小石の眼から見た景色 あらかた50主婦のあったこと録

その辺に転がっている小石のあれこれ体験録です。

SNSとは違うところで涙した「silent」 &それより「一橋桐子の犯罪日記」でもらい泣きした50代

秋ドラマがスタートし始めましたね。

近頃は、自分の好みに合うかどうか前評判だけではわかりにくいので、気になるドラマは、とりあえず録画。
1~2話見て、継続するか判断しています。

録画したものをマイペースで見たいのだけど、最近は情報が早すぎる!
放送翌日にうっかりヤフーニュースを覗いてしまい、
「記事タイトルだけでネタバレしてるじゃないの!」
なんてことがあって困っています。

本記事も「silent」「一橋桐子の犯罪日記」の第2話までのネタバレを少々含みますので、
「これから、まっさらな気持ちで視聴するつもり。」という方はご注意ください。

SNSとは違うところで涙した「silent」

フジテレビ:木曜よる10時放送の「silent」

高校時代相思相愛だった青羽 紬(川口春奈)と佐倉 想(目黒蓮)。
卒業後、想から突然別れを告げ、関係は終了してしまいます。
8年後、偶然出会い、紬は想が聴力をほとんど失っていることを知り…。

SNSで「泣ける」と話題になっているようです。

www.fujitv.co.jp

主演の川口春奈さんも、想役の目黒蓮さんも、演技が自然で素敵です。
全体的な映像、光の感じも自然で綺麗。

高校時代の二人の姿は、爽やかでなんて眩しいんでしょう。
50代のおばさんは、遥か遥か遠い記憶を揺さぶられましたよ。

第2話まで見たのですが、想が突然別れを告げた理由が辛いし、
そこに至るまでのあれもこれも切ないし、
川口さんの涙の演技も自然で、つられて目がウルウルしてしまいます。

「泣ける」と話題になるのもわかる気がする。

しかし、私はSNSとは違うところで涙が…。

 想に現れた(高校卒業後)聞こえにくさが、難病の「若年発症型両側性感音難聴」と診断され、
台所で一人泣き崩れるお母さん(篠原涼子)。

自分の身体より、我が子に病が降りかかる方が、親にとってどれほどに辛いことか。

医師の「遺伝」と言われた時の表情も辛かった。
「遺伝」と言われると、なぜか無条件に、どうしようもなく自分を責めてしまうんですよね。

「うん、わかる。わかるよ佐倉(母)さん(´;ω;`)」と、
涙なみだでございました。

「一橋桐子の犯罪日記」でもらい泣き

切ない涙を誘う素敵な「silent」とは違う切なさでもらい泣きしてしまったのが
「一橋桐子の犯罪日記」(NHK:土曜よる10時放送)

仲良く二人暮らししていた一橋桐子(松坂慶子)と親友の宮崎知子(由紀さおり)でしたが、知子が病死してしまい、心も懐までも寂しく不安な毎日の桐子。
偶然「刑務所での暮らし」について耳にした桐子は、終の住みかを“刑務所”に設定し「できるだけ人に迷惑をかけずに捕まる」=「ムショ活」を開始するが…。

www.nhk.jp

基本的にコミカルな雰囲気漂う楽しいドラマです。
桐子役の松坂慶子さんが、ほんわかしていて可愛らしい。

ムショ活の「にせ札作り」のため、お金をコンビニでコピーしようとするなんて、
あり得ないんだけれど、フフフっと笑ってしまいます。

それでも、第1話。
若い子に正論で叱られて、泣き崩れた桐子に思わずもらい泣き。

要領もいい方じゃなくて、お見合いもことごとく成功せず未婚の桐子。
親の介護のために尽くしたのだけど、親が亡くなり気づくと独り。

明るい親友と家賃出し合って、楽しい二人暮らしをしていたけれど死別。
年金もパチンコ屋のパート収入も心もとなく(しかも香典泥棒にまで遭う)、オンボロアパートへ引っ越し。
俳句の会でちょっとときめいたイケメンは若い女性と婚約。

お金がない。身寄りもない。
寂しい。

けれど、刑務所に入れば衣食住与えられ、わずかな仕事(作業)も与えられ、
その上必要になれば医療も介護も受けられる!
そんな話を聞けば、その方がマシな気がしてしまうのもわかる気がする。

親友の知子のように、結婚し、娘がいても、結局孤独ってこともあるけれど。

ほんわかした雰囲気なのに、
「刑務所より、外の世界の方がいいよ!」と、果して自分は桐子に言えるんだろうか?
なんて考えてしまいます。

ふと、
「もし、あなたが一人(夫と死別して)だったら、ここ(故郷)で一緒に暮らすのもいいんじゃない?」
なんて、独り身の姉が言ってたな~なんて思い出し、

「万一の時のことも考えておかないと!」と諭す私に、
「私、長生きすると思うんだよね~」なんて笑ってたくせに、

「突然、なんの前触れもなく、別れの言葉を言う間も与えず逝ってしまったじゃないのよ。」
なんて、内心恨みごと言いながら、桐子につられて涙なみだでございました。

ハッピーエンドでありますように

50代のおばちゃんには、「silent」の切なさへの共感は難しいのか?と思ったり、
時々スピッツの曲が登場したりして「まだ、ついていけるか?」と思ったり。

それにしても、今どきの男子は限りなく優しいですね。

「パンダ 落ちる」の動画、おばちゃんも癒されましたけれど、
二人と同級で現在は紬の彼、戸川湊斗(鈴鹿央士)は、私には怖いくらいですよ。

湊斗のお母さんだったら、複雑な心境のドラマだわな~と、
やはり、主要登場人物の親目線から抜け出せません。

※ぼちぼち書いているうちに第3話が放送されてしまいました(;'∀')
「湊斗くん泣けた」とかチラチラ見えるんだけど、どうしたのぉぉ

紬も想もそして湊斗くんも、幸せになってほしいですよ。
なにしろ親目線ですから。

どうかハッピーエンドでありますようにと、祈るような思いで見ています。

 

桐子は、ムショ活しているうちに、なんだか人との交流が広がっている気がします。

決意自体は???ですが、その決意があったからこそ、スーパーの店員・榎本雪菜(長澤樹)と交流を深め、

ちょっと怖い上司の久遠樹(岩田剛典)とも結局なんだかんだ仲良く(?)なっているし、
強面の闇金業の寺田(宇崎竜童)に本音を打ち明けられたりしていきます。

人は結局1人。
老後、友達と仲良く暮らすと言っても、いつかはどちらかが先に逝きます。
結婚し、ずっと夫婦仲がよくても、はたまた悪くても。
子どもや孫がいたとしても。

けれど、1人を自覚した後は、実は結構独りじゃないのかもしれない。

できれば、そんな希望のあるハッピーエンドでありますようにと、
こちらのドラマも祈るような思いで見ています。

そうそう、松坂慶子さん。
私世代の感覚では、あの美しい松坂慶子さん
しっかりおばあさんの役ですが、なんだか可愛らしいのです。

そんなところも、50代おばちゃんに希望を感じさせてくれるドラマです。

原作があるのだと、先日書店で目にして知りました。

「一橋桐子の犯罪日記」は未読ですが、作者の原田ひ香さん、
「三千円の使いかた」を書かれている方でした。

こちらにも、かわいくて、しっかりしたおばあさんが登場されます。

色々あり、色々考えさせられつつ、ハッピーエンドだったと思う、「三千円の使いかた」

同じように、桐子もハッピーでありますように。
あれ?…ということは、ムショ活成功??

ほんさき

↓ にほんブログ村に参加しています。

 にほんブログ村 ライフスタイルブログ 50代の生き方へ
にほんブログ村

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村 

にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村  

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村 

★サブブログ★

blog.honsaki.com