選択肢は多い方がイイのだろうと思うのです。基本的には。
転職サイトで「ココしかない」よりは、
「ココとアソコとアレと、どこがいいかな?」の方がイイですよ、そりゃ。
この年になると、下手すると「ない」ですからね(-_-;)
子どもの頃(45年ほど前の田舎)なんて、ジュースを選べと言われても
「ファン○グレープ」か「ファ○タオレンジ」の二択でしたよ。
それが今では、ジュース一つとっても選択肢に溢れていて、
自動販売機の前で、迷い過ぎて固まってしまうくらい。
今はあらゆるものの選択肢が増え、より自分の好みに合ったモノ・コトを選べるように感じます。
そして、それは、望ましいことのハズなのに、何故か疲れを感じる時があるのです。
日々のなんてことない選択にすら。
なんてことない選択に疲れる
仕事を終え帰宅し、冷蔵庫の前で一時停止したりしています。
くたびれていると特に、怖いくらい思いつかない。
「夕飯、何作ろう?」
それほどレパートリーないので、選択肢は少ないですけれど(-_-;)。
あれかな~?これかな~?と考えられてしまう、買出し後より、
「豚肉の賞味期限今日だし、時間ないから焼くしかない!はい決まり!」
なんて日の方が、楽だったりする。
片付けも済み、ちょっと隙間時間ができて、
ふとスマホを開けば、サービスが溢れています。
YouTubeか、電子書籍か、はたまたParavi(パラビ)でドラマを見るか?…
選択しているだけで時間が経ってしまって、何もしないまま無駄にクタクタになったりします。
(不慣れなせいかもしれませんが…。)
お互いクタクタな週末、夫婦でテレビの前で譲り合っているのは
テレビのチャンネル権(録画していたモノ)。
「なんでもいいよ。あなたの好きなの見ようか。」
「う~ん。あなたの好きなのでいいよ。どれがいい?」
一見、譲り合っている思いやりのある夫婦の会話ですが、
実は、相手に譲ったという「ちょっと良いことした気分」を取り合い、
「選択」という疲れる作業を押し付け合っているのかも(-_-;)。
(いやいや、一応、ちゃんと仲良くしてます。)
「おまかせ」したい時もあるけれど
くたびれている様子の私を見て、我が家のメンズ(夫や二男)も時々気を遣ってくれるのです。
それは、本当にありがたいこと。
ただ、私がブラック母の時は、なかなか素直に喜べない…。
メンズ「お母さん、何か手伝うよ。何かすることある?」
ブラック母「今は、まだいいかな。頼むこと思いつかんし。」
メンズ「そろそろアレする?コレしとく?ねぇソレどうするの?」
ブラック母「…まだいいってば。強いて言えば『静かにしてくれ!』」
そして、「あら、そう?」とメンズがのんびりスマホなんか見てると、妙にイラッとしたりして…。
文字にすると、なんか申し訳ない気がしてきました。
(ごめんね我が家のメンズ。更年期のせいよ、きっと。)
そりゃぁ、「じゃあ、任せるね」と言いたい時もありますよ。
本当に寝込んだら、お願いするしかないですし。
しかし、くたびれている程度の時は、
「じゃあアレやって」と言っても「それはできん」と言われることがあるし、
「丁度いい、できる『何か』を考えて頼む」とか、
作業ペースを乱されてまで「手伝ってもらう=指示する」とか、
余裕のない頭には、かなりしんどい作業なのですわ。
書きながら思いましたが、仕事中も似たようなストレス、ありますよね?
バタバタ忙しい中、同僚から「ほんさきさん、何かしようかぁ?」と言われて、
私「ありがと~。アレをコウするのとか、●●とか、まだ済んでないんですよ。」
(しかし、そもそもコレは私だけの仕事ではないのだがな。今なにしなきゃいけないか、わかっててほしいな。)
同僚「あ~アレをコウかぁ…どうするの??●●はできないなぁ。他になんかできることある?」
(あーーーむしろ「ナニならできるんだい?」だよぉぉ
お願いすることを考える方がしんどいよー。)
私「え~っと、今のところいいかな…」
同僚「え~でも申し訳ないからアレをコウするわ!
教えて~(いやこの間も教えた)。こっちは?こうだっけ?あれ??…」
(むしろ、帰ってくれてもいいんだが…
実際帰ったら「はぁ?」って思うかもだけど←理不尽)
私に質問するな!?
あぁ、つい愚痴になって、話が脱線してしまいました。
なにかと疲れているんです。きっと。
くたびれつつ書いているので、文体がメチャクチャですね。
ライター講座などに提出したら、真っ先に添削されそうですな。すみません。
この記事で、是非ご紹介したかった漫画があるのです。
かなり前ですが、話題になっていて見かけたツイート。
パパ頭さんの「脳を守れ!」
日々のつぶやき。
— パパ頭 (@nonnyakonyako) January 15, 2022
脳を守れ!(1/2) pic.twitter.com/RbSem2Sdqu
※勝手に引用させていただきました<(_ _)>
この他にも、ハッとするものあり、ほっこりするものありです。
ご家族みなさん素敵ですが、私は「パパ頭」さんのお父様が素敵だなと思ってます。
あぁ、わかる!この「私に質問するな」が、わかり過ぎる!!
パパ頭さんは、育児に疲れている妻を気遣ったのに怒られたんです。
疲れている妻を思い、飲み物を準備してくれようとしてたんです(優しい!)
そして希望を聞こうと「コーヒー?紅茶?それとも…」と質問したのです。
それだけなのに、なんたる仕打ち。なんて理不尽!
あぁ、でもわかる。
しかも、そのうえ、休日に一人での外出を提案(なんて素晴らしい夫!)
それなのに「静かにして」と言われる始末。
あぁ、ちょっとかわいそう。でも、妻の気持ちの方がわかる!!
パパ頭さんの素晴らしいところは「こんなこと言われた~」にとどまらず、
なぜそうなったのか、原因を(妻の性格がどうこうとか言わず←これ大事)考えるところ。
そして、解決への道筋についての思考と、加えてその実行力!(←すごく大事)
相手の状況を冷静に思いやる気持ち(もちろん妻の側も)大切だなと、非常に勉強になりました。
「おまかせ」できる幸せ
「脳を守れ!」で、妻が「質問するな」と言った時は、
脳が疲れ切って「わずかな思考すら苦痛」な状況。
「コーヒー?紅茶?」なんて簡単な質問だけど、
「単純な質問だが痛みきった脳にはもはや凶器」だったのです。
なるほど、メンズに「何かすることある?」と聞かれて、
せっかく気遣ってくれているのにブラックな返事をしてしまったのは、
私も、脳が疲れているのかも。
ちょっと前に、思い切って入ったオシャレなカフェで、冷や汗ばかりでくたびれたのは、
ちょっと疲れた脳には、選択肢が多すぎたからかも。
(もちろん面白い経験で、楽しかったですよ(*´艸`*))
私のニーズに応えようと、様々な選択肢を用意して、コーヒーを準備してくれる、そんな素敵なカフェでしたよ。
ちょっとこだわってみたい時なんて、ワクワクしそうです。
今、自分が何を求めているか、
アイスかホットか、たっぷりかちょっとか、深煎りかフルーティーか…
コーヒー1杯でも、しっかり考え、きちんと伝えてこそ、自分の希望に近くなります。
でも、時々、ただ「なんかよくわかんないけど、美味しいコーヒー」を飲みたい時もあるのです。
何も考えず「おまかせ」の「ブレンド」を頼んで、
「なんかイイ香り。美味しいな」って一杯を飲んでボーっとしたい。
「じゃあ、これとこれ、切るの任せるね」と言ったら、その後何も言わなくても、
ジャガイモの芽もちゃんととって、ニンジン薄めに切ってあるとか、いいよな。
「おかませ」しても、あれこれ注文しなくても、ある程度わかってもらえるのは幸せなことだと思うのです。
まるで、行きつけのお店のように、楽で居心地がイイ。
そして、行きつけのお店を手にするためには、しばしば足を運ぶことを厭わないことが必要。
人と人の関係でいえば、コミュニケーションをめんどくさがらず、相手に気を配ることでしょうか。
私は、くたびれている時には「コーヒーいれるね」と言って、黙ってコーヒーを差し出してほしいんですよね。
夫に「夕飯何食べたい?」と聞いても「なんか美味しいの」ってこたえが返ってきて、「あーもう!」と思いもするけれど、
最近、残業+休日出勤続きの夫も、十分に脳が疲れているのだと思うと、
「オッケー!」と言って、辛口のカレー(←好物)を作るのが一番かもしれません。
ほんさき
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