小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

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親戚の「似非セカンドオピニオン」に苦労する

親戚というものは、時に有り難く、時に厄介。
そして、私個人の独断と偏見で申しますと、特に厄介な方々は、次の3パターン。

①何らかの宗教を熱心に信仰している
②身近に教育者(教師など)がいる
③身近に医者や看護師がいる

「学校の先生やお医者さんが親戚にいると、厄介なのよね~」ではありません。
本人ではなく、身近にいる人」です。

さて、出だしからピリピリしていますが、今回はほぼ愚痴を吐き出し、己のストレスを発散するための記事になります。

「そんな記事、読む気分じゃない」という方は、また次の機会にご訪問くださいね<(_ _)>

もの忘れ外来受診の後

先日、義母の「もの忘れ外来」受診に付き添いました。
受診を勧めたのも、予約したのも私。

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結果は、幸いにも脳の萎縮は見られず、「認知症と年相応の境界」。

「アルツハイマー病」というよりも、「脳血管性」の認知症と思われるので、
高血圧などの持病に気をつけながら、経過観察。

「ならば、なぜヘソクリや財布を失くすのか?」という、困った部分は未解決だけど、
ひとまず大したことなくて良かったわと思っていたのです。

しかし、しばらくして義実家を訪問すると…。

義母「私は、脳の写真(MRI)見てないんだけど小さな梗塞があったらしいのよ」

なんでも、かかりつけ医に紹介状の返事が来て、定期受診の時に、話が出たらしい。
そして、「あらやだ、そんなこと初めて聞いたわ!」みたいになっている義母。

(いや…見ましたよ、一緒に。先生の話も聞きましたよ、一緒に!!)

さらに、義母は言うのです。
義母「『高血圧の薬を忘れずしっかり飲みましょう』って言う(かかりつけ医が)のだけど、
この先生のままで大丈夫かしら??病院変えようかしら?」

???

私「高血圧のコントロールが一番大事だから、しっかり飲んでくださいね。
間違ってないと思いますよ。
それにしても、なぜ病院を変えたくなったんですか???」

義母「それがね、〇〇(義兄)が言うのよ…」

親戚の口出し1「今は認知症の薬があるハズ」

義兄には、もの忘れ外来受診後、夫からきちんと説明してもらったのですが、
後日、夫へ義兄からLINEが届いていたのは確か。

なんでも、職場の同僚(医療関係の職場ではない)に話をしていたら、
その同僚のオバちゃんが教えてくれたらしい。

同僚「今は、認知症の薬があるハズよ。
進行を抑える薬があるから、早く飲み始めれば認知症が悪くならないんだって!」

同僚「なぜ、そのお医者さんは薬を出さないのかしら?」

それを聞いた義兄、夫へ口出しの嵐。

認知症の薬があるハズなのにどうして薬が出ていないんだ?
医者は薬のことを知らないんじゃないか?
その医者は大丈夫なのか?
他の病院の方がいいんじゃないのか?・・・

うるさいので、義兄には、
認知症の薬といっても、主にアルツハイマー型のモノ。
義母の認知症のタイプとは違うようだから、合わない薬は副作用の方が問題。
周辺症状(興奮とか暴力とか徘徊とか)が酷いわけじゃないから、今のところその他の薬も必要はない。
高血圧の薬をちゃんと飲むことが一番大事。

医師が説明してくれたことを、もう一度説明したのです。


それなのに、義母にわざわざ言いに行っている義兄。
しかも、いつの間にか、義母の中で「かかりつけ医を変える」ことになっとるぞ!

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なんですか、その同僚さんは医者ですか?
医者以上の専門家かなにかですか?

百歩譲って、すんげー医者だとしてもよ、
義母に会ったことあります?
MRI画像とか、テスト結果とか、見たわけ?

何なん!?
その「ネットでチラッと目にしたかも情報」で、セカンドオピニオン気取りかよ!

しかも、義兄よ、あなた受診させるって言った時、
「え?たいしたことなくない?受診必要??」
とか言ってたじゃねーかぁぁぁ!

親戚の口出し2「認知症ではないのにかわいそう」

(あ~コンチクショウー!)
と思いつつも、義母を再度説得し、薬騒ぎは一段落したのですが、

次に夫のところへ連絡してきたのは、義母の親族マダムE子さん(私より年上)。

E子さんは、義母と割と仲良しだった世話好きマダム。
ちなみにご主人はお医者さん。

普段は、まあイイ人です。
若干上から目線を感じないこともないけれど、
別に気にしてないので、ほどほど仲良くしていました。

そちらが、たまたま電話をかけてこられまして、
色々あって、ヘソクリ騒動から、病院受診まで説明し、

電話でおしゃべりに付き合ってもらうことをお願いし、
「もちろん♡」と張り切ってくださっていたのです。

しばらくして、夫に連絡が…。

E子さん「何度か電話したんだけど(義母と)、病院のコト気にしてたわよ~。
認知症ではないと思うのよ、私は。

もっと話し相手になってあげたら、元気になるんじゃないの?
認知症じゃないのに、そんな病院に連れて行って、かわいそうよ。」

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あのさ、
E子さんは、ご主人は確かに医者だけど、
あなたは「医者の妻」ってだけで、タダの人だからな!!

何度か電話で喋っただけで、もう何年も会ってない義母の何がわかるわけ?

かわいそう?かわいそう?かわいそう?(´;ω;`)ウッ…

病院連れて行ったのが悪かったと??
話し相手にもならず、ほっといたとでも?

大体さ、喋ってたら、財布なくさなくなるんかーーい!

口を出す前に考えよう

義母に限らず、自分にとってあまり気持ちの良い話ではない場合、
人は、どうしても「信じたいことを信じる」傾向にあると思うのです。

医者の説明よりも、エビデンスなくても、聞きたい話を聞こうとする。

自分で調べる手段が限られる高齢者は、特に。

そんな高齢者に、
自分の耳触りの良いことや、「そうであってほしい」と思っていることを話してくれる「親戚」は、
なにより信じたくなる相手です。

そして、目の当たりにし、受け入れなければならないことを避けようとして、
実際に介護したり、手伝ったりする者とぶつかります。

介護する側にしてみれば、そんな親戚のめんどくさいことよ!

ちなみに、最初に「身近に教育者がいる」人が厄介だなと思ったのは、子育て中。

実父が闘病中は、「〇〇を祈れば治る」とかいう親戚にも辟易しました。

もちろん、悪気はなく、思いやってのことでしょう。

しかし、自戒も込めて思うのは、口を出す前に考える必要があるということ。

果たして本当に相手のためになるか?

私は思うのです。
その人と長く付き添い、共に生きる人と、良好な関係を築くことが、何より大事じゃないかと。

その親切心の口出しが、関係にひびを入れてしまわないか、
介護者のストレスにならないか。

言いたいという自分の気持ちよりも、優先しなければならないことだなと、
自分も言ってしまいそうなので、心しておかなければと思っています。

長い愚痴にお付き合いくださって、ありがとうございました<(_ _)>

ほんさき

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