それは、私が50歳の時のこと。
長年悩まされていた貧血の原因を調べている中で、
「子宮腺筋症」と診断された時の話です。
★★★ おことわり ★★★
私のイチ体験談であることをご了解の上、ご覧ください。
気になる症状がある場合などは、病院を受診してくださいね。
貧血の原因は「子宮腺筋症」
血液検査というものを受け始めてから、ずっと貧血気味ではあったのです。
赤血球が小さかったり、色素が薄かったりして、
意を決して(注射針が怖い)献血に行っても断られ続けてきました。
40歳を過ぎたあたりからは、年々数値が悪化。
40代後半には、さすがに要精密検査となりました。
婦人科系には特に異常を自覚していなかったので、消化器からの出血を疑います。
確認するため、胃カメラやら、大腸カメラやらを受けましたが「異常なし」。
と言うことは、やっぱり婦人科の疾患か??とエコー検査をしてみると…。
「早めに大きな病院に行って、検査してください。」
結構深刻そうに医師が言うには
「子宮癌の疑いが(しかも大きいかも?)あります。」
なかなかにショックを受けつつ、
「私なしでも、夫と子どもたちが暮らせるように」なんてアレコレ考えつつ、
いざ大きな病院へ行ってみると…
「癌ではありません。子宮腺筋症ですね。」
その時、初めて耳にしたその病気、
子宮内膜に似た組織が、子宮筋層内にでき、増殖する病気なのだそうです。
医師が言うには「子宮の内側が分厚くなっちゃった感じ」。
※詳しくは、以下のリンクをご覧ください。↓↓↓
思い当たる症状「月経過多」
子宮腺筋症の主な症状として、月経痛・月経過多・骨盤痛があるそうなのですが、
言われてみれば、まさに、全部思い当たる!
40半ば過ぎから、それまであまり経験していなかった月経痛や骨盤痛が出現していました。
そして、なにより月経量が多い。困るのなんのって。
いつの頃からか、仕事中に夜用ナプキン(しかもほぼ最大)を使っても休憩時間まで持たず
「ごめん、お手洗い行ってくる💦」ってことが度々。
検査を受ける頃には、
これは、仕事中「紙オムツ」はいておくしかないのか??Σ(゚д゚lll)
と怯える日々だったのです。
そりゃ、貧血にもなりますよね。
しかし、当時の私は、「生理の時に貧血気味になるのは当たり前」「普段の貧血とは別」という認識。
「ちょっと体調悪いのかな?」「年取ったら、仕方ないのかな?」なんて思っていたので、
私「でも先生、『月経過多』ってほどではないですよね?」
などと言ってしまい、
医師「昼間に『夜用』使っている時点で、すでに『月経過多』ですよ!!」
と、叱られてしまったのでした。
50歳の私の選択は「経過観察」
癌ではなくて一安心でしたが、子宮腺筋症の治療について考えなければなりません。
治療は大きく分けて「薬物療法」と「手術療法」があります。
「薬物療法」は次の2つ
・鎮痛剤などで痛みを軽減する「対症療法」
・女性ホルモンの分泌を抑えたり、病巣を小さくするなどの「ホルモン療法」
重症の場合には、子宮全摘手術など「手術療法」の選択肢もあります。
医師から詳しい説明をしていただき、わかったような気がしますが、
どうしたらいいかは、なかなかわかりません。
医師も提案に迷っています。その訳は、私の年齢。
この子宮腺筋症、月経を重ねるごとに症状は悪化していくので、
治療するなら早く始めた方がイイ。
しかし、実は、女性ホルモンの分泌が減少して閉経する頃、症状は治まるらしいのです。
早く治療した方が良いけれど、そろそろ、閉経してもおかしくないお年頃。
出産はもう無いので、子宮全摘手術してもいいお年頃。
でも、一体いつ閉経するかわからない。
すぐかもしれないし、まだまだ先かも(それなら治療開始しなきゃ)。
月経の度に、これ以上の大量出血では、生活に支障ありまくりです。
(ほんとにオムツになってしまう)
しかし、手術はいやだな~。
子どもも手が離れたし、実親の介護も終わったし、断る理由なんにもないけど、
病院嫌いなんだよな~(一番の理由)
迷いに迷って、50歳の私が選択したのは、結局「経過観察」。
貧血については薬(鉄剤)の服用で対処して、
年齢を重ね、自然に治まるのを待つことにしたのでした。
なにしろ、(病院に務めているくせに)病院が苦手なもので…。
ほんさき
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