
義父の許す範囲の額のモノしか買えない。
場合によっては「そんなことに使うのか?」と言われてしまう。
自分の裁量で使えるお金のないことの、なんと不自由なコト。
ヘソクリするでしょう。それならば。
作戦を練り直す
翌週以降、私自身の体調不良もあって、捜索は延期されたまま。
そうこうしているうちに、再度事件発生してしまいました。
義母が外出から帰り、やれやれと部屋に置いたバッグが消えてしまいました。
またしても、捜索(今度は義父も一緒に)しても出てきません。
あの家は異次元空間にでもつながっているのか???
これは、さすがに「泥棒」より「認知症」の疑いが強くなってきました。
ヘソクリの捜索も、やたら干渉したがる義父が四六時中いるので難しい。
通帳を再発行しても、認知症の疑いあるならば紛失を繰り返す。
作戦の練り直しが必要です。
泥棒と思っていた義母も、さすがに自分の物忘れが不安になってきた様子。
大事なヘソクリの行く末も心配で、表情も暗くなる一方です。
思い切って「もの忘れ外来」を勧めることにしました。
認知症かも?と怯えるよりも、現状がわかったほうが良いし、
「何だか変」の理由が、認知症ではなく、違う原因という場合もあります。
義母も「心配なので行ってみたい」と前向きだったので、
早速予約を!と問い合わせると、既に年内は予約がいっぱい。
年が明けてから、受診することにしました。
もの忘れ外来の結果を待って、通帳の再発行をすることとし、
当面は、こっそり夫から義母にお小遣いを渡すことに。
孫たちへのお年玉も奮発したいらしいので。
「全く、オヤジに言っちゃダメってのがメンドクサイんだよ~」
帰り道、夫がブツブツ文句を言っています。
でもさ、
働こうにも許されなかったとこあるよね。
贅沢しようってんじゃなくて、子どもや孫のために、何かしてあげたくても、
イチイチ夫に文句言われて、
それならば、いつかのために、こっそりヘソクリしておこうと、
そりゃ思うでしょ。
思わず義母の肩を持ちたくなって、
ついでに義母の代弁を装って、夫にちょこっと釘をさします。
ヘソクリされる側にも、反省点あるんじゃないの?
それにしても、泥棒ではなく認知症ならば、
家のどこかからポーチは(バッグも)出てくるハズなのです。
幸い、年末。
「大掃除」と称して「大捜索」といきますか。
ほんさき
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