小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

高校生の過敏性腸症候群が落ち着く&受験生の母は落ち着かない~高校生の息子の心療内科受診3

明日はいよいよ大学入学共通テストです。

我が家の受験生は、緊張のあまり饒舌さが増し、にぎやかさに拍車がかかっています。

それにしても、どうにか無事に受験できそう。
母としては、もう、今「受験生になれた」というだけで相当感慨深いです。

なにしろ、今年の夏頃はまだ「高校を続けること」が危ぶまれる程、体調不良に悩まされていたのです。

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幸いなことに、現在通院中の心療内科のおかげで、過敏性腸症候群はずい分落ち着き、
担任のT先生始め、高校側の理解もいただき、

二男は「大学受験」を決断し、いよいよ本番を迎えます。

 ※我が家のイチ体験談であり、様々なケースの中の一事例であることをご了解の上、ご覧ください。 

2カ所目の心療内科

初めて受診した心療内科にすっかり不信感を抱き、ジタバタした結果、夏前にたどり着いた2カ所目の心療内科。

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「心療内科なんて、どうせどこも変わらないよ」と渋る二男を連れ、恐る恐る訪れたのですが、
待っていたのは、「ちょっと大変」と思ってしまうくらい丁寧な問診でした。

本人だけで行う、かなり細かいテストと(親は見てはいけなかったので、内容は?です。)
親子同伴で、臨床心理士による幼い頃からの子どもの状況の聞き取り(親と一緒か別々かは本人が選べる)。

聞き取りでは、家族構成や小さい頃の性格、打ち込んできたこと、
好きな科目嫌いな科目
(二男の回答は「好きな科目は体育で、嫌いな科目は『他全部』です!」ヽ(`Д´)ノコラマテ)

今悩んでいることや、困っていること、などなど…。

共感たっぷりに聞いてくださるので、非常に話しやすい。
1カ所目とは大違いだわ

そして、全ての検査等を終えて、医師とお話します。

トータル2時間以上かかったので、しんどい思いをしている最中の人には
正直ちょっと辛い(疲れます)かなと思いましたが、
十分に耳を傾けてくださる安心感がありました。

学校を「休んでしまう」と「休む」はちょっと違う 

診察室に入ると、待っていたのは、柔和な笑顔の先生(医師)。
笑顔でゆっくり話をしてくださいます。
親の妙かもしれない質問も、真剣に聞いてくださいます。

1カ所目で、即「双極性障害2型」と診断されていたので、
専門家から見ればすぐにわかるような状態なのかもしれない。

恐る恐る病名を尋ねると、先生は笑顔のままで静かに説明してくださいました。

今日だけで、すぐに「原因はコレ」とは言えません。ハッキリした病名も言えません。
ただ、恐らくストレスでおなかの調子を崩して、
そのせいで身体のエネルギーが不足してしまって、頑張れない状態なのでしょう。

そして、「ひとまず1週間、学校をお休みしましょう」と提案されました。

私は思わず言ってしまいました。
「先生、もう1か月近く学校に行けていないんです。もう十分休んでしまいました
今、かえって「学校に行けないこと」がストレスになっているようなんです。」

この時、先生に言われた言葉は、優しく静かでありつつ、私にとって衝撃的でした。

先生はニコニコしながら、
「お母さん、学校を『休んでしまう』のと『休む』はちょっと違うんです。」 

「1か月休んでしまったかもしれないけれど、
毎日「行かなきゃ」と思っているのに結果的に行けないのは、自己嫌悪したり、自信をなくしてしまうし、ちっとも休めていないんです。

とりあえず1週間、『行かなくていい』『休んでいい』とわかって休む
そして身体にエネルギーを蓄えて、やっと頑張れるかもしれないんですよ。」


そう、私は毎朝毎朝、「今日こそは行けるかな?」と思っていました。
起きられなくて、ズルズル学校に行けなくなって、焦ってばかり。

一番焦っているのは二男本人なのに。

頑張りたいのに頑張れなくて、1か月休んだのも結果論で、
毎日毎日、心は全く休めていなかったのです。

過敏性腸症候群は落ち着く&受験生の母は落ち着かない 

「まずはお腹の調子を整えましょう。」と、
消化剤と、リラックスして眠るための漢方薬を処方されました。

そして、1週間堂々と休み、
少しずつ(遅刻や早退も認めていただきつつ)、登校を始めることができました。

出席日数や、テストの成績などで、少々ヒヤヒヤはしましたが、
担任のT先生や教科の先生方も、親身になって協力してくださいました。

「幸い」と言ってはいけないかもしれないのですが、このコロナ禍で、
「多少具合悪くても、根性で登校しろ!」といった風潮が薄れ、

課外授業などを休むことを、選択しやすくなったことにも助けられました。


今も薬は飲み続けていますが、過敏性腸症候群は落ち着き、腹痛に悩まされることはほとんどありません。

「将来のことなんて、何も考えられない。」

そう言っていた二男は、自分で進みたい道を考え、学部や大学を選択し(共通テスト次第だけど)、
1人暮らしをイメージしてワクワクしているようです(気が早いな)。  

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↑↑↑受験生の母としては、こんな姿を見送るのも、あと少しと思ったらウルウルしてくる。

とりあえず高校を卒業できれば…。
通信制の高校を探した方がいいかな…。
何とか卒業してから、これからを考えるしかないかな…。

今年の夏は、そんなことばかり考えていました。
アレコレ試してジタバタしてみたり…。

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最近では、親が焦っては精神衛生上悪かろうと、平静を装い、

「卒業できるかな?なんて言ってたのに、よく頑張ったよ。大丈夫よ。」
なんて言っていますが、

しかも「受験生の母」経験は3回目ですが、

アパートの仮押さえをどうしようかと、スマホやパソコンとにらめっこだったり、
こんな家具いいじゃん!と思って見たり、

いやいや、それより受験の時の宿だわよ!

それより、まずは明日のテストよ!

と、ちっとも落ち着いていない状態です。

実を言うと、もう、今朝からご飯の味がしないくらいドキドキして、
ブログを書いていても、先ほどから誤字脱字ばかりです。

とにもかくにも、頑張れ受験生!
今までの頑張りを発揮できますように。

ほんさき

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