良いことをしたつもりだったのです。
それが裏目に出ると、何もしなかったより凹む気がします。
あるゴミの日のことでした
たまたまその「燃えるゴミの日」は仕事が休みだったのです。
いつも、出勤前にバタバタとゴミ出しするところ、
気持ちに余裕を持って、カラス避けのネットもかけました。
そして、お隣を見ると…。
あぁ、アイツにやられてしまっています。
少し前まで、隣の丁目を荒らしていたカラスたち。
最近この辺りを狙っているのです。
カラスがつついて破れた後、今度はネコが更に散らかします。
お隣の家の前の道路はゴミだらけ。
そして、お隣さんは小さなお子さんのいる、共働きのご一家。
多分、夕方までどなたも帰ってきません。
さぁ、どうする?自分。
ゴミ回収の業者の方たちが、こうやって散らかったゴミを片付けながら
回収されている姿を、時々見かけます。
このままでも、きっと回収されるでしょう。
しかし、回収まで1時間近くあるかもしれない。
仕事休みだし、まあ、いいか。
ビニール手袋をはめて、道路の生ゴミや紙くずをレジ袋に拾い集め、
ビリビリに破れた元のゴミ袋の脇に。
ちょっと良いことして、すがすがしい気分になっていたのです。
しかし。
ゴミ収集車も去り、しばらくしてネットを回収に家の前に出ると、
私がゴミ集めに使ったレジ袋が、道路の真ん中に。
そして、集めたハズの生ごみが、またしても散らかり…。
お節介するならしまいまで
「なぜーー?」と思ったのですが、ふと思いつきました。
「指定のゴミ袋に入れていないゴミは回収しない」ことを。
私がゴミを集めて置いた「レジ袋」は、回収業者からすれば
「指定のゴミ袋に入れずに出しているゴミ」だった訳です。
そのため現場に放置され、またカラスにつつかれた…。
私がゴミを集めなければ、回収業者が掃除して、全て持って行ってくれた?
ゴミが残って散らかったのは、私のお節介のせい?
余計なことをしなければよかった。
良いことをしたつもりが、そうでもなくて(むしろ迷惑で)凹みました。
中途半端に良いことしようと思ったのがいけなかった。
釜爺に「手ぇ出すなら、しまいまでやれ」と叱られた気分です。
今回のお節介を、しまいまでするとなると、
その集めたゴミは、自分の家のゴミ袋に何とか入れて出すとか、
(いつも限界パンパンで出すので、ちょっと無理)
新しいゴミ袋に、ビリビリゴミ袋ごと入れて、出すとか、ですかね。
仕方がないので、もう一度集め、我が家のゴミ置き場へ。
おまけ:カラス対策はネットが一番
それにしても、夕方帰られたお隣に、ゴミを突き出すわけにもいかず、
何とも言い出しづらくて、
そのまま、もうすぐ次の「燃えるゴミの日」がやってきます。
「ゴミをしばらく家の前に出しておく時は、カラス対策した方がいいですよ~。」
と、顔を合わす機会があれば伝えたいところです。
(お隣さんは、多分この辺りのカラス害を御存じない)
嫌みじゃなく、恩着せがましくなく、さらりと伝えたいのだけど、
「なんて言おうかな」と頭を悩ませ中。
(ヤなヤツに、ガツンと言うのは苦手じゃないんですけれど。)
さて、ここからは「おまけ」で、カラス対策の話。
カラスにゴミを荒らされると困るので、出し方を工夫していましたが、
現在はネットを被せるようにしています。
カラスは視覚が優れていて、半透明の袋では、中に食べ物が入っているかどうかわかるのだそう。
上から眺めて、「あ、食べ物発見!」と見つけて、狙ってつつくらしい。
ニオイで探しているのではないため、2重3重にビニールで包んでも、見えればつつく。
そこで、我が家では、見えないようにゴミ袋の内側を紙で囲って出していたのです。
そして、ずっと被害に遭っていなかったのですが…。
やっぱり、カラスは頭がイイ。
「当てずっぽでつついてみたら、食べ物見つけた!」と学習して、
見えなくても、我が家のゴミをつついてみるようになってしまいました。
今は、物理的につつけなくするしかなくなりました。
ところで、カラス避けグッズにやたら黄色が多いので、
「カラスは黄色が苦手」と思われがちですが、実は違うのだそうです。
カラスは紫外線のあるところで、その視力を発揮できるので、
紫外線をカットすれば見えなくなるのだそう。
紫外線をカットする加工をしたゴミ袋では、半透明でもカラスには中身が見えず
つつかないのだそうです。
その「紫外線カット加工」が、人間には「黄色」に見えるだけのこと。
「紫外線カット」ではない、ただ黄色いだけのモノは、特別な効果はないようです(^^;)。
我が家は、たまたま家にあった青いネットを使っていますが、被害に遭っていません。
丈夫さと、目の細かさと、しっかり端まで被せることが
色より大切ですね。
ほんさき
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